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ハイテクスキャナーでミイラを「開封」…35歳で死亡したファラオは健康体だった

アメンホテプ1世のミイラ。2006年4月、エジプト考古学博物館にて撮影。

アメンホテプ1世のミイラ。2006年4月、エジプト考古学博物館にて撮影。

Patrick Landmann/Getty Images

  • 3500年前のアメンホテプ1世のミイラが、初めて「デジタル開封」された。
  • その分析によると、彼が35歳頃に亡くなったとき、健康上の問題はなかったようだ。死因は特定されていない。
  • このミイラは非常に繊細で豪華な飾りで覆われていたため、科学者たちはそれを乱すことを躊躇していた。

エジプトの科学者たちは、3500年前のミイラを「デジタル開封」し、何世紀にもわたって知られていなかった秘密が明らかになった。

カイロ大学の専門家は、衣服や皮膚の下にあるものまで画像化する3DのCTスキャナーを使用した。

このスキャンによって、アメンホテプ1世の身体を「前例のないほど詳細に」見ることができたと、放射線学教授でこのミイラに関する研究論文の筆頭著者であるサハール・サリーム(Sahar Saleem)は、2021年12月28日のニュースリリースで述べている。

ファラオのミイラのスキャン画像。包帯の下で縮こまった頭蓋骨と骨格が見える。

ファラオのミイラのスキャン画像。包帯の下に頭蓋骨と骨格が見える。

S. Saleem and Z. Hawass

アメンホテプ1世は、エジプト第18王朝の2代目のファラオだ。紀元前1525年頃から約21年間統治した。彼のミイラは、1888年にナイル川沿いの遺跡、デイル・エル・バハリ(Deir el-Bahari)で発見されて以来、手つかずのまま放置されていた。

リリースによると、19世紀から20世紀にかけて発見された王族のミイラは、そのほとんどがずっと前に開封されていたという。

しかし、アメンホテプ1世のミイラは、包帯で完璧に包まれ、花冠で飾りつけがなされ、色鮮やかな石をはめ込み繊細に作られたマスクが被せられていたことから、科学者はそれを乱さないことにしたのだ。

1888年に描かれた版画。

1888年に描かれた版画。

bildagentur-online/uig via Getty images

スキャンの結果、アメンホテプ1世は35歳くらいで亡くなったことが分かった。

論文によると、彼の身長は約169センチ、割礼をしており、あごは細く、鼻も小さく細く、髪は巻き毛で、上の歯は軽く突き出ていて、左耳にピアスをしていたという。

彼は父親に驚くほど似ていたに違いない、とサリームは述べている。

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