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彼が回転する家を建てたのは、妻の不満にうんざりしたから

ボジン・クシッチと回転する家。

ボジン・クシッチさんと回転する家。

REUTERS/Dado Ruvic

  • ボスニア・ヘルツェゴビナのスルバツに住むボジン・クシッチさんが、回転する家を建てたとAP通信が報じた。
  • 妻のために、窓から見える外の景色が変えられるようにしたという。
  • 一回転にかかる時間は最速で22秒。24時間をかけてゆっくり回すこともできるとクシッチさんは述べている。

AP通信によると、ボスニア・ヘルツェゴビナのスルバツに住むボジン・クシッチさんは、妻のためにこの回転する家を建てたという。しかし、この写真を見ても、家が回転するとは思いもよらないだろう

自分が建てた家の前に立つボジン・クシッチ

自分が建てた家の前に立つボジン・クシッチさん。

REUTERS/Dado Ruvic

72歳のクシッチさんは、妻が好きなときに窓から見える景色を変えられるようにこの家を建てたとAP通信に語っている

この家が実際に回る様子は、ロイターの動画で見ることができる。

あるボスニア人男性が、妻により多様な景色を見てもらえるように、回転する家を建てた


「子どもたちが家業を継いでから、ようやく妻の願いを叶えるための時間が取れるようになった」とクシッチさんはAP通信に語っている

自宅の玄関に立クシッチ。

玄関に立つクシッチさん。

AP Photo/Radivoje Pavicic

クシッチさんは妻と結婚したとき、寝室の日当たりがよい家を家族のために建てた。しかし、そのためにリビングが道路の反対側になってしまい、妻は家にやってくる人の姿が見えないと不満をこぼした。そこで彼は、寝室の壁を壊してリビングに改造したという。

6年前に3人の子どものうち2人が家を出たのを機に、クシッチさんは新たな家を建て、残った息子が2階に住み、自分と妻が1階に住めるような間取りにした。


前の家は改造を繰り返すことになったので、新しい家には回転する機能を加えることにした

自宅の窓から外を見るクシッチ。

窓から外を見るクシッチさん。

AP Photo/Radivoje Pavicic

クシッチさんは、以前の家に対する妻の不満に「うんざりして」いたとロイターに語っている。そこで、彼は妻にこう言った。

「回転する家を造るってあげるから、好きなだけ回すといい」


セルビア系アメリカ人の発明家、ニコラ・テスラ(Nikola Tesla)とミカエル・ピューピン(Mihajlo Pupin)に触発されたクシッチさんは、床下に設置した約7メートルの軸を中心に回転するこの家を建設するのに、6年を費やしたという

回転装置。

床下の回転機構。

REUTERS/Dado Ruvic

クシッチさんは、電気モーターと軍用輸送車の車輪を使って回転装置を作ったとAP通信に語っている。


「これはイノベーションではない。意志と知識が必要なだけで、私には十分な時間と知識があった」と、クシッチさんはロイターに語っている

家を操作するクシッチ。

家を操作するクシッチさん。

REUTERS/Dado Ruvic

クシッチさんは、この新しい家をすべて自分で作ったという。


一回転にかかる時間は、最もゆっくりとしたスピードで24時間、最も早いスピードなら22秒だ。

家が回転する様子

家が回転している様子。

REUTERS/Dado Ruvic

クシッチさんは、固定された家に比べて、回転する家は地震に強いはずだ、とロイターに語った。

Insiderはクシッチさんにコメントを求めることができなかった。

[原文:A man in Bosnia built a rotating house so his wife can change the view from her window whenever she wants

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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