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最高のチームで、変革に挑む。

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[ BUSINESS INSIDER JAPAN Special Feature ]

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元アクセンチュア×現役社員が語り合う、これからの戦略コンサルタントの必須スキルとは

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集合写真

ピクシーダストテクノロジーズ 代表取締役COOとして活躍する村上泰一郎さん(写真左)とアクセンチュア現役社員の福岡由城さん(写真中央)、筒井亮介さん(写真右)。

就活生の注目企業ランキングで上位常連のアクセンチュア。デジタルやテクノロジー領域に強みを持ち、世界をリードする総合コンサルティング企業だ。

アクセンチュア出身者には大手企業の経営層やベンチャー企業の経営者もいて、ビジネスパーソンとしての普遍的なプロスキルが身に付くとも言われているが、実際はどんな経験が得られるのだろうか。

戦略から実行まで、企業の経営層と対峙してビジネスを変革に導く「戦略コンサルタント」として活躍する現役社員2名と、2017年にアクセンチュアを退職し現在は落合陽一氏とともにピクシーダストテクノロジーズの共同代表を務める村上泰一郎氏が、同社ならではの強みや戦略コンサルタント職の特徴、得られるスキルを語り合った。

コンサルタントは「医者」のような仕事

トリミング

アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ シニア・マネジャーの筒井亮介さん。

——筒井さんと福岡さんのアクセンチュアでの業務内容を教えてください。

筒井:私は新卒でアクセンチュアに入社後、通信業界を中心に新規事業や成長戦略などを提案・支援しています。最近ではAIや音声認識技術を活用したサービスの検討や、農業などの一次産業で5G技術を活用するDX(デジタルトランスフォーメーション)の提案も行っています。

福岡:私は中途入社です。筒井さんと同じチームに所属していて、通信業界やエンタメ業界で新規事業の立案やプロセス設計の支援を担当してきました。

——村上さんは在籍当時、どういったお仕事をしていたのでしょうか。

村上:入社時はマネジメントコンサルタントとして、主にサプライチェーン改革を担当していました。その後戦略コンサルタントとして新規事業やR&D戦略のプロジェクトに携わり、その流れでオープンイノベーションの組織(国内外のスタートアップ企業と大企業の架け橋となり、イノベーションと成長加速を支援)やイノベーション拠点の立ち上げを行いました。現在のアクセンチュア・イノベーション・ハブ東京(東京・麻布)の元になる拠点の立ち上げにも携わっていました。

——そもそも、みなさんはなぜ戦略コンサルタント職を選んだのでしょうか。動機やきっかけを教えてください。

筒井:学生時代から起業や新規事業の立ち上げに面白さを感じていました。将来ビジネスを立ち上げるにしても、経営の観点は絶対に必要になると考えて戦略コンサルタントを志望しました。

アクセンチュアは、事業の構想から最先端のテクノロジーを活用した開発、そして実装までお客様と伴走しながら最後まで責任を持って進めていきます。上流だけ関わって終わりではない姿勢が僕にはフィットしました。

村上:僕は、小学校の低学年でプログラミングを始めてゲームを作ったり、小4で電子工作をして超音波距離計測器を作ったりしていて、夢はエンジニアだったんです。 でも、高校生の頃に読んだ本で、日本の研究者やエンジニアは待遇が決して良くはなく、研究開発のROI(投資利益率)が低いことを知りました。そこで日本の研究開発のROIを上げることが当面の目標になったんです。

そんな中、コンサルティングファームに勤めていた知り合いから「コンサルタントは企業のお医者さんのような仕事。外部からその企業の根幹を変えられる」と聞いて、企業経営の上流から支援していくことで研究開発のプレゼンスも高められるのでは、と考えてコンサル業界に入りました。

福岡さん

アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループの福岡由城さん。

福岡:私は新卒で国内のインフラ系大手企業に入社しました。その中でもチャレンジングな部署で経験を積んでいたのですが、大企業ならではの難しさや限界を感じました。

より俯瞰的な視点からビジネスに関わりたい、組織の制約に縛られずにより自由な環境で力を高めたいと考え、戦略コンサルタントへのジョブチェンジを決めました。

アクセンチュアを選んだ理由は、面接時に感じたフラットでカジュアルな雰囲気です。もともと戦略コンサルタントに対して成果主義かつドライな方が多いイメージを持っていましたが、面接過程でお会いした方は皆さんアクセンチュアで働くことの意義や楽しさを率直に話してくれました。そんな気さくな雰囲気が決め手でしたね。

「何でも一通りできる」スキルとマインドセットが身に付く

村上さん

アクセンチュア卒業生で、ピクシーダストテクノロジーズ 代表取締役COOとして活躍する村上泰一郎さん。

——村上さんはアクセンチュアに約7年在籍していたそうですが、なぜ転職を決意したのでしょうか。

村上:アクセンチュアでは、新組織や新事業の立ち上げなどさまざまなプロジェクトを担当させてもらい、一定の達成感がありました。アイデアを出すだけではなく、お客様と並走している満足感も大きかったですね。

ただ、これは「コンサルタントあるある」だと思うのですが、より手触り感を持ってビジネスをハンドリングしたいという意識が芽生えたんです。 そのタイミングで、以前から知り合いだった落合陽一に声を掛けられて、ピクシーダストテクノロジーズの立ち上げに参画しました。

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「『社会的意義』や『意味』があるものを連続的に生み出す孵卵器となる」をミッションに活動するピクシーダストテクノロジーズ。産学連携スキームを組み、ソーシャルインパクトを与えるプロダクトを連続的に開発し展開している。

——ゼロから起業して事業を成長させていく過程で、アクセンチュアで学んだことが生きたと感じるのはどんなときですか。

村上:戦略コンサルタントは広範に経営の知識が身に付く職種です。未経験の分野に放り込まれても一気にキャッチアップでき、何でも一通りできるスキルセットとマインドセットが染み付いたことはよかったと感じた点です。

創業初期は、経営戦略の立案から営業、組織づくりや予算管理まで全て自分たちでやらなくてはいけないので、アクセンチュアの経験がフルで生きたといっても過言ではないですね。

また、アクセンチュアで担当していた新規事業やオープンイノベーションの知見も大きく役立っています。ピクシーダストテクノロジーズは、新しい技術を使った新規事業を連続的に生み出すスタートアップです。アクセンチュアで学んだ「技術ベースのニュービジネスを手掛けるには、シーズドリブンではなく課題ニーズドリブンでなくてはいけない」という強烈な実体験は今につながっています。

さらにこれは学びではないですが、OB・OGのネットワークが豊富。卒業生には大企業の経営層やスタートアップ界隈で活躍する起業家も多く、そういった多様な経営者仲間が周りにいるのは心強いですね。

失敗しても「Nice Try」で次へと活かす、アクセンチュアの文化

会話

shutterstock / fizkes

——みなさんそれぞれが感じる「アクセンチュアらしさ」を教えてください。

村上:何がお客様にとって最も価値が出るかを考え抜き、役職や年次、立場に関係なく自分の意見をしっかりと伝える『Think Straight, Talk Straight』はいいカルチャーですね。

あと、社員はみんなGRIT(やり抜く力)が強烈。困難な案件でもやり遂げる力を持っています。 当時よく感じていたのは「やったことがあるからやりたくない。やったことがないからやりたい」という仕事の選び方。好奇心が旺盛で無邪気な人が多いと感じます。それで挑戦して失敗しても「Nice Try」と言い合えるのもアクセンチュアらしいところです。

新たなことをやろうとすると、最初の仮説って大体外れるんですよ。でも「Nice Try、次に生かそう」と模索が続く。だからこそ最終アウトプットではしっかりと成果が出せるんだと思います。

筒井:同じ案件をルーティンで回すのではなく、新しいテーマにチャレンジしていく。大変ですけど歯を食いしばってやりきって、紆余曲折を経ながらもそれが知見として蓄積される。それは村上さんがいる当時から今も変わらない、いいカルチャーだと思いますね。

僕が個人的に感じているのは、チームで戦う意識が強い会社だということです。個で戦うより、各自の得意分野を活かして強みを最大化しながら進めていくイメージです。

福岡:皆さん優秀なのはもちろんですが、お客様から求められる以上の価値を生むことに貪欲で、そのためにできることは妥協しない。この姿勢はすごく好きです。

アクセンチュアは「時代の先を行くテーマに入り込むのがうまい」

建物

shutterstock/Blue Planet Studio

——アクセンチュアはIoTや5Gなども含め、最先端テクノロジーに強みを持つコンサルティングファームです。これからの戦略コンサルタントに求められる価値についてどう考えますか。

筒井:最先端技術を理解していることは、戦略コンサルタントに欠かせないスキルになっていくと思います。ただ、技術的なスペックを理解するだけでは意味がなくて、ビジネス的にどう意味や価値があるのかを考えられなくてはいけません。

今後は、実体験を通じて最先端技術を理解した上で、事業に組み込んでいくような提案が必須になります。アクセンチュアは自社でAIソリューションを作っているので、それがどうビジネスで活かせるかに対するグローバルでの知見があります。そういった意味では、アクセンチュアで得られる経験は貴重だと思いますね。

——では最後に、これからのキャリアプランや今後挑戦したいことを聞かせください。

福岡:新規事業立案のプロジェクトに携わった際に、改めてアクセンチュアにはさまざまなバックグラウンドを持った社員が大勢いることを実感しました。デザインを得意とする社員、エンジニアとして活動していた社員、起業していた社員など、多彩な人たちのアプローチや発想に触れることは、毎回大きな学びにつながっています。 今は、より多様な視点から物事を考えられるように足元を固める時期だと思っています。今後も関わる社内外の人やプロジェクトから刺激を受けながら、戦略コンサルタントとしての力を着実につけていきたいです。

筒井:コンサルタントは裏方の仕事です。自分が携わった企画やサービスが出たときも、アクセンチュアや自分の名前が表に出ることはほぼありません。それでもソリューションが形になり、世の中に受け入れられる瞬間、そして社会を変えていく瞬間に立ち合えることは、この仕事のやりがいですね。

今後は、新しい産業を生み出す場に携わっていきたいです。その思いは学生時代から一貫して持っていて、人生を通じて追求していくつもりです。自分らしいキャリアを描いていきたいですね。

村上:アクセンチュアの外に出て改めて感じたのは、アクセンチュアは時代の半歩先を行く分野やテーマを見極めて爆速で入り込み、ビジネスを起ち上げて成長させるのが上手な会社だということ。世の中に浸透する前にビジネスの先端を走れるのは、個人や二番煎じの会社ではできないなと感じます。

僕らも負けず劣らず、テクノロジーを組み込んで課題を解決していく新たなモデルを社会に生み出し続けていきたいと思います。

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村上泰一郎(写真左):東京大学大学院修士課程修了(工学)。その後アクセンチュア戦略コンサルティング本部(当時)にてR&D、デジタル化、新規事業戦略などを中心に技術のビジネス化を支援。在職中に同社のオープンイノベーション組織、およびイノベーション拠点の立上げにも参画。2017年よりピクシーダストテクノロジーズ代表取締役COO。

福岡由城(写真中央):アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ。大手電力会社勤務後、2020年4月にアクセンチュアへ転職。大手通信・ハイテク企業における新規事業の創出支援を中心に従事。現在は、通信業界におけるカスタマーエンゲージメント戦略策定のプロジェクトを担当。

筒井亮介(写真右):アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 ストラテジーグループ シニア・マネジャー。2012年アクセンチュア新卒入社。通信業界を中心に、新規事業や成長戦略の立案、ビジネスプロセス改革など幅広いテーマを支援。近年はAIやIoT、音声認識の技術に加え、5G・MECを活用したデジタルビジネス立上を中心に従事。


アクセンチュアの戦略コンサルティング職について、詳しくはこちら。



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