SNSで人気のレシピをデリバリー…TikTokキッチン、まずは全米に300店舗

The initial menu will include pasta chips, corn ribs, and smash burgers, as seen above.

TikTokキッチンの当初のメニューは写真のようなパスタ・チップス、コーン・リブ、スマッシュ・バーガーなどを予定している。

Virtual Dining Concepts

  • ティックトックはアプリ内で人気を博した料理を提供するゴーストキッチンを全米にオープンする。
  • その「TikTokキッチン」は2022年3月に300店舗、2022年末までに1000店舗の展開を予定している。
  • ティックトックはこの店舗から得た利益をプラットフォーム上のフードクリエイターや料理タレントに再投資する計画だと述べている。

動画共有アプリ「ティックトック(TikTok)」は、料理動画を見ることが大好きなグルメのために、ティックトックで人気の料理を実際に注文できる新しいコンセプトのゴーストキッチン(ghost kitchen)を立ち上げる。

ティックトックは2021年12月17日、複数のデリバリー専用レストランを運営する企業バーチャル・ダイニング・コンセプト(Virtual Dining Concepts)と提携し、2022年3月からデリバリー型のフードサービスチェーンを立ち上げると発表した。「ティックトック・キッチン(TikTok Kitchens)」と名付けられたこのベンチャーは、レストラン事業に正式に参入するというよりも、ティックトックで有名な料理をファンに提供することが目的だと同社の広報担当者はInsiderに語っている。

ソーシャルメディアをテーマにしたこのレストランでは、ベイクド・フェタ・パスタ(baked feta pasta)、スマッシュ・バーガー(smash burger)、コーン・リブ(corn rib)、パスタ・チップス(pasta chips)などユーザーに人気の高いメニューが提供される予定。同社のプレスリリースによると、提供するメニューはアプリ上で移り変わる食のトレンドに合わせて四半期ごとに更新される予定だという。

ティックトック・キッチンはまず300店舗から始め、ブカ・ディ・ベッポ(Buca di Beppo)やベルトゥッチズ(Bertucci's)などの全国チェーンのレストランで運営される予定だ。これらの企業は、新型コロナウイルスのパンデミック中にフードデリバリーが増加したことで爆発的に普及した。今回の提携で、実店舗を持たず、デリバリーやドライブスルーを専門とするゴースト・キッチンのトレンドに加わることになる。

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