キャリアコーチが明かす、「真のダイバーシティ企業」を見分けるための5つのステップ

ダイバーシティ

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ジャスミン・ヒル(Jasmine Hill )は、これまでにテック業界で黒人女性として採用面接を受けた際、「コンピュータを持ち上げられますか?」「汚れたりすることがあっても構わないですか?」といった奇妙な質問を幾度となく受けた。

「こうした質問に大学を出たばかりの20代前半のころは答えていましたが、あまりいい気はしませんでした」とヒルは言う。ヒルは現在、レディアント・スレイト・コンサルティング(Radiant Slate Consulting)という名のコーチング会社を経営している。「今の企業の採用プロセスは、公平性を考慮に入れたものでないことが多いですね」

Insiderの取材に応じた複数のキャリアコーチによると、アメリカの就職活動の現場ではヒルが経験したような話は非常によくあるという。企業がダイバーシティとインクルージョン(多様性と包括性)に真剣に取り組んでいると言っても、偏見をはねのけて自分の資質を明確にアピールするのは、つまるところ候補者自身の責任かもしれない。

そのような面接の現場では、候補者は混乱したり、自己不信、または、自分を過小評価してしまうインポスター症候群に陥ってしまうことも少なくない。候補者は自分一人で入社を希望する会社の組織を変えることはできないが、自信を持って応募や面接のプロセスに臨むための方法はあるとコーチらは言う。

そこで本稿では、真にダイバーシティを実現している企業を入社前に見極めるための5つのステップを紹介しよう。

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