映画化決定! おばあちゃんからの一通の間違いメールは、新たな友情の始まりだった

ヒントンさん、デンチさん

2016年からサンクスギビングを一緒に祝っているという。

Jamal Hinton/Twitter

  • ジャマル・ヒントンさんとワンダ・デンチさんは、2016年からサンクスギビング(感謝祭)を一緒に過ごしてきた。
  • そのきっかけは、デンチさんがヒントンさんをサンクスギビングの食事に招待したことだった。デンチさんは孫にメールを送ったつもりだった。
  • 2人の友情とサンクスギビングの物語は、ネットフリックスが映画化するという。

ジャマル・ヒントンさんとワンダ・デンチさんの2016年から続く友情がネットを中心に注目を集めている。見ず知らずの2人は、デンチさんがサンクスギビングの食事に孫を招待しようと、誤ってヒントンさんにメールを送ったことがきっかけで出会った。

出会いから6年が経った今でも2人は感謝祭をともに過ごすために集まっていて、その友情はネットフリックスが『The Thanksgiving Text』というタイトルで映画化すると、Varietyが報じた

ヒントンさんとデンチさんが最初に話題になったのは2016年のことだ。ヒントンさんが2人の最初のメールのやりとりのスクリーンショットをツイートした。それ以来、2人の"サンクスギビングの再会"は毎年、ネットで話題になっていた。

2人の友情物語を見て行こう。

2016年、デンチさんが孫と間違えてメールを送る

2人の物語は、ヒントンさんが2016年11月15日のデンチさんとのメールのやりとりのスクリーンショットに「今年は誰かのおばあちゃんが誘ってくれた!!」とコメントを添えてツイートしたことから始まった。このツイートには14万1000の「いいね」が付いた。

メールはデンチさんが孫たちをサンクスギビングの食事に誘う内容だった。ヒントンさんが彼女は誰なのかと尋ねると、デンチさんは「あなたのおばあちゃん」だと答え、顔写真を送った。

当時17歳だったヒントンさんは「あなたはぼくのおばあちゃんじゃないです」と返信し、自分の顔写真も送った。

その上で「それでも食事をごちそうしてくれる?」と聞くと、デンチさんは「もちろん」と答えた。

「誰にでも食べさせてあげる… それがおばあちゃんよ」

その後、地元紙Arizona Republicが2016年に報じたように、ヒントンさんはアリゾナ州メサに住むデンチさんの家で感謝祭の休暇の一部を過ごした。そして、これが最後ではなかった。

2017年、2018年、2019年もヒントンさんはデンチ家の食事会に加わる

2017年、The Arizona Republicはヒントンさんとガールフレンドのミカエラ・グラブスさんが今年もデンチ家のサンクスギビングの食事会に加わったと報じ、2人は1年前の出会いから親しくしていて、週に1度ほどやりとりをしていると伝えた。

「彼が交友関係を続けてくれるなんて、わたしにとってはうれしい驚きです」とデンチさんは当時、The Arizona Republicに語っている。

「親戚というより友達ね」

2017年11月23日、ヒントンさんはツイッターで2016年と2017年に撮った自分とデンチさんの写真を共有し、この投稿には19万1200の「いいね」が付いた。

2018年のサンクスギビングも2人はともに過ごし、ヒントンさんはデンチさんと一緒に撮影した動画をYouTubeに投稿した。

2019年、ヒントンさんとグラブスさんは再びデンチ家のサンクスギビングに加わった。

「ぼくたちはテレビを観たりはしないんです。ただ、何時間も座ったまま、お互いにどんなことがあったか、ずっとおしゃべりをしているんです」とヒントンさんは2019年、タイム誌に語った

「あっという間に時が過ぎてしまって、どのくらいそうしていたか分からないほどです。本当に良い友人です」

デンチさんの夫が亡くなり、2020年は早めのサンクスギビングに

2020年、ヒントンさんとデンチさんは初めて、デンチさんが長年連れ添った夫ロニーさん抜きのサンクスギビングを過ごした。ロニーさんは新型コロナの合併症で2020年4月に亡くなった

実際の感謝祭の1週間前に開いた食事会には、ヒントンさんのガールフレンドやデンチさんの娘、孫も加わった。早めに開いたのは、全員が新型コロナの検査を受けてから自分たちの家族とサンクスギビングを過ごせるようにするためだったとCNNは報じた

「ロニーがいないので、最初は楽しみではありませんでした。この7カ月は大変でしたが、わたしにとってこれは本当に大切なことでした」とデンチさんはCNNに語った。

「美味しい食事と大好きな人たちに囲まれて、わたしがどんなにうれしかったか。わたしたちは笑い、素晴らしい時間を過ごし、思い出を語り合いました。みんなにとって、とても良い食事会でした」

ヒントンさんはこの年、ツイッターにグループ写真を投稿した。ロニーさんの写真も一緒だった。

「@wandadench 素晴らしい食事をありがとう! あなたがいてくれてとても幸せだ。ロニーがいなくて寂しい」とコメントを添えた。

2021年も一緒

2021年、ヒントンさんとデンチさん、ヒントンさんのガールフレンドのミカエラさんは再びサンクスギビングをともに祝った。ヒントンさんはツイッターに、ロニーさんの写真と4人を描いたイラストとともに撮影したグループ写真を投稿した。

食事会の計画は11月14日のツイートで明かしていた。投稿には約120万の「いいね」が付いた。

ネットフリックスによる映画化が発表されたのは、サンクスギビングの翌週、12月2日のことだった。

「わたしたちの物語が世界中の人々と共有されるのが楽しみです」とデンチさんとヒントンさんは Varietyへの共同声明の中でコメントしている。

「この物語をきっかけに、他人に手を差し伸べたり、普段なら持たないようなつながりを持つ人が増えたらいいと願っています。一通の間違いメールから本物の友情を見つけることができて、わたしたちは本当に幸せです」

[原文:How a grandma's accidental Thanksgiving invite to a stranger turned into a lifelong friendship and upcoming Netflix movie

(翻訳、編集:山口佳美)

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