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iPhoneやAndroidスマホの「デジタル断捨離」。大掃除のカンタンな方法

ストレージ

大掃除をするべきなのは、何も現実世界だけではない。

撮影:小林優多郎

2021年も残りわずか。新年は清々しい気持ちで迎えたいもの。

家の中もそうだが、ビジネスや生活に直結するスマートフォンやWebサービスの整理……いわゆる「デジタル断捨離」も重要な年末行事だ。

この記事ではカンタンにできるツールや機能、チェックポイントを紹介するので、ぜひ年末年始の空いた時間に試してみてほしい。

写真の断捨離:Googleフォトで整理

Google Photos

残念ながら無制限アップロードは終わってしまったが、GoogleフォトはiPhoneでもAndroidでも便利なツールだ。

撮影:小林優多郎

多くの人にとって、年間を通してスマホの中に最も蓄積されるデータと言えば、やはり写真だ。

写真の整理にAndroidユーザー、iPhoneユーザーともにおすすめなのは「Google フォト」アプリだ。

Google フォトといえば、2021年5月末に無制限バックアップが終了し、使用しなくなった人も多いかもしれない。

ただ現状でも、圧縮設定でアップロードすれば、1枚の写真が1〜2MBほどになるので、Googleアカウントの標準容量15GBには7000枚以上の写真が保存できる。

グーグルフォト設定

Googleフォトアプリから不要だと思われる画像を消すには、右上の自分のアイコンからメニューを呼び出し、「アカウントの保存容量」をタップ。その後、「確認して削除」の欄から不要な画像を選択する。

画像:筆者によるスクリーンショット

とはいえ、Googleアカウントの容量はGoogleドライブやGmailなど、他のサービスでも消費する。メンテナンスは必須と言える。

Googleフォトに写真をアップし、ユーティリティーを使えば不鮮明な写真や容量の大きすぎる動画や写真、スクリーンショットをチェックできるので不要なものは削除もしくはPCなどにバックアップしよう。

なお、「Amazon Photos」は現状でもアマゾンのプライム会員向けに無制限バックアップを機能を提供しているが、グーグルがそうであったように「無制限」は永遠に続くわけではないと思っていた方がいい。

もしくは、いっそのこと紙に印刷してアルバムにするのもいい。今はコンビニのプリンターで、スマホから高精細な写真プリントもできる。

アプリの断捨離:OS標準ツールを使おう

使っていないゲームやアプリもスマホのストレージ容量を圧迫する。

各OSの機能や純正に近いアプリには「普段使っていないアプリ」をリストアップしたり自動で取り除く機能がある。

iPhoneの場合:App Storeの設定から自動で

App Store設定

iOS/iPadOSでは、App Storeの設定で不要なアプリの自動削除を設定できる。

画像:筆者によるスクリーンショット

1.「設定」アプリを開く

2.「App Store」メニューをタップ

3.「非使用のAppを取り除く」をタップ

この設定をオンにすると使っていないアプリは自動で取り除かれる(必要なら、App Storeで再インストールも可能)。

なお、iPhone/iPad端末でどのデータが最もストレージを圧迫しているかは、「設定」アプリの「一般」から「iPhone(もしくはiPad)ストレージ」から確認できる。

Androidの場合:純正アプリを使う

Files by Google

グーグル純正のファイルアプリを使えば、あまり使わないアプリや画像を削除できる。

画像:筆者によるスクリーンショット

1.グーグル純正の「Files by Google」をインストールする(最初からインストールされている場合もある)

2.アプリを起動して「削除」タブから、「使用していないアプリの削除」をタップ

メニューがない場合は無駄な「使わないアプリ」がないと判断されている。

3.削除したいアプリをタップして、画面下部の「アンインストール」をタップ

無事に削除されれば、削除したアプリの合計値が表示される。

Files by Googleは、アプリの他にも重複する画像や古いスクリーンショット、ユーザーが意図しないジャンクファイルの削除にも対応。

年に1度の大掃除にはぴったりのアプリだ。

時間があれば個人情報の大掃除も

データ削除

スマホの中だけではなく、クラウドに貯まった個人情報もこの際チェックしてみては。

撮影:小林優多郎

最後に、スマホ自体だけではなく、各種サービスに蓄積された「個人情報」も年末年始を機会に整理するのもいい。

TwitterLINEGoogleFacebookでは各社のサーバーからユーザー自身の個人情報を削除したり、バックアップしたりする手段が提供されている。

中には保管期間を決めて自動で削除できる設定もあるので、以下の記事を参考にしながらぜひ設定を見直して欲しい。

(文、撮影・小林優多郎

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