無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


スシロー、京樽を運営のF&LCグループが「ゲノム編集ベンチャー」と魚の品種改良目指し共同研究を開始

看板

スシローと京樽。

撮影:三ツ村崇志

11月12日、「スシロー」や「京樽」などの外食関連事業を営むFOOD&LIFE COMPANIES(F&LCグループ)は、広島大学発ベンチャーのプラチナバイオ、京都大学発ベンチャーのリージョナルフィッシュと3社で、生物のDNAを自由自在に改変できる技術として知られている「ゲノム編集」を使った魚類の品種改良にかかわる共同研究を開始することを発表した。

F&LCグループの広報は、Business Insider Japanの取材に対して

「温暖化や水産資源の枯渇、養殖業の成熟化等の外部環境により、持続可能な水産資源の確保が今後より一層、重要となると考え、安定的・持続的に水産資源を確保するためにも効率的な品種改良法の導入が必要と考えています」

と共同研究を開始した理由を語る。

ゲノム編集した魚の養殖・系統化を目指す

資料

F&LCグループでは、将来にわたって水産資源を安定的・持続的に確保するためにテクノロジーベンチャーとの協業を進めていく方針を打ち出している。

出典:FOOD & LIFE COMPANIES 2022年9月期 IR DAY資料より

プラチナバイオは、日本ゲノム編集学会会長の広島大学・山本卓教授が創業、CTOとして参画するゲノム編集技術のプラットフォーマー。

一方、リージョナルフィッシュは、魚類のゲノム編集に精通する京都大学の木下政人准教授と近畿大学水産研究所の家⼾敬太郎教授らの技術シーズをもとに設立された京都大学ベンチャー。ゲノム編集技術を用いて「可食部増量マダイ」「高成長トラフグ」などを開発した実績がある。

今回の共同研究の枠組みでは、プラチナバイオとリージョナルフィッシュの研究開発チームが、根幹となる品種改良のターゲットとなる遺伝⼦の特定を目指す。

F&LCグループは経営資源面でのサポートに加えて、水産資源に対する社会のニーズを助言する立場として参画。ゲノム編集した魚から優良個体を選抜し、養殖事業者等の各プレイヤーと連携することで系統化を進めていくとしており、その飼育・量産のための支援も担う。

具体的にどの魚の品種改良を進めていくのか、現時点では決まっていないとしているが、F&LCグループの広報は、

「開発した事業・商品については、国内外でのF&LCグループ内での活用はもちろん、外部への販売含めて、幅広い可能性を検討していきたい」

と、共同研究によって品種改良された魚をスシローや京樽などの同グループのブランドや、市場へ投入していく可能性について語った。

なお、すでにリージョナルフィッシュが開発している可食部増量マダイや高成長トラフグをF&LCグループ内のブランド内で販売することは、現時点では想定していないという。

この記事の続きは有料会員になるとお読みいただけます。

月額プランで1週間あたりおよそ138円

※ 実際のお支払いは週単位ではなく月単位(550円)となります

有料会員に登録する
※ いつでもマイページから解約可能です。
ログインして続きを読む
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み