子育てにかかる費用だけが理由じゃない! 「子どもは欲しくない」人が増えている —— 最新調査

親子

Ben Bloom/Getty Images

  • ピュー・リサーチ・センターの最新レポートによると、アメリカでは「子どもは欲しくない」という人の割合が増えている。
  • 子育てにかかる費用は、その原因の1つだ。
  • ただ、多くの人は、単に子育てが優先事項ではないと話している。

"親になること"の魅力が失われている。

これは18~49歳のアメリカ人約3800人を対象に行われたピュー・リサーチ・センターの最新調査の結果だ。調査対象者のうち、親でない人の44%は自分たちが子どもを持つ可能性は「低い」または「全くない」と答えた。2018年の調査結果(37%)から7ポイント増えた。

ピュー・リサーチ・センターによると、子育てを避けるアメリカ人が増えているこれといった要因はないという。下のチャートからも分かるように、"親でない人(Non-parents)"の半数以上は単に子どもが欲しくないのだ。残りの43%は医学的な理由や経済的な理由など、さまざまな要因を挙げた。

調査対象者のうち、"すでに親になっている人(Parents)"の4分の3近くは、これ以上子どもを増やすつもりはないと答えた。これは2018年から「ほとんど変わっていない」とピュー・リサーチ・センターは報告している。"親でない人"と同じように、その大半が単にこれ以上子どもは欲しくないと答えた。残りは年齢や医学的な理由、経済的理由を挙げた。

チャート

「子どもが欲しくない、またはこれ以上欲しくない理由」

ピュー・リサーチ・センターのリサーチ・アソシエイトでレポートの著者でもあるアンナ・ブラウン(Anna Brown)氏は、"医学的な理由"には不妊症や病気が含まれ、"経済的な理由"には子育てにかかる費用や、何百万というアメリカ人が新型コロナウイルスのパンデミック中に経験した失業などが含まれるとInsiderに語った。

長い間、多くのミレニアル世代の若者にとって、"お金"は子どもを持つことを先送りにしたり、あきらめたりする理由の1つだった。金融危機や新型コロナウイルスによる景気低迷といった不況は、一般的に出生率に最も強い経済的影響を及ぼす。

子育てにかかる費用の高さは言うまでもない。Child Care Awareによると、アメリカでは子育てにかかる費用は年間平均9000~9600ドル(約103~110万円)だ。これはアメリカのフルタイムで働く両親の63%にとって、負担しきれない金額だ。

ただ、増加しているのは子育てにかかる費用だけではない。機会費用も増加していることから、子どもは欲しくないというアメリカ人が増えているのも納得だ。

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