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ネットフリックスのゲーム進出から分かった、2022年に「日本語コンテンツ」が花開く理由【音声付・入山章栄】

今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。

ネットフリックス(Netflix)がゲーム開発会社を買収し、ゲーム事業へ進出することが話題になっています。この意思決定の背景には何があるのでしょうか。自身もネットフリックスに加入しているという入山先生がその狙いを読み解きます。

【音声版の試聴はこちら】(再生時間:8分04秒)※クリックすると音声が流れます


ネットフリックスはなぜゲームスタジオを買収したのか

こんにちは、入山章栄です。

昨年は本連載をご愛読いただき、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いします。


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BIJ編集部・小倉

入山先生、今日はネットフリックスについてお伺いします。

ネットフリックスは2021年9月末にゲームスタジオ「ナイトスクールスタジオ」を買収しました。ネットフリックスのコンテンツである動画が受身で楽しむものだとすると、ゲームは主体的にやるものですよね。となるとネットフリックスの狙いがよく分からなくて……。

同社は何を目指しているのでしょうか?


僕はネットフリックスにはシンプルな目的があると思いますよ。それは一言で言うと、チャーン(churn)を減らすことです。


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BIJ編集部・常盤

チャーンというと、つまり解約ですね。


はい。ネットフリックスのようなサブスクモデルを解約することをチャーンといい、解約率のことをチャーンレートといいます。ストリーミングの世界は競争が激しいためチャーンレートも高い。

なぜならこのマーケットにはアマゾンプライムビデオ(Amazon Prime Vide)がいて、Huluがいて、ネットフリックスがいる。そこへいま、超巨大戦艦であるディズニープラス(Disney+)が入ってきた。

僕はいま顧客としてネットフリックスとアマゾンプライムに入っていますが、あともう1つ追加で、例えばディズニープラスに加入するとしたら、さすがに両者のどちらかを解約すると思うんですよ。お金ももったいないけど、それ以上に3つも見る時間がありませんから。

そうするとネットフリックスにとって一番怖いのは、子どもが「パパ、ママ、私ディズニーが見たい!」と言い出すこと

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