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ソーシャルコマースが急成長…中小のブランドも互角に戦える場所になる

フェイスブックを使ったライブ配信ショッピング。

Courtesy of Facebook

  • ソーシャルコマース市場が急成長している。
  • アクセンチュアによると、ソーシャルコマースは、今後数年間にEコマースを上回るペースで成長するという。
  • その結果、オンライン大手と小規模企業の競争が、より公平なものになるかもしれない。

ソーシャルメディアでのショッピングは、今後数年間で爆発的な人気を獲得し、小規模企業に新たな道を開く可能性がある。

コンサルティング企業のアクセンチュア(Accenture)が公開した最新レポートによると、ソーシャルコマースは今後4年間、従来のEコマースの3倍の速さで成長すると推定されている。

それによると、ソーシャルコマースは2025年までに全世界で1.2兆ドル(約139兆円)規模の市場となり、Eコマース支出全体の16.7%を占めるようになる、とアクセンチュアは予測している。

ソーシャルコマースとは、フェイスブック(Facebook)やインスタグラム(Instagram)といったプラットフォームにおいて、ブランドやインフルエンサーのページ上、またはライブ配信ショッピングのチャンネルなどを介して行われるアプリ内購入を指す。

アクセンチュアによると、ソーシャルコマースは従来のEコマースと異なり、小規模企業がより多くの顧客にアクセスしやすくなるため、アマゾン(Amazon)のようなオンライン大手と小規模ブランド間の競争がより公平なものになるという。

アクセンチュアの専門家は、同社の最新レポート『Why shopping's set for a social revolution(ショッピングがこれからソーシャル革命を起こす理由)』で、以下のように述べている。

「ブランドは、規模の大小を問わず、ソーシャルコマースを通じて物を売ることができるようになった。今では個人でも、自らが『ブランド』となって市場に直接リーチできる」

「このことは、小規模企業や起業家にとって、非常にポジティブな意味をもつ。これまではまったく手の届かなかった、潜在的な巨大市場にリーチできるようになるからだ」と、同レポートは述べている。

アクセンチュアが、世界のソーシャルメディア・ユーザー1万人以上を対象に行ったこの調査によると、「ソーシャルメディア上のショッピングでは、通常のネット閲覧に比べて小規模ブランドから購入することが多い」という回答が59%に上った。また、回答者のほぼ半数(44%)が、ソーシャルコマースのチャンネルでは、聞いたことのないブランドを購入することが多いと回答している。

「数字は劇的に変化している」と、レポートは述べている。

「今や、ひと握りの大手小売業者やブランドが、何百万人ものマス・マーケットに物を売るのではなく、何百万もの個人と小規模企業が、広大なソーシャルコマースのエコシステムの中で互いに物を売りあっているのだ。その結果、大手ブランドは今後、何千もの小規模企業との競争に直面することになるだろう」

この分野では目下、中国が規模と成熟度で最も進んだ市場であり、他国に道筋を示している。アクセンチュアによると、今後数年間で最も成長が見込まれるのは、インドやブラジルなどの発展途上国市場だ。

パンデミック下では、家に閉じ込められ、店舗に足を運べない消費者が増えたため、ソーシャルメディアで買い物をする傾向が伸びた。ソーシャルコマースは、デジタルショッピングの新たな基準になると専門家は予測している。

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