イーロン・マスクは地球上で最も裕福な人物で、その資産約3000億ドルは主にテスラの株式によるものだ。
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- イーロン・マスクは国連に対して、60億ドルで世界の飢餓と戦う方法を彼に示してほしいと述べた。
- 国連はこの世界で最も裕福な人の要求に答えた。
- マスクは、国連がそのお金がどのように使われるかを示すことができれば、「テスラ株を売って寄付をする」と述べていた。
イーロン・マスク(Elon Musk)は、60億ドルの富が世界の飢餓にどのように対処できるかを彼に示すよう国連に要求した。2021年11月15日、国連はそれに応えて計画を彼に示した。
国連の食糧支援部門である世界食糧計画(WFP)は、66億ドル(約7500億円)の投資により、43カ国の4200万人が飢餓に陥るのを防ぐ方法を提案した。WFPの責任者であるデイヴィッド・ビーズリー(David Beasley)は、提案を発表したツイートの中で、世界で最も裕福な人物であるマスクに呼びかけた。
この飢餓危機は緊急で、前例のないものだが、回避可能だ。イーロン・マスクさん、あなたは明確な計画を求めた。 ここにある!命を救うことに真剣に取り組んでいるあなた、そして他の誰とでも話す準備ができている。2022年の飢饉を回避するために必要なのは66億ドルだ。
10月末、マスクはWFPに、60億ドルで世界の飢餓を解決する方法を説明するよう求めた。 彼は、国連がお金がどのように使われるかを正確に示すことができれば、「今すぐテスラ株を売って寄付する」と述べた。
マスクの挑戦は、ビーズリーのCNNでの発言への回答だった。ビーズリーは、マスクやアマゾンの創設者であるジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)のような億万長者に、飢餓の危険にさらされている何百万人もの人々を救うために、60億ドル(彼らの莫大な財産に比べれば少額)を寄付するよう呼びかけていた。
「億万長者への一度限りの訴え」と題されたWFPの提案は、世界で最も裕福な人々から寄付された数十億ドルが飢餓を食い止めるためにどのように使われるかを説明していいる。これには、食料とその輸送に35億ドル、現金と食料バウチャーに20億ドルを費やすと記されている。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)