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G20サミット閉幕、各国に気候変動への行動を求める…具体的な提案はなし

G20 2021

Antonio Masiello / Stringer / Getty Images

  • ローマで開催された「G20サミット」は、気候変動対策に関する合意がほとんどないまま閉幕した。
  • しかし、首脳宣言の中で、すべての国が行動を起こすことの重要性を確認した。
  • 多くの加盟国はこの後、イギリスのボリス・ジョンソン首相が主催する「COP26」の開催地グラスゴーに向かう。

G20サミット(20カ国・地域首脳会合)で気候変動対策に関する決意表明が行われた。

ローマでの2日間にわたる会議の後、世界の指導者たちは首脳宣言を発表し、パリ協定で定められている通り、地球の気温が1.5度以上に上昇するのを防ぐために「すべての国」が「意味のある、効果的な」行動をとる必要があると合意した。

目標は2050年までに達成されることが望まれている。科学者たちは気候危機がもたらす破滅が迫っていると警告しているからだ。それにもかかわらず、今回のG20では、この目標を達成するための具体的な提案がほとんどなく、曖昧な約束で終わったとCNNは報じている。例えば、各国首脳は石炭火力発電への公的な投資を停止することを決めたが、このエネルギー源を完全に廃止する時期については言及しなかった。ちなみに中国とロシアは2060年を目標にしようとしている。

アメリカ、イギリス、中国、ロシアを含むG20の国々は、地球全体の温室効果ガスの80%を排出しており、今回の声明に対する評価は、活動家の間でも分かれている。ガーディアンの報道によると、環境保護団体のグリーンピース(Greenpeace)が「野心とビジョン」を欠いていると批判している一方、環境シンクタンクE3Gのトム・バーク(Tom Burke)会長は各国首脳の気候危機に対する口調の変化を称賛したという。

「起こった出来事と科学的根拠の両方に後押しされた、G20の危機感の高まりの表れだ。これはCOP(気候サミット)に力を与え、COPでの合意形成に至る政治的シグナルだと思う。我々はこのような表現を期待していなかった」とバークはガーディアンにコメントしている。

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