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課題解決のコツは「プロセスで分ける」。3パターンで見る、根本原因を突き止めて打ち手を導き出す方法

自律思考を鍛える

Monster Ztudio/Shutterstock

解決したいテーマを上手に分解し、「本当の課題」を特定することができれば、課題解決は驚くほど簡単にできます。

課題を発見する際に活用すると便利な方法は大きく2つあります。1つは、前回、前々回ご紹介した「マトリックスで分ける」というものです。

そしてもう1つが「プロセスで分ける」という方法です。プロセスとは、仕事の手順を時間軸で整理することで現状を把握しやすくした図のこと。マトリックスを使った方法に加えて、プロセスでも課題を分解できるようなると課題解決力が一気に上がります。

なぜこれらの方法が有効なのかというと、両方とも戦略に紐づいていることが多いからです。戦略を検討する際には、まずマトリックスで大枠をつかみ、戦略を実行に移す際に最適なプロセスを決めるというのがオーソドックスな手順です。

「分けたつもり」の人があまりにも多い

解決したいテーマを「分解する」と聞くと、「分解? そんなのいつもやっている、簡単だよ」と言う人がいます。

その通り。分解だけならほとんどのビジネスパーソンがやっていることです。

ただし、その分解のレベルには雲泥の差があります。例えば会社の業績が低迷しているという、こんな役員のように——。

当社は売上が低迷しています。ですから課題はとにかく「売上拡大」。コスト削減はできるかぎりのことをやったので、いま営業担当に発破をかけて拡販営業を指示しているところです。

この役員は、「利益=売上-費用」と2つに分解したことをもって「課題を分解した」と考えているのかもしれません。そして、費用の削減は十分に行ったので、利益を増やすためには売上拡大が必須だと考えたのでしょう。

確かにそうです。分解はしています。しかし、「どうやって売上拡大をすればいいのか」という肝心かつ具体的な方法の部分については、現場に丸投げしてしまうのです。

現場にしてみれば、改めて上司から発破をかけられなくたって、どうすれば売上が拡大できるだろうといつも考えている。でもそれができないから困っているのです。

この役員が「売上拡大をしろ!」と号令をかけるのは、最近調子の出ないバッターに向かって「ヒットを打て!」と檄を飛ばすようなもの。バッターボックスに立つ選手にしてみれば、どうやったらヒットが打てるのかを教えてくれよ、とボヤきたくもなるものです。

課題(このケースでいうと売上拡大)を明確にしているのに現場が動かないのだとしたら、それは「上手に分解」できていないということ。具体的な打ち手を示せていないのです。

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