Jordan Moss for Insider
青から赤まで、寝室の色はその空間が持つエネルギーに影響を与える。Insiderでは色彩心理の専門家エイミー・ワックス(Amy Wax)氏に、わたしたちの気分やエネルギーにプラスの影響を与える色について具体的に尋ねた。
詳しく見ていこう:
ピンクと赤は部屋をより落ち着いた雰囲気に。
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ローズやブラッシュは"落ち着き"をもたらす
ブラッシュ、ローズ、コーラルピンクといった軽めの赤は、落ち着きを感じさせ、安らぎを与えてくれる。
「人々が訪れる精神科医や心理学者のためにわたしが色を選ぶことになって、彼らが訪れた患者にリラックスしてもらいたいと言う場合、ライトピンクをリクエストされることが多いです」とワックス氏は語った。
「考える必要のない色です」
多くの人がすでに服装に取り入れている色なので、身の回りにあっても心地いい色になっているという。
青は信頼や安定を感じさせる。
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青は"休養"をもたらす
青や青緑、青灰色は、寝室にあるとものすごく落ち着く色の1つだと、ワックス氏はInsiderに語った。
「心理学では、青は信頼感と結びついている色です。青はわたしたちが自動的に警戒を緩められると感じる色で、誠実さや居心地の良さを感じさせる色なのです」
明るめの青を選んでもいいし、ネイビーといった濃いめの青を選んでもいい。クリーム色や明るめの色と合わせても、同じような効果が得られる。
ニュートラルブラウンやモグラ色は、自然な安心感を生み出す。
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ニュートラルブラウンやモグラ色は"安心感"をもたらす
ブラウンやモグラ色を取り入れることで、より居心地の良い空間を作ることができる。
「部屋に入った時に主張し過ぎないので、良いベースカラーになります」とワックス氏は言う。
「これらの色は、自然な雰囲気の美しい背景を作り出します。すぐに受け入れられている感、安心感が得られるでしょう」
ブラウンはベースカラーとして使っても、アクセントとして使っても、この効果が得られる。
緑はリラックスにつながる。
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緑は"リラックス"や"安心感"を連想させる
寝室で一番人気の色ではないものの、緑はリラックスした、ゆったりした気分にさせてくれる色だ。灰色がかったグレーグリーンは特に、だ。
また、俳優やゲストがテレビに出演する前に、グリーンの部屋でリラックスするのには理由があるという。
「(緑は)緊張を和らげ、ストレスを軽減させる色なのです」とワックス氏は指摘した。
緑はインテリアデザインで常に大人気の色ではないが、家のさまざまなスペースでその人気が高まっている。
紫は寝室に安らぎをもたらすもう1つの方法だ。
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紫は"安らぎ"と"居心地の良さ"を感じさせる
濃い紫色は、部屋に入って常に目にする色ではないかもしれないが、だからこそ魅力的だとワックス氏は言う。
「プラム色はエレガントな雰囲気になるでしょう」と同氏は話した。
「宝石のような豊かさがあり、とても用途が広いです」
他にも、紫を使ってさまざまな雰囲気を作ることができるという。
「(紫は)赤や黄色のように難しい色ではないし、青ほど繊細でもありません」とワックス氏は語った。
「紫はしばしば王族と関連する色でもあるので、鮮やかな紫色を使うことで、部屋をより豪華で凛とした雰囲気にすることができます」
その上で、ワックス氏は「こうした性質を備えた部屋は、間違いなく居心地の良い、落ち着いた、くつろげる空間になるでしょう」と付け加えた。
[原文:An expert in color psychology details how 5 bedroom shades can positively affect your mood]
(翻訳、編集:山口佳美)