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海洋プラスチックごみをなくしたい! 太平洋ごみベルトで最新装置が9000キロのプラごみを回収

ジェニー

オーシャン・クリーンアップの最新装置「ジェニー」

The Ocean Cleanup

  • 非営利組織オーシャン・クリーンアップ(Ocean Cleanup)は、世界の海からプラスチックごみをなくすことを目指している。
  • オーシャン・クリーンアップでは最近、新しい装置を投入し、「太平洋ごみベルト(Great Pacific Garbage Patch)」と呼ばれる海域からプラスチックごみ9000キログラムを回収したと発表した。
  • ただ、科学者の中にはその効果や環境への配慮が十分でないと懸念する声もある。

18歳のボイヤン・スラット(Boyan Slat)氏が、自分には世界中の海からプラスチックごみをなくすための考えがあると発表してから約10年が経とうとしている。

27歳になったオランダ人イノベーターのスラット氏は、2040年までに海に浮かぶプラスチックごみの90%を取り除くことを目指す非営利組織オーシャン・クリーンアップの創設者だ。

その目標は、しばしば達成不可能なものに見えた。オーシャン・クリーンアップは2018年、プラスチックごみを回収するための初めての装置を試したが、そのプロトタイプは海中で壊れた。2019年にリリースされた新しいモデルは、プラスチックごみの回収は上手くなったものの、世界中の海をきれいにするにはこうした装置が何百と必要になるだろうとの見方をオーシャン・クリーンアップは示した。

科学者やエンジニアたちは、オーシャン・クリーンアップが調達した数千万ドルという資金でそれを実現できるのかどうか、疑問に思い始めた。

そうした中、オーシャン・クリーンアップは今夏、新たな装置(通称「ジェニー(Jenny)」)に望みを託した。ジェニーは巨大な腕のように広げた網を使ってプラスチックごみを集める装置だ。2隻の船が約1.5ノット(普通に歩くよりも遅い)のスピードで海中で網を引っ張り、海流が海に浮かぶゴミを巨大な網に向かって押す。

8月上旬、チームはジェニーをハワイとカリフォルニアの間に位置する太平洋ごみベルトで使用した。太平洋ごみベルトは世界最大の海洋プラスチックごみの集積地で、オーシャン・クリーンアップによると、1兆8000億個以上のゴミがあるという。

オーシャン・クリーンアップは10月上旬、ジェニーが途中で故障したり、誤動作することなく大量のプラスチックごみを海岸まで持ち帰ることができるかどうか見極めるための最終テストを行った。その結果、ジェニーは9000キログラムのごみを太平洋から運び出したという —— つまり、ごみベルトは一掃できる可能性があるということだ。

スラット氏はこの日の午後、「全てうまくいった!!!」とツイートした

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