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映画『スクリーム』について、あなたが知らないかもしれない18のこと

スクリーム

『スクリーム』より。

Dimension Films

  • 映画『スクリーム』(1996年)はホラー映画の傑作で、2022年に新作が公開される予定だ。
  • セルマ・ブレアは『スクリーム2』(1997年)でクレジット表記されておらず、ドリュー・バリモアはもう少しでシドニーを演じるところだった。
  • 『スクリーム』はもともと"一幕もの"として書かれた作品で、そのタイトルはある歌にインスパイアされたものだ。

映画のタイトルは、マイケル・ジャクソンの歌にインスパイアされたもの

ジャネット・ジャクソン、マイケル・ジャクソン

ジャネット・ジャクソンとマイケル・ジャクソン(1993年、グラミー賞授賞式)。

Ron Galella, Ltd/Getty

その製作中、『スクリーム』は『Scary Movie』(怖い映画)として知られていた

ミラマックス(Miramax)のボブ・ワインスタインとハーベイ・ワインスタインは、監督のウェス・クレイブンとクルーにタイトルを変えなければならないと伝えた。彼らはマイケル・ジャクソンとジャネット・ジャクソンの歌にインスパイアされた。

「マイケル・ジャクソンがリリースした曲があって、ハーベイがそれを聞いて… その曲が『スクリーム』だったんだ」とボブ・ワインスタインはドキュメンタリー『Scream: The Inside Story』で語った。

チームは初め、タイトル変更が気にいらなかったが、のちに他のタイトルは想像できないと認めた。


『スクリーム』は"一幕もの"として生まれた

ゴーストフェイス

『スクリーム』より。

Dimension Films

『スクリーム』のオープニングでは、殺人鬼が電話で話しているケイシー・ベッカー(ドリュー・バリモア)という名前の若い女性をストーキングしている。

Comicbookの2021年のインタビューで、脚本のケビン・ウィリアムソンはこの作品を一幕ものの芝居として書いたと話している。

ウィリアムソンは短編映画として撮影することを考えていたものの、最終的に長編映画の脚本に膨らませることにしたという。


クレイブンは何度かプロジェクトを断っていた

ウェス・クレイブン

ウェス・クレイブン。

Frederick M. Brown/Getty

『エルム街の悪夢』(1984年)や『鮮血の美学』(1972年)、『サランドラ』(1977年)といった作品のおかげで、クレイブンは1990年代半ばまでにホラー映画の巨匠として知られるようになっていた。

プロジェクトを率いる監督として、クレイブンは理にかなった選択だったが、第一候補ではなかった。2015年のVultureのクエンティン・タランティーノとのインタビューによると、ロバート・ロドリゲスなど数人が検討されていたという。

スタジオにとっては残念なことに、クレイブンはスプラッター映画をひと休みしたかった。

2004年のVanity Fairの記事によると、クレイブンはこの仕事を2度断ったものの、最終的に仕事を受けたという。


ドリュー・バリモアはシドニーを演じるはずだったが、本人がケイシーを選んだ

ドリュー・バリモア

『スクリーム』より。

Woods Entertainment / Dimension

ポスターに顔が載っている一番のスターが始まって15分で殺される映画など聞いたことがないだろう… これはバリモアのアイデアだ。

「ホラー映画でわたしが一番イラっとするのが、主役は最後までグズグズしていても必ず生き残ると分かっていること」とバリモアは2020年のFirst We FeastのYouTube『Hot Ones』で語っている。

「わたしはその安心を崩したいと思った。それで自分がケイシー・ベッカーを演じてもいいか聞いたの。そうすればこの映画にそういうルールはないとはっきりさせられるから」とバリモアは話した。


撮影中、バリモアは誤って警察に電話をかけてしまった

コートニー・コックス、ドリュー・バリモア、ウェス・クレイブン

左からコートニー・コックス、ドリュー・バリモア、ウェス・クレイブン(1996年)。

Kevin Mazur/WireImage/Getty Images

オープニングシーンの撮影で、バリモアには本物の回線につながっている電話が与えられていた。

撮影が進む中、バリモアは気付かないうちに緊急通報番号「911」に電話をかけ、切ってしまっていたという。

2011年のドキュメンタリー『Still Screaming』で、小道具担当のJ・P・ジョーンズは、撮影現場に警察から電話がかかってきて自分たちのミスに気付いたと当時を振り返っている。


バリモアを泣かせるために、クレイブンは彼女の"動物好き"を利用した

バリモア

『スクリーム』より。

Dimension Blu-Ray

『スクリーム』のDVDコメンタリーでクレイブンは、バリモアの演技は彼女の「自分に対する多大なる信頼」の結果だと話している。

撮影前、バリモアはクレイブンに、犬が飼い主に火をつけられたという新聞記事について話し、泣いていたという。

それから「マッチに火をつけるぞ」という言葉が、バリモアにカメラ前で同様の感情的な反応をさせるための"きっかけ"になった。


電話口の殺人鬼の声は、世界征服の野望を抱くチンパンジーの声と同じ?

シドニー

『スクリーム』より。

Dimension Films

2015年のFusionのインタビューで声優ロジャー・ジャクソンは、自身が最初の映画で殺人鬼ゴーストフェイスの電話の声を"とりあえず"演じるために雇われた時のことを振り返っている。

プロデューサーたちはジャクソンのパフォーマンスをとても気に入り、彼を使い続けたという。

ジャクソンは全ての続編とテレビシリーズでもこの役を演じている。

ジャクソンは声優としてさまざまな作品に参加してきたが、テレビアニメ『パワーパフガールズ』の敵役のチンパンジー、モジョ・ジョジョ役などが特に有名だ。


演技に役立てるため、クレイブンは出演者と殺人鬼の"声"を会わせなかった。

ウェス・クレイブン

ウェス・クレイブン(2008年、スクリーム賞授賞式)。

Chris Pizzello/AP

撮影現場にいて、バリモアやネーブ・キャンベルと電話で会話はしていたものの、ジャクソンがマスクやマントを身に着けることはなかった。

その仕事は、スタントマンのデイン・ファーウェルが担当した。

これは、肉体のない声と主人公たちを引き離しておくことで、本物のリアクションを引き出そうとするクレイブンのアイデアだった。


マスクはロケハンの途中で見つけた

ゴーストフェイス

『スクリーム』より。

Dimension Films

Huffington Postによると、脚本には衣装の指示が「ゴースト・マスク・キラー」としか書かれていなかった。

製作陣はいろいろなアイデア、スケッチ、モデルを持ち寄ったが、これというものがなかった。

2015年のHollywood Reporterのインタビューによると、ウェス・クレイブンが映画の撮影に使う家の候補を見て回っている時に、プロデューサーのマリアンヌ・マッダレーナがマスクを見つけたと、当時を振り返っている。

2020年のScream Thrillogyのインタビューで、マッダレーナはぴったりのものを見つけたと振り返った。ところが「わたしは階段を駆け降りて、チームにマスクを見せたけど、誰もわたしの熱狂を共有してくれなかった」と話している。

その後、チームは権利関係の問題で、似たようなマスクを作ろうとした。

結局、その試みは上手くいかず、チームはFun Worldのマスクを映画で使用できるよう交渉した


『13日の金曜日』(1980年)のトリビアのおかげで、ウィリアムソンはタダでお酒を手に入れたことも

ケビン・ウィリアムソン

脚本を担当したケビン・ウィリアムソン(2014年)。

Brian Gove/WireImage

『スクリーム』のコメンタリーで、ウィリアムソンはバーに行った時、「『13日の金曜日』の1作目の殺人鬼の名前は?」というトリビアで周囲を途方に暮れさせたと話している。

ケイシーとボーイフレンドのスティーブほど"危険な賭け"ではなかったが、このトリビアでウィリアムソンは飲み物をタダで手に入れ、その後、このトリビアを脚本に取り入れたという。


シドニーの住所は、クレイブンのこれまでの作品にオマージュを捧げている

家

『エルム街の悪夢』の家。

New Line Cinema

シドニーがパソコンを使って警察に連絡を取ろうとするシーンの拡張版で、シドニーは自宅の住所を「34 Elm Street」と入力していた。

この『エルム街の悪夢』へのオマージュは、のちにカットされた。


シリーズを通じて、クレイブンの過去の作品へのオマージュがあちこちに

エルム街の悪夢

『エルム街の悪夢』より。

New Line Cinema

1作目でクレイブン自身がフレディ・クルーガーのセーターを着た「フレッド」という名前の用務員としてカメオ出演しているのに加え、『エルム街の悪夢』に直接言及し、いかに映画の続編が「つまらない」かを指摘することもあった。

テイタム(ローズ・マッゴーワン)も、クレイブンと映画『ハロウィン』(1978年)の監督ジョン・カーペンターを組み合わせた「ウェス・カーペンター映画」という言葉を口にしている。

『スクリーム2』ではドアにフレディっぽいセーターがかけられているし、『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』では『カサンドラ』のリメイク『ヒルズ・ハブ・アイズ』(2006年)のポスターやクルーガーの武器に関するトリビアも出てくる。


セルマ・ブレアは『スクリーム2』でクレジット表記されていない

セルマ・ブレア

セルマ・ブレア(『スクリーム3』のプレミアで)。

Frank Trapper/Getty

2012年のAnthemのインタビューによると、ブレアはシーシー(サラ・ミシェル・ゲラー)の友人の電話の声を演じたと明かしている。

2人は2年後、『クルーエル・インテンションズ』(1999年)で再び共演している。


『スクリーム』のカラーパレットは、有名な絵画にインスパイアされた

叫び

エドヴァルド・ムンクの絵画が衣装デザイナーのインスピレーションに。

Art Media/The Print Collector/Getty Images

2020年のScream Thrillogyのインタビューで、衣装デザイナーのシンシア・バーグストロムは1作目の登場人物の服のインスピレーションとなったものについて話している。

バーグストロムは、服と性格をマッチさせ、何人かの俳優から個人的な好みも取り入れたと語った。

また、架空の町ウッズボローの赤、オレンジ、黄色、緑は、エドヴァルド・ムンクの絵画『叫び』をベースにしていると明かした。


『スクリーム3』(2000年)の撮影で、キャンベルが現場にいたのはたった20日間だった

ネーブ・キャンベル

『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』より。

Dimension Films

シリーズの成功と他の作品での演技で、キャンベルは2000年までに人気女優になっていた。

『スクリーム3』の撮影が始まる頃には、テレビドラマ『サンフランシスコの空の下』や映画『MONA 彼女が殺された理由』(2000年)で、すでに忙しかった。

それでも、シドニー・プレスコットのいない『スクリーム』はあり得ない。The Independentによると、製作サイドは約3週間、キャンベルに撮影に参加してもらうという契約を結んだ。


ウィリアムソンは『スクリーム3』の脚本を書いていない

スクリーム3

『スクリーム3』より。

Joseph Viles/Dimension Films/Getty

ボブ・ワインスタインとの対立のせいで、ウィリアムソンはシリーズ3作目の脚本を担当しなかった。

代わりに脚本を書いたのは、のちにホラー映画『ザ・リング』(2002年)やSF映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年)、アクション映画『トップガン マーヴェリック』(2022年)を手掛けることになるアーレン・クルーガーだった。

ウィリアムソンは『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』で再び脚本を担当し、次の『Scream』ではエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねている。


レイク・ベルは『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』で保安官代理のジュディ・ヒックスを演じるはずだった

レイク・ベル

レイク・ベル。

Ron Batzdorff/ABC/Getty Images

2010年夏、ベルはスケジュールが重なったため『スクリーム4』から降りなければならなかったと明かした。

ベルはツイッターで、撮影に参加できないのは残念だとした上で、殺人犯が誰だか知っているけれど教えないと書いて、シリーズのファンをからかった。


『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』は新しい3部作の始まりになるはずだった

エマ・ロバーツ

『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』より。

Dimension Films

2011年、クレイブンはウィリアムソンと再びウッズボローに戻る話をし始めた時、それは"1回限り"のものではなかったと話した。

「彼は新しい3部作のアイデアを持っていた」とクレイブンは2011年のMoviewebのインタビューで語った

「それから、あんなに長く待ったのはボブ・ワインスタインのこともあったのだと思う。『スクリーム4』があるなら、遅かれ早かれ、恐らく『スクリーム5』と『スクリーム6』もあるだろうから、新しい3部作を作れるだろう、と」

残念ながら、クレイブンは2015年、脳腫瘍でこの世を去った

2016年のEntertainment Tonightのインタビューで、ウィリアムソンは新たな3部作について、分からないと話した。

「ウェスがいない今、どうやって作るのか、どうして作るのかという問いに答えなければならないように感じている。ウェス抜きでどう作ればいいか分からないし、どうして作らなければならないのか分からないんだ」とウィリアムソンは説明した。

次の映画『Scream』については、脚本のガイ・ビュシックとジェレミー・ヴァンダービルト、監督のマット・ベティネッリ・オルピンとタイラー・ジレットが方法を見つけたようだ。

彼らと会った後、ウィリアムソンはプロジェクトに参加することに合意した。「彼らはとても才能があるし、何も心配することはないと感じた」とウィリアムソンは2021年、ComicBook.comに語った

(敬称略)

[原文:18 interesting things you probably didn't know about the 'Scream' movies

(翻訳、編集:山口佳美)

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