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ソニー初の1インチセンサースマホ「Xperia PRO-I」登場、Vlog向け機能やアクセサリーも新発表

Xperia PRO-I

ソニーは1インチセンサー搭載スマホ「Xperia PRO-I」を発表した。

出典:ソニー

ソニーは10月26日、新型スマートフォン「Xperia PRO-I」(エクスペリア プロ アイ)やオープンマーケット版「Xperia 1 III XQ-BC42」(同ワン マークスリー)、VRヘッドセット「Xparia View」を発表した。

発売予定日および市場推定価格(税込)は以下の通り。いずれも日本でも発売する。

  • Xperia PRO-I……12月15日発売、19万8000円
  • Xperia 1 III XQ-BC42……11月19日発売、16万円前後
  • Xperia View……11月19日発売、3万円前後

ソニー製高級コンデジ相当の1インチセンサー搭載

Exmor RS

Exmor RSセンサーのイメージ。

出典:ソニー

Xperia PRO-Iの最大の特徴は、背面に1インチのイメージセンサーを搭載している点。このセンサーはソニーの高級コンパクトデジタルカメラ「RX100 VII」と同じ像面位相差AFに対応したExmor RSセンサーとなる。

一般的なスマホよりセンサーが大きく、ピントを合わせる速度も速いので、より高画質で、暗い場所でも綺麗に、自然なボケ感が味わえる写真が撮れる。

Xperia PRO-I 作例

Xperia PRO-Iの作例。

出典:ソニー

センサーサイズの1インチ化というアプローチは、2021年夏発売のシャープ製「AQUOS R6」とその兄弟機「Letiz Phone 1」といった先行事例がある。両機種はライカとシャープの共同開発によって生まれており、画質や色味の点で特筆すべき特徴のある製品だ。

一方で、Xperiaの場合はソニー自身がデジタル一眼カメラ「α(アルファ)」を展開している。今回は「PRO」の名を冠すだけあり、一般ユーザー向けの「Xperia 1」や「同5」シリーズに比べて、さらに撮影機能にこだわった製品に仕上がっている。

Xperia PRO-I 背面カメラ

Xperia PRO-Iの背面カメラ構成。

出典:ソニー

また、シャープ2製品とは異なり、1インチセンサー+広角(24mm相当)レンズのほかに、1/2.5インチセンサー+超広角(16mm相当)レンズと1/2.9インチセンサー+標準(50mm)相当の3眼構成となっており、さまざまな画角の撮影ができるのも特徴だ。

Vlog向けの新アプリやアクセサリーも

Videography Pro

新搭載のアプリ「Videography Pro」の外観。

出典:ソニー

Xperia PRO-Iは写真家だけではなく、日常的に動画を撮る「Vloger」のような人もターゲットにしている。

写真と同様に、1インチという大きなセンサーは動画の画質に好影響が考えられる。機能としては、スマホとして世界初の4K解像度・毎秒120コマのハイフレームレート撮影や、Xperiaとしては初となる動画撮影時の瞳AF/オブジェクトトラッキングにも対応している。

Vlog Monitor

Vlog Monitorの取り付けイメージ。

出典:ソニー

ソニーは PRO-Iに合わせて新アプリ「Videography Pro」(以下、Video Pro)も導入。

従来のXperiaに搭載されていたアプリ「Cinematography Pro」がカットや色味などの編集をする前提の動画を撮影するのに特化しているのに対し、Video ProはAFなどの設定はスマホ任せにでき、よりスピーディーに撮影できる。

また、周辺機器としてシューティンググリップ「GP-VPT2BT」と、新製品の外付けモニター「Vlog Monitor」にも対応する。

GP-VPT2BTは、ソニーのVLOGCAMシリーズなどでも使われている既製のカメラ向けリモコン兼ミニ三脚兼グリップという製品だが、Xperia PRO-Iでソフトウェア的に対応することで、初めてスマートフォンで利用できるようになった。

Vlog Monitorイメージ

Vlog Monitorの利用イメージ。

出典:ソニー

Vlog Monitorは3.5インチという小さなモニターで、縦横比(アスペクト比)は16対9。有線(USB Type-C端子を使ったDisplay Port接続)でXperiaと接続でき、背面に取り付けることで、1インチセンサーを使った自撮りの動画撮影も容易になる。

静止画撮影アプリ「Photography Pro」と前述のVideo Proの利用時には、邪魔なユーザーインターフェイスは表示されず、モニター部分だけが表示されるようになっている。

一眼カメラのお供から、単独のカメラスマホへ

Xperia PRO-I

Xperia PRO-Iの基本性能はXperia 1 IIIと共通している部分が多い。

出典:ソニー

そのほかの特徴は、基本的には2021年夏発売のフラグシップ「Xperia 1 III」に近い。

  • ディスプレイ:6.5インチの4K HDR・120Hz対応有機EL
  • チップセット:Snapdragon 888
  • メモリー/ストレージ:12GB/512GB
  • バッテリー:4500mAh
  • インターフェース:USB Type-C(USB 3.2 Gen 2)、オーディオジャック
  • 防水・防じん性能:IP65/68
  • その他:シャッターキー、ショートカットキー、ストラップホール、おサイフケータイ

なお、5Gには対応するが、5Gのより高い周波数帯(いわゆるミリ波)には非対応。SIMはデュアルSIM仕様となっている。

ソニーは2021年3月に「Xperia PRO」というプロ向けスマホを発売している。これは5Gのミリ波に対応し、αと接続することでで撮影した素材をディスプレイで確認し、すぐさまサーバーにアップするといった作業を実現するいわゆる「カメラの周辺機器」的な製品だ。

一方で今回のPRO-Iはまさに「カメラスマホ」と呼ぶべきで、基本的には1台で完結する。1インチとはいえ、フルサイズセンサー搭載のαと比べるとまだまだセンサーサイズは小さいが、Vlogなどの別の需要に応えることができる。

税込20万円弱の価格設定からも万人向けではないことは明らかだが、写真や動画を仕事にしている人や趣味であってもよりこだわりたいという人をターゲットにした製品だ。

(文・小林優多郎

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