「おかしな動物たち」写真コンテストで受賞した19作品

"I Guess Summer's Over" by John Speirs.

John Speirs/Comedywildlifephoto.com

  • 毎年恒例の「Comedy Wildlife Photography Awards」は、野生動物のおもしろい写真を取り上げるフォトコンテストだ。
  • 今年もカワウソやクマ、サル、ワシといったさまざまな野生動物のコミカルな姿をとらえた写真が数多く集まった。
  • 11月16日(現地時間)に発表された2021年の総合グランプリは、「痛い!」と声を上げているようなサルの姿をとらえた1枚だ。

【優秀賞】『Let's Dance』(撮影:Andy Parkinson)

Let's Dance

"Let's Dance" by Andy Parkinson.

Andy Parkinson/Comedywildlifephoto.com

『Let's Dance』は2頭の子熊がじゃれ合う様子をとらえた1枚だ。

「2頭のカムチャッカヒグマの子どもが、荒れ狂う奔流(小川!)の中でまっすぐに立ってじゃれ合っていました」と、撮影したパーキンソン氏はコメントしている。


【優秀賞】『See Who Jumps High』(撮影:Chu Han Lin)

See Who Jumps High

"See Who Jumps High" by Chu Han Lin.

Chu Han Lin/Comedywildlifephoto.com

ジャンプするトビハゼを仲間たちが見ているかのような1枚。

リン氏はこの写真を台湾で撮影したという。


【優秀賞】『Majestic and Graceful Bald Eagle』(撮影:David Eppley)

Majestic and Graceful Bald Eagle

"Majestic and Graceful Bald Eagle" by David Eppley.

David Eppley/Comedywildlifephoto.com

「威厳ある優雅なハクトウワシ」とは皮肉のきいたタイトルだ。

「ハクトウワシは新しい材料を追加しながら何年も、何十年も同じ巣を使います」とエプライ氏はコメントしている。

「一般的に、彼らは飛びながら木の枝を折るのがとても上手です。朝から新しい巣にかかりっ切りで疲れていたのかもしれません。このハクトウワシは最高の結果を見せられませんでした。そうです、彼らも失敗することがあるのです。痛そうに見えるし、実際、とても痛かったかもしれませんが、このワシは数回の羽ばたきで体勢を持ち直し、次の作業に入る前に少し休んでいました」


【優秀賞】『The Green Stylist』(撮影:Gurumoorthy K)

The Green Stylist

"The Green Stylist" by Gurumoorthy K.

Gurumoorthy K/Comedywildlifephoto.com

撮影者はこのカメレオンを「緑色のスタイリスト」と名付けた。

写真はインドの西ガーツ山脈で撮影された。


【優秀賞】『Treehugger』(撮影:Jakub Hodan)

Treehugger

"Treehugger" by Jakub Hodan.

Jakub Hodan/Comedywildlifephoto.com

サルは木の幹にキスをしているかのようだ。

「このテングザルは樹皮で鼻をかいていただけかもしれないし、キスをしていたのかもしれません」とホダン氏は書いている。

「木はサルの生活の中で大きな役割を果たしています。答えは分かりません」


【優秀賞】『Telephone』(撮影:Jan Piecha)

Telephone

"Telephone" by Jan Piecha.

Jan Piecha/Comedywildlifephoto.com

アライグマたちには、興味をそそるゴシップがあるようだ。

「この小さなアライグマの子どもたちは内緒話をしています」とピーシャ氏はコメントしている。


【優秀賞】『Missed』(撮影:Lea Scaddan)

Missed

"Missed" by Lea Scaddan.

Lea Scaddan/Comedywildlifephoto.com

カンガルーはどうやら狙いを外したようだ。

「2頭のクロカンガルーたちは戦っていて、1頭は相手のお腹を蹴ろうとして失敗しました」とスキャダン氏は書いている。


【優秀賞】『How Do You Get That Damn Window Open?』(撮影:Nicolas de Vaulx)

How Do You Get That Damn Window Open?

"How Do You Get That Damn Window Open?" by Nicolas de Vaulx.

Nicolas de Vaulx/Comedywildlifephoto.com

窓から家に忍び込もうとしたアライグマの姿をとらえた1枚。

「このアライグマは好奇心と… 恐らく食べ物を盗むために、家に忍び込もうとしていました」とデ・ボー氏は書いている。


【優秀賞】『Peekaboo』(撮影:Pal Marchhart)

Peekaboo

"Peekaboo" by Pal Marchhart.

Pal Marchhart/Comedywildlifephoto.com

撮影者がクマの子どもとかくれんぼをしているかのような1枚。

「木から降りてきた若いクマは、まるでかくれんぼをしているかのように見えました」とマルヒハルト氏は書いている。


【優秀賞】『I Got You』(撮影:Roland Kranitz)

I Got You

"I Got You" by Roland Kranitz.

Roland Kranitz/Comedywildlifephoto.com

大ジャンプをするジリスをとらえた1枚。

「よく通っている『ジリスの場所』で何日か過ごしていたら、このおもしろくて小さな動物たちは再び、その本来の姿を見せてくれました」とクラニッツ氏はコメントしている。


【ポートフォリオ部門大賞】『Joy of a Mud Bath』(撮影:Vicki Jauron)

Joy of a Mud Bath Part 1: The Butt Dunk

"Joy of a Mud Bath Part 1: The Butt Dunk" by Vicki Jauron.

Vicki Jauron/Comedywildlifephoto.com

撮影者はゾウの泥浴の様子を4枚の写真で表現した。1枚目のサブタイトルは『Part 1: The Butt Dunk』だ。

「ある暑い日の午後、ジンバブエにあるカリバ湖の岸ではゾウが泥浴を楽しんでいました」とジャーロン氏は書いている。


2枚目の『Joy of a Mud Bath Part 2: The Face Plant』では、ゾウが泥の中に顔を突っ込んでいる。

Joy of a Mud Bath Part 2: The Face Plant

"Joy of a Mud Bath Part 2: The Face Plant" by Vicki Jauron.

Vicki Jauron/Comedywildlifephoto.com

泥浴は、からだが熱くなり過ぎないよう保護層を作るためにやっているという。


3枚目の『Joy of a Mud Bath Part 3: The Shake Off』では、余計な泥を振り払っている。

Joy of a Mud Bath Part 3: The Shake Off

"Joy of a Mud Bath Part 3: The Shake Off" by Vicki Jauron.

Vicki Jauron/Comedywildlifephoto.com

写真はジンバブエのマトゥサドナ国立公園で撮られたものだ。


4枚目の『Joy of a Mud Bath Part 4: The Final Scratch』では、ゾウが木の幹にこすりつけて、からだをかいている。

Joy of a Mud Bath Part 4: The Final Scratch

"Joy of a Mud Bath Part 4: The Final Scratch" by Vicki Jauron.

Vicki Jauron/Comedywildlifephoto.com

ゾウは自分では届かない、からだのかゆい場所をかくために木の幹を利用している。


【水生生物部門大賞】『Time For School』(撮影:Chee Kee Teo)

Time For School

"Time For School" by Chee Kee Teo.

Chee Kee Teo/Comedywildlifephoto.com

母親にくわえられ、運ばれていることにびっくりしたカワウソの子どもをとらえた1枚。

「ビロードカワウソは、自分の赤ちゃんを『噛んで』運び、泳ぎの訓練に連れて行きました」とテオ氏は書いている。


【陸上生物部門大賞】『Ninja Prairie Dog! 』(撮影:Arthur Trevino)

Ninja Prairie Dog!

"Ninja Prairie Dog!" by Arthur Trevino.

Arthur Trevino/Comedywildlifephoto.com

アメリカのコロラド州ハイギエーヌで撮影された、ハクトウワシに立ち向かうプレーリードッグの姿をとらえた1枚。

「ハクトウワシがプレーリードッグを捕まえようとしたら、プレーリードッグはワシに向かってジャンプをし、ワシが驚いている間に近くの巣穴に逃げ込んだんです」とトレビノ氏はコメントした。

「本物のダビデとゴリアテの物語みたいでした!」


【動画部門大賞】『Hugging Best Friend After Lockdown』(撮影:Rahul Lakhmani)

Hugging Best Friend After Lockdown

"Hugging Best Friend After Lockdown" by Rahul Lakhmani.

Rahul Lakhmani/Comedywildlifephoto.com

この動画は、1羽の鳥がもう1羽に向かって突っ込んでいき、2羽とも枝から落ちてしまう様子をとらえている。

動画はComedy Wildlife Photography Awardsのウェブサイトで見ることができる。


【読者大賞および空の生き物部門大賞】『I Guess Summer's Over』(撮影:John Speirs)

I Guess Summer's Over

"I Guess Summer's Over" by John Speirs.

John Speirs/Comedywildlifephoto.com

鳩が顔面で秋を受け止める様子をとらえた1枚。

「飛んでいた鳩の写真を撮っていたら、葉っぱがその顔に飛んできました」とスピアーズ氏はコメントしている。


【総合グランプリ】『Ouch! 』(撮影:Ken Jensen)

Ouch!

"Ouch!" by Ken Jensen.

Ken Jensen/Comedywildlifephoto.com

タイトル通り、サルが「痛い!」と言っていそうな1枚。

「中国の雲南省で撮影したゴールデンシルクモンキーです」とジェンセン氏は書いている。

「実はこれは威嚇行動なのですが、サルの体勢的にものすごく痛そうです!」

[原文:19 hilarious winners of this year's Comedy Wildlife Photography Awards

(翻訳、編集:山口佳美)

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