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キラキラと光る電飾から手作りの飾りまで、ホリデーシーズンに向けて家を飾り付けるデザインのアイデアはたくさんある。Insiderでは自宅を心地良い、クリスマス気分たっぷりの空間にする方法を4人のインテリアデザイナーに聞いた。
紹介しよう。
グリーンを使って、自然な雰囲気を作り出そう
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不動産サービスのPacasoでインテリアデザインの責任者を務めるデザイナーのリン・トチェット(Lynne Tocchet)さんによると、植物が廃れることはないという。
「他の流行はどうあれ、緑は常に冬の飾り付けの中心です」とトチェットさんはInsiderに語った。
緑色のビロードの布をソファーにかけても、シンプルな鉢植えのユーカリを置いても、一瞬で自然な雰囲気を作り出すことができると、トチェットさんは話している。
飾り付けを選ぶ時は、木でできているものや自然色のものを検討しよう
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伝統的なクリスマスカラーを使い過ぎるより、自然の要素や色を取り入れて、シンプルかつエレガントな雰囲気を作ろうと、トチェットさんはアドバイスしている。
今年は木でできた飾りを選んで、控えめな雰囲気を目指してみよう。
「金色やクルミ色のろうそくをテーブルに飾ったり、大きめの木製のボウルに香りをつけた松ぼっくりを入れて飾ったり、木編みのかごにブランケットを入れて置くのもお薦めです」とトチェットさんはInsiderに語った。
雪に見立てて、カスミソウを家のあちこちに飾ってみよう
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ホリデーシーズンの飾り付けに自然の要素を取り入れるもう1つの素晴らしい方法は、カスミソウを使うことだと、インテリアデザイナーでLiving Spacesのプロダクション・デザインの責任者ジェシカ・ハリス(Jessica Harris)さんは話している。
「わたしのお気に入りは、カスミソウを少しだけクリスマスツリーにプラスすることです」とハリスさんはInsiderに語った。
「自然な雰囲気を加えることができますし、雪のような効果が生まれます」
カスミソウは自分の好きな色に染めてもいいし、ユーカリと合わせてもいい。
白の電飾をあちこちに飾っても
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Michelle Harrison Designのインテリアデザイナー、ミシェル・ハリソン・マカリスター(Michelle Harrison-McAllister)さんは、ツリーに使われている電飾はもっと他のことにも使えると話している。
窓やアート作品、ドア、ベッドのヘッドボードなどの周りに飾っても魅力的な雰囲気になる。
ツリーの下に置いたプレゼントのラッピングを生かして統一感を
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ツリーがあるなら、その下のプレゼントを使って自分らしさや統一感を出そうと語ったのは、インテリアデザイナーでUrbanology Designsのオーナーでもあるジンジャー・カーティス(Ginger Curtis)さんだ。
光沢のある赤や緑の代わりに、プレゼントは茶色の紙とより糸でラッピングしてみようとカーティスさんはアドバイスしている。乾燥したレモンやオレンジのスライス、ローズマリーといった植物の小枝を使って、自然の色をプラスしてもいい。
ラッピングにこだわりたい、資源を無駄にしたくない場合は、紙ではなく布を使ってもいい。キッチンリネンや卓上ナプキン、スカーフなどを使ってみよう。
子どもの頃のお気に入りのおもちゃを飾って、ツリーに自分らしさをプラスしよう
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ハリソン・マカリスターさんは、自分らしさを出すために、ツリーにお気に入りの古いおもちゃを組み合わせてみようとアドバイスしている。
小さめのおもちゃならツリーの上の方に乗せてもいいし、大きめのおもちゃならツリーの下の方に飾ろう。飾りの靴下におもちゃを入れてもいいと、ハリソン・マカリスターさんは話した。
手作りの飾りで個性をプラス
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トチェットさんによると、リサイクルした材料や手作りの飾りは、今シーズンの人気だという。予算を抑える役にも立つ。
「心のこもった、手作りのちょっとした飾りや、大きめの気取らない壁飾りは、わたしたちが大事にしている時代を超えた家族の伝統を表すものです」とトチェットさんはInsiderに語った。
オーナメント、ガーランド、マクラメなどは、DIYの素晴らしい例だ。ただし、飾り過ぎには気を付けよう。
ガーランドを意外な場所につけてみよう
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より糸やキャンディーケーン(杖の形をした飴)を使ってガーランドを作って、どこか意外な場所に飾ってもいいとカーティスさんは話している。
「リビングのブランケットラダーにかけてもいいし、コーヒーテーブルの周りにおしゃれにかけてもいいです」とカーティスさんはInsiderに語った。
枝葉の少ないツリーを試してみても
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今回、話を聞いたインテリアデザイナーたちによると、"チャーリー・ブラウンのツリー"と呼ばれることもある枝葉の少ないツリーは今シーズン、大人気だという。
ハリスさんは、こうしたツリーはオーナメントやさまざまな飾りをいかしてくれると話している。暖色系の電飾と合わせると、葉のついていない枝がスペースを取ることなく、クリスマスの雰囲気を生み出すという。
「チャーリー・ブラウンのツリーには一風変わった、ミニマルなところがあって、過剰になりがちなホリデーシーズンにおいて、シンプルさを取り入れられます」とカーティスさんはInsiderに語った。
「チャーリー・ブラウンのツリーをかごに入れて、そこに温かそうなブランケットをふんわりとかけてあげると、さらにホリデーシーズンにぴったりの冬の雰囲気になります」とカーティスさんは話している。
飾り付けは非対称に
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ツリーを飾るにせよ、マントルピースをろうそくやミニツリーで飾るにせよ、ハリスさんは飾り付けを非対称にするようアドバイスしている。
その方が目を引くからだ。
「非対称にしておくには、飾り付け用のアイテムを常に奇数にしておくと良いでしょう」とハリスさんはInsiderに語った。
もともとの装飾とホリデーシーズン用の装飾を入れ替えよう
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トチェットさんによると、冬に向けた効率的な飾り付けの方法は、もともとある装飾アイテムとホリデーシーズン用のアイテムを入れ替えることだという。
「例えば、まつぼっくりを入れた木製のボウルは、ダイニングテーブルの真ん中にずっと置きっぱなしになっているかもしれません」とトチェットさんはInsiderに語った。
秋には、まつぼっくりの代わりに赤褐色、オレンジ、アースカラーのポプリと入れ替えてもいいと、トチェットさんはアドバイスしている。
ツリーカラーを使うと部屋になじみ、美しく見える
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ツリーカラーを使うと、ツリーの足元を覆い、飾り付けにも統一感が出る。
「個人的には、(布でできた)ツリースカートよりもツリーカラーが好きです」とハリスさんは話している。
「ツリーカラーの方がきれいかつミニマルで、風合いが増し、空間にもなじみやすく、ツリーとオーナメントを引き立ててくれます」
ハリスさんのお薦めは、写真のような木編みのかごタイプのツリーカラーだ。モグラ色、薄茶色、グレーといった中間色のものがある。
[原文:Interior designers share 12 creative ways to decorate for the holidays]
(翻訳、編集:山口佳美)