かつてチャールズ皇太子が所有していた不動産、約7億6000万円で売出し中

• ある夫婦が27年前にチャールズ皇太子から購入した不動産を、495万ポンド（約7億6400万円）で売却しようとしている。
• イギリスのデボン州にあるダートムーア国立公園内にあるその物件｢ブリンプツミード｣は、敷地が約3万7200平方メートルだ。
• 不動産会社のナイトフランクがInsiderに語ったところによると、チャールズ皇太子は今でも24時間前に通知すればそこで釣りをすることが許されているという。

27年前にチャールズ皇太子がある夫婦に売却した不動産が再び売りに出されている。物件情報によると希望価格は495万ポンド（約7億6400万円）だ

Source: Knight Frank

ブリンプツミード（Brimptsmead）は、1893年から1906年にかけて、狩猟用のロッジと夏の別荘として建てられたもので、イングランドのデボン州にあるダートムーア国立公園内の9.2エーカー（3万7200平方メートル）の敷地にある

Source: Knight Frank

このエドワード朝時代の不動産は、2つの邸宅、放牧場と森、ダート川の河岸で構成されている

Source: Knight Frank

シャーロック・ホームズ（Sherlock Holmes）の生みの親、サー・アーサー・コナン・ドイル（Sir Arthur Conan Doyle）や考古学者のパーシー・フォーセット（Percy Fawcett）などのイギリスの著名人がブリンプツミードを訪れたことがあると、不動産会社のナイトフランク（Knight Frank）の担当者はInsiderに語った

Source: Knight Frank, Insider

2つの邸宅にはそれぞれ3つのベッドルームがあり、合わせて6つのバスルームと7つの居間があるという

Source: Knight Frank

古くからある森林地帯のすぐ近くに位置していて、小道を通ってダート川に出ることができる。この物件のオーナーは、2本の竿を使って釣りをする権利を持っている

Source: Knight Frank

ナイトフランクがInsiderに語ったところによると、前回の不動産売却時に法律上の不備があったため、チャールズ皇太子は24時間前に通知をすれば合法的にこの不動産を訪れて釣りができる

Source:Knight Frank

現オーナーはこの家を近代化した。それには、2万6000枚の粘土瓦で新しく葺いた屋根、120枚の手作りの鉛枠のマリオン窓、よく磨かれた御影石の床、主な部屋のオーク材の羽目板などが含まれるとナイトフランクの担当者は話している

Source: Knight Frank and the Duchy of Cornwall.

この物件は前回の売却まで、イギリス皇太子が持つコーンウォール公領（Duchy of Cornwall）に含まれていた。このため、売り主はこの物件の最初の個人所有者ということになる

Source:Knight Frank

ナイトフランクのウェブサイトの情報によると、この物件は全体的に天井が高く、大きなエンターテイメントスペースがあることが特徴だという

Source: Knight Frank

敷地内には樹木が多くあり、視界を遮ってくれるためプライバシーが保たれている

Source: Knight Frank

邸宅の正面には屋外テラスもあり、広々とした景色が見渡せる

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さらにパーティー用の納屋もある

Source: Knight Frank

ナイトフランクのパートナーであるハミッシュ・ハンフレー（Hamish Humfrey）は、この不動産の次の所有者は歴史を理解する必要があると述べている。｢かつて王室のものだった不動産を所有することにある種の栄誉を感じる人もいるだろう｣

Source:Knight Frank

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チャールズ皇太子の所有地に隣接する物件、約11億円で売出し中

※編集部より：一部表現を改めました。 2021年11月25日 10:30

［原文：An estate Prince Charles sold 27 years ago is on sale again for $6.7 million. Take a look inside.］

（翻訳：大場真由子、編集：Toshihiko Inoue）