Photo:西山綾加
こちらの記事は、ライフハッカー[日本版]から一部編集の上、転載しています。
昨年に引き続き家にいる時間が増え、以前よりこまめに掃除をするようになった。
そこで、憧れだった「山本勝之助商店 七玉長柄箒 (棕櫚皮巻)」を思い切って購入した。
最初は見た目が気に入って買ったのだが、使い始めたら掃除機よりも楽なことに気づいてしまった。
古くから受け継がれるほうきの魅力
そもそも「棕櫚ほうき」とは、棕櫚という木の幹の皮で作られたほうきのこと。
古くから日本で親しまれてきた和箒の一つで、「一生に三本あれば足りる」と言われるほど耐久性に優れているのだとか。筆者が使用している「山本勝之助商店 七玉長柄箒 (棕櫚皮巻)」は、明治13年創業の和歌山県の老舗で、職人が昔ながらの手法で作るほうきだ。7玉というのは、棕櫚の束の数を表し、その束を銅線で巻いてほうきの形にしている。
棕櫚ほうきには、「鬼毛」と「皮巻き」の大きく2種類があるが、皮巻きタイプは掃きやすいようにほぐしてあるので、力を入れずに掃除ができるのが特長。
さらに、棕櫚の皮には油分が含まれており、掃くことで油が床にうつり、天然のワックス効果があるという。
シックな見た目はまるでインテリアのよう。かけておくだけで気分を高めてくれる。
時間を気にせず使える
Photo:にしやまあやか
そんなほうきに魅了されて使い始めたのだが、「いま掃除したい!」というタイミングで掃除ができるのが、思っていた以上にストレスフリーだった 。
フローリングや畳はもちろん、絨毯の部屋もこれ1本で掃除ができる。夜中でも早朝でも、周りに迷惑をかけずに好きなときに掃除ができるのがほうきの良さだろう。
Photo:西山綾加
掃除機では絶対にできない、音楽をかけながら掃除をすることもほうきなら可能。
仕事の合間に好きな音楽をかけながら少し掃除というのも、良いリフレッシュになる。
階段掃除がぐんと楽になった
Photo:西山綾加
最近はスティックタイプの掃除機が一般的になりつつあるが、それでも階段は掃除しにくい箇所なのでは。「山本勝之助商店 七玉長柄箒 (棕櫚皮巻)」を導入してから、一番楽になったのが階段の掃除かもしれない。
電源コードの取り回しを考える必要もなく、なんと言っても軽いのが魅力。細かな棕櫚の繊維が、隅の小さな埃もしっかり掻き出してくれる。
Photo:西山綾加
集めたゴミが見え、掃除機ではあまり感じられなかった「掃除した感」が味わえるのも、個人的にはお気に入りポイント。
Photo:西山綾加
我が家では掃除機と併用して使っているが、今ではすっかり「山本勝之助商店 七玉長柄箒 (棕櫚皮巻)」の出番ばかり。早くも「相棒」という感じだ。
なお、以下の表示価格は執筆時のもの。価格が変更になる可能性もあるため、販売ページでご確認を。
(文、撮影・西山綾加/ソース : Amazon.co.jp)
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