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米ファストフード業界の状況は悪化の一途…6割が店内の飲食スペースを一部閉鎖

ファストフード業界の危機は続く

Scott Olson/Getty Images

  • ファストフード業界は十分な労働力を確保できず、厳しい状況に陥っている。
  • ファーストフード店のオーナーの60%以上が、8月に店内の一部スペースを閉鎖したと答えている。
  • サプライチェーンの混乱と低い利益率が事態を悪化させていると、経営者は話している。

飲食業界に人手不足とサプライチェーンの問題、新型コロナウイルスのデルタ株の蔓延が同時に襲いかかり、ファーストフード店は試練に直面している。場合によっては、非常に困難な時期だった2020年からの回復計画が台無しになる可能性がある。

レストラン・ビジネス・オンラインで紹介された全米レストラン協会(National Restaurant Association)の調査で、事態がいかに悪化しているかがよくわかる。レストラン経営者の75%が、従業員の確保が最も大きな問題だと答えた。そしてオーナーの78%が、営業するための十分な従業員がいないと答えており、それによって飲食スペースの閉鎖や座席の削減をやむなくされ、サービスを提供できる客数を減らしてしまっている。

経営者の半分近くが、自主的に店内の収容人数を減らしたと回答した。調査結果によると、ファーストフード店の61%と、フルサービスレストランの81%が、サービスの提供を行う従業員がいないことを理由に、2021年8月に店内の一部を閉鎖したと答えている。

経営者は従業員を確保できず、働く意欲が湧かないと言う人さえいる。一方で労働者は、厳しい労働市場の中でよりよい給与や福利厚生を要求できるはずだと考えている。このミスマッチが、レストランの営業時間短縮や飲食スペースの閉鎖を招いている。

アラバマ州にあるチックフィレイ(Chick-fil-A)の3店舗は従業員不足のため、デリバリーサービスは継続したが、飲食スペースの閉鎖を余儀なくされた。

「他の店と同じように、我々も雇用危機の真っ只中にいる」とアラバマ州カレラにあるチックフィレイはフェイスブック(Facebook)に投稿した。ノースカロライナ州のマクドナルドも同様に、ドライブスルーの営業を続けながら、店内スペースを閉鎖した。

アラバマ州北部の別のチックフィレイの2店舗は、「厳しい人手不足」のため、閉店時間を早めた。また、アラバマ大学のキャンパスにあるスターバックスの2店舗は、「限られた従業員とサプライチェーンの問題」のため、飲食スペースを一時閉鎖したと、The Crimson Whiteが報じた

人手不足は、アメリカ中で起きている問題だ。2021年8月の収支報告で、ウェンディーズ(Wendy's )の会長兼CEOは、従業員が不足しているため、一部店舗で営業時間短縮して、ドライブスルーのみの営業を行っていると投資家に説明した。

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