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巨大ナマケモノは肉も食べていた…古生物学上の謎を解くカギになるかも

南アメリカにいた古代の巨大ナマケモノが、現代のリャマの祖先にあたる草食動物の死骸を食べている様子の想像図。

南アメリカにいた古代の巨大ナマケモノが、現代のリャマの祖先にあたる草食動物の死骸を食べている様子の想像図。

Jorge Blanco

  • ナマケモノの祖先は、最終氷期に南アメリカで繁栄していたが、約1万年前に絶滅した。
  • この巨大な生物は、現在の木に登るナマケモノのように植物を食べると考えられていた。
  • しかし古代の地上性のナマケモノには、肉を食べ、死骸を漁っていた種がいたことが最近の研究で分かった。

ナマケモノといえば小さな草食動物で、ゆっくりと動き、穏やかに葉っぱを食べるイメージがある。しかし、その祖先は、現代のナマケモノとは似ても似つかない存在だった。

最終氷期の南アメリカには、巨大なナマケモノが生息していた。ナマケモノを分類した著名な生物学者の名前にちなんで「ミロドン(Mylodon darwinii)」と名付けられたこの種は、後ろ足で立つと3メートル近くになり、体重は約2トンにも達した。

そして、新たな研究によると、ミロドンは肉も食べていたと考えられる。

これまでミロドンは、現代のナマケモノのように草食性で、爪を使って植物の根や低木を掘り起こしたり、木の葉を取ったりしていたと考えられていた。しかし、ニューヨークのアメリカ自然史博物館の研究者が、ミロドンの毛の化石から見つかった化合物を分析したところ、このナマケモノが植物だけでなく、ときには肉を食べていたことを発見した。その研究結果をまとめた最新の論文が、2021年10月7日付でScientific Reportsに掲載された。

この発見は、古代のナマケモノの中に雑食性の種もいたことを示す初めての証拠となった。

アメリカ自然史博物館の古生物学研究者で、論文の筆頭著者であるジュリア・テハダ(Julia Tejada)は「彼らが時折死肉を漁っていたのか、たまたま見つけた肉を食べていたのか、今回の研究では判断できないが、すべてのナマケモノが草食性だという長年の推定を覆す強力な証拠が得られた」とプレスリリースで述べている。

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