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まもなく市場に登場しそうな、最もクールな電気自動車7台

An Aptera prototype.

アプテラの試作車。

Aptera

  • アメリカ市場に新しい電気自動車を投入するために、多くのスタートアップ企業が精力的に活動している。
  • 彼らが開発中のEVには、屈強なSUV、10万ドル以上の高級セダン、ピックアップ・トラックなどが揃っている。
  • なかでも最もエキサイティングな車は、リビアン、ルシード、カヌー、アプテラなどが開発中だ。


今日の電気自動車市場は、テスラ(Tesla)がバッテリーによる駆動がクールであることを証明することで作り出したと言えるだろう。現在では、夥しい数のスタートアップ企業がこのパイを奪おうとしている。

リビアン(Rivian)やルシード・モータース(Lucid Motors)のように、すでに工場でピックアップ・トラックやセダンを生産し、順調に進んでいる企業もある一方で、車が日の目を見るまでにはまだ多くの課題を抱えている企業もある。

新しい自動車を大規模に生産するのは多くの資金が必要で、困難であることを考えると、現在のスタートアップ企業がすべて成功するという保証はないし、その可能性は低いだろう。それでももうすぐ登場予定だという、魅力にあふれたエキサイティングなEVは山ほどある。


アプテラ(Aptera)

Aptera's first batch of 330 special-edition EVs sold out within 24 hours.

アプテラ・モーターズが最初に用意した特別仕様車330台は24時間で完売した。

Aptera Motors

アプテラ・モーターズ(Aptera Motors)は、2000年代に3輪自動車の試作電気自動車からスタートした企業だが、2011年に資金が底をついてしまった。しかし今回、新たなモデルを引っさげて復活した。

アプテラの新しい3輪自動車は、バッテリーが満タンの状態で最大1000マイル(約1609km)走行可能だという。現在販売中の電気自動車で最も長く走れるモデルの2倍の距離だ。アプテラによると、軽量なボディと極めて空力に優れたデザインがそれを可能にしているという。さらに、オプションのソーラーパネルを車体の外側に設置すると、日照時間の長い地域では1日あたりさらに最大で40マイル(約64km)走行できるという。

現在、この車の先行予約が始まっており、価格は2万5900ドル(約256万円)からとなっている。1000マイル走行できるバッテリー等のオプションを追加した場合は約5万ドル(約568万円)になる。アプテラによると最初の車は2022年初頭に納車予定だという。


ボーリンガ― B1(Bollinger B1)

Bollinger B1.

ボーリンガー B1。

Bollinger Motors

ボーリンガ―(Bollinger)の新SUV、B1は、最新のテクノロジーを無骨でレトロな雰囲気で表現している。リベットがむき出しだったり、窓が手動だったり、全体的なスタイルは何十年も前のランドローバー(Land Rover)を彷彿とさせる。また、オフロードを走るための強力なパワーや便利な機能、広い荷室も備えている。

また、B1と双子のピックアップ・トラック、ボーリンガー B2の生産は、数回の延期を経て2022年後半に開始される予定だ。価格は12万5000ドル(約1420万円)で、航続距離は200マイル(約322キロメートル)だという。


カヌー ピックアップ・トラック(Canoo Pickup Truck)

The Canoo Pickup Truck.

カヌー ピックアップ・トラック。

Canoo

カヌー(Canoo)は先鋭的なデザインのEVを続々と登場させているが、その中でも最高にクールなのは、このピックアップ・トラック(Pickup Truck)に間違いない。

曲線的なピル形のこのトラックは、フロントの折りたたみ式のワークテーブル、内蔵式の荷台拡張装置など革新的な機能を備えている。またオプションでキャンピングカーにできるシェルを搭載したりや、全輪駆動にすることもできる。

カヌーによると、このトラックは2023年に生産を開始する予定だという。価格は未定。


ファラデー・フューチャー FF91(Faraday Future FF91)

The Faraday Future FF91.

ファラデー・フューチャー FF91。

Faraday Future

ファラデー・フューチャー(Faraday Future)は、2017年にFF91セダンを初公開し、翌2018年に販売を開始する予定だったが、財政的に苦境に陥ったため、実現せずに終わってしまった。

2021年7月に上場して資金が潤沢になったファラデーは、死の淵から蘇った。2022年の夏にFF91の納車開始を目指している。

FF91は1050馬力で、2.4秒で時速60マイル(約96.5キロメートル)に到達するという。このSF的な車は前後に大型ディスプレイを搭載し、後部にはフラットになる大きなクッションシートを備えている。同社によると、航続距離は最低でも300マイル(約483km)になるという。

FF91の価格は20万ドル(約2270万円)以上だと予想されている。


フィスカー オーシャン(Fisker Ocean)

The Fisker Ocean.

フィスカー オーシャン。

Fisker

超高級セダンや不思議な感じの3輪自動車もいいが、多くのEVユーザーが求めているのは手頃な価格でカッコいいSUVだろう。

2022年後半に生産を開始する予定のフィスカー(Fisker)のEV、オーシャン(Ocean)はそれを約束している。3万7499ドル(約425万円、電気自動車購入時の連邦税控除を適用すると3万ドルを切る)からの価格設定で、屋根に組み込まれたソーラーパネルやリサイクル素材を使用したインテリアなど、サステイナビリティーを重視している。

創業者のヘンリック・フィスカー(Henrik Fisker)は、一時的ではあるが、自動車を販売することに成功している。彼の以前のスタートアップ、フィスカー・オートモーティブ(Fisker Automotive)は、2011年からハイブリッドの高級セダン、カルマ(Karma)を販売したが、経営破綻して2014年に廃業している。ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)はカルマのクローム仕様車を所有していた


リビアン R1S(Rivian R1S)

The Rivian R1S.

リビアン R1S。

Rivian

カリフォルニア州アーバインに拠点を置くリビアン(Rivian)は、テスラのさらに意識高い系の親類のような存在だ。

そのモデルはイーロン・マスク(Elon Musk)の車と同様に洗練されていて高価だが、アウトドアが好きな人向けの車でもある。オフロード性能に加え、さまざまな種類のラック、すべてのギアを収めることができる革新的な収納スペース、さらにはキャンプで使えるビルトイン・キッチンまで用意されている。

リビアンのピックアップ・トラック、R1Tは現在生産中だ。その兄弟車で7万ドル(795万円)のSUV、R1Sは2021年の後半に出荷を開始する予定だという。基本モデルの航続距離は316マイル(約508km)だ。


ルシード エアー ピュア(Lucid Air Pure)

The Lucid Air.

ルシード エア。

Lucid Motors

ルシード・モータース(Lucid Motors)は、高級セダンの限定モデル、同社初の17万ドル(約1930万円)の「エア ドリーム・エディション(Air Dream Edition)」の生産をアリゾナ州の工場で開始した。

しかし、たった520台の超高級車ではビジネスは成り立たないだろう(ちなみに、この「520台」という数字は、エア ドリーム・エディションの航続距離が、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)の基準で「520マイル(約837キロメートル)」という過去最高記録を出したことに敬意を表している)。

もし、ルシードがテスラと競い合えるようになったとすれば、ベース車両であるセダン、エア ピュア(Air Pure)のおかげだろう。このモデルの価格は7万7400ドル(約880万円)で、決してお買い得ではないがテスラのモデルS(Model S)よりも1万3000ドル(約147万円)も安い。エア ピュアは480馬力で、航続距離は406マイル(653キロメートル)だ。

[原文:The 7 coolest electric cars coming soon, from Aptera's solar three-wheeler to Canoo's pickup

(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)

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