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「若者よ、放浪せよ」。人生が楽になる“海外一人旅”の意外な効果【音声付・入山章栄】

今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。

コロナが明けたら海外旅行に行きたいと考える人は多いでしょう。でも、一人旅や現地に住むとなると話は変わります。海外に飛び出す人とそうでない人は何が違うのか? アメリカで10年の間、経営学を学び教鞭を執っていた入山先生は「日本を飛び出したのは、マイノリティになりかたったからだ」と話します。

【音声版の試聴はこちら】(再生時間:13分53秒)※クリックすると音声が流れます


山崎育三郎さんの異国での体験から考える

こんにちは、入山章栄です。

僕は2003年からアメリカで経営学を学び、博士号取得後もアメリカに残って経営学を研究したり、教えていました。計10年、アメリカで暮らしたことになります。

一方、この連載の担当ライターの長山清子さんは、「旅行ならまだしも、海外で暮らすなんて絶対ムリ」というタイプだそうで……。


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ライター・長山

NHKの『SONGS』という歌番組を見ていたら、ミュージカル俳優の山崎育三郎さんがアメリカに留学したときの経験を語っていました。最初のうちはたった一人のアジア人だったので相当いじめられたけれども、ダンスを見せることで一躍みんなの人気者になったのだと。

私は海外旅行すら一人で行ったことがないので、アウェイに独りぼっちでいながらマイナスの状況をひっくり返すなんてすごいな、と尊敬してしまいました。

入山先生もそうですが、海外に飛び出す人って勇気がありますよね。どういうモチベーションで海外を目指すのか、興味があります。


山崎育三郎さん、朝ドラの『エール』に出演していた方ですね。ちなみにBusiness Insider Japan編集部の常盤亜由子さんと小倉宏弥さんの海外渡航歴はどんな感じですか。


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BIJ編集部・常盤

私はドイツ、イギリスに一人旅をしたことはあります。モチベーションとしては、一人になっていろいろなしがらみから解放されたいということが大きいかも(笑)。ただし一人で行くなら安全な国じゃないとやっぱり心配。そこは長山さんにシンパシーを感じますね。


BIJ編集部・小倉

BIJ編集部・小倉

僕は海外一人旅が好きで、スペイン、ポルトガル、インド、ネパールなどいろいろ行きました。事情が許せば、もう明日にでも行きたいですね。住んだことはありませんが、いつか住んでみたい。


なるほど……人それぞれですね。僕の場合は大学生のときに友達と韓国に行ったのを皮切りに海外一人旅が好きになり、日本で大学院生だったときの夏休みにはアメリカ、ハイチ、ドミニカ、ヨーロッパなどに行きました。

その後も放浪好きは止まらず、例えばチリの首都サンティアゴからバスに乗ってアンデス山脈を越えてアルゼンチンに行き、パンパという草原を通って首都のブエノスアイレスに行き、ラプラタ川から船でウルグアイに渡り、ウルグアイからまたチリのサンティアゴに戻り、そこからイースター島に行ってモアイを見まくって帰ってくる、なんていう旅をしたこともあります。

ちなみにこのときは、チリに着いてすぐになんと顔面麻痺になってしまいました(後で日本で検査して分かったのですが、現地の細菌による感染が影響したようです)。

その最中は、僕がよく「世界共通の言語だ」と主張している「笑顔」もつくれないまま何週間も旅を続けたので、コミュニケーションには苦労しました。向こうの人からは無表情で不気味な東洋人だと思われたかもしれません。

その後も世界中に行っているので、訪れた国の数はおそらく50カ国くらいではないかと思います。

マイノリティになるために海外に行く

さて、どうして海外に一人で行くのが好きなのか、改めて考えてみると、思い当たることがあります。

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