立憲民主党の開票センターで記者会見する枝野代表。
撮影:吉川慧
第49回衆院選は10月31日に投開票された。立憲民主党は31日午後11時30分から枝野幸男代表の記者会見を都内ホテルの開票センターで開いた。
記者会見で枝野代表は「一騎打ち構造をつくるために、他の野党にかなりご無理をお願いした」と、協働した他党への謝辞を述べた。
「一騎打ちの仕組み作った」と成果を強調
「自民が強いと言われたところでも接戦に持ち込めた」
今回の選挙では、立憲民主党、共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党が298の選挙区のうち、213の選挙区で候補を一本化した。
神奈川13区では自民党の甘利明幹事長と立憲民主党の新人・太栄志氏が争い、太氏に当選確実が報じられた。
また、野党共闘の象徴となった東京8区でもm自民党の石原伸晃元幹事長をおさえ、立憲の新人・吉田晴美氏が当選確実となった。
枝野氏は神奈川13区について「厳しいという中で地に足の着いた地道な活動をした」と評価。
一方、野党共闘をめぐっては、公約の異なる政党同士が選挙のためだけに協力する「野合」だという批判がくすぶる。
特に立憲の党内では、政策面で大きく異なる共産党との共闘について慎重な意見も多い。
枝野氏は他の野党との距離感を意識し、「小選挙区は一騎打ちで闘うことを求めている制度。最大野党としてその仕組みを作った」と強調した。
それでも勝敗ラインは「240」…。
当選確実の候補の名前を張り出す、枝野代表と福山幹事長。
撮影:吉川慧
一方、野党では日本維新の会も、大阪を中心に躍進が予想されている。自公政権への批判票の受け皿として、日本維新の会が一定の存在感を示したかたちだ。
これについて枝野氏は「維新は自民の補完勢力」との認識を示した。
「大阪では、維新の会は自民党と戦っているが、国会では自民党の補完勢力。そこを伝えきれなかった。もっとアピールが必要だった」
枝野氏は、立憲としての勝敗ラインについて聞かれると、過半数の「240です」と即答。一貫して政権交代への意欲を示した。
ただ、今回の選挙では自民党が単独過半数を占めるとみられ、政権交代へのハードルは高い。
伸び悩みも伝えられる議席数について、枝野氏はこう語った。
「自民党は1票を積み重ねる足腰が強い。足腰を強めないと政権にはたどり着けない」
「風頼みの選挙では政権交代はできない」
会見終了からおよそ1時間半後の11月1日午前1時半過ぎ、共同通信は「立憲民主党が公示前の110議席を下回ることが確実になった」と伝えた。
(取材・吉川慧、横山耕太郎、文・横山耕太郎)