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JPモルガンが「2022年もアメリカの株式市場では強気相場が続く」と考える理由

強気相場

Lucas Jackson/Reuters

  • JPモルガンが2022年の初めに公開したメモによると、アメリカ株式市場の強気相場は続くという。
  • 「株価はこれまで好調に動いてきたが、さらにプラスに振れる可能性がある」とアナリストは述べている。
  • 2022年の株価を支える5つの要素について、JPモルガンの分析を紹介する。

アメリカの大手銀行持株会社のJPモルガン(JPMorgan)が2022年1月3日に公開したノートによると、株式市場の強気相場を後押しする燃料は、まだタンクに十分残っているという。

同行のアナリストは、顧客に「ポジティブなカタリストが尽きたわけではないので強気を貫く」ように助言していると述べ、5つのカタリストについて説明した。JPモルガンは、すでに目覚ましい株高が実現していることを認めながら、世界的な経済成長の継続により、この強気相場が継続するだろうとしている。

S&P500指数は2021年に約27%も急騰し、世界的なパンデミックや経済的シャットダウンにもかかわらず、3年連続の上昇となった。経済成長が続き、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)や各国政府による金融緩和政策が続いていることから、JPモルガンは、以下の5つのカタリストによって2022年まで強気相場が継続するだろうとしている。

1. 経済成長の継続

JPモルガンは、「成長のペースは2022年に入っても安定したままで、多くの懸念材料が後退するだろう」と述べ、2022年も実質GDP成長率が長期トレンドを上回り、特に欧州ではその傾向が強まると予想している。また「(サプライチェーンの問題で)在庫は非常に少なく、その補充が追い風になるはずだ」と述べ、さらに、政府による財政支援が続いているが、信用スプレッドに悪化の兆候は見られないと付け加えた。

2. FRBの政策

「FRBが2022年前半に、少なくとも現在と比較して、さらなるタカ派の領域へ進出する公算は小さいと見られる」とJPモルガンは述べている。また、消費者物価指数が「ピークを迎える可能性が高く、それは株価には追い風になる」と考えているという。

3. 収益の伸びは続く

「企業の利益は引き続き増加し、2022年のコンセンサス調査(複数のアナリストやエコノミストなどの見解をすり合わせたもの)が低すぎることを再び証明するだろう。コンセンサス調査によると、2021年第4四半期のEPS(1株あたり利益)は、第3四半期よりも下回ると予想されているが、これは通常起こりえないことだ。第4四半期は好調な成長が見込まれる」とJPモルガンは述べている。

4. 2021年、企業価値は圧縮されていた

「金額ベースで株価収益率(PER)は上昇しているが、イールドスプレッド(この場合は株式利回りと債券利回りの比較)はそうではない。注目すべきは、2021年は非常に力強いEPSの伸びによってPERが圧縮されたが、2022年にはさらに穏やかなPERの圧縮が起こると予想されることだ。利回りの上昇が市場全体に与える衝撃を和らげるために、クッションを用意しておくことが重要だ」とJPモルガンは述べている。

5. 好調なテクノロジー企業が牽引

「テクノロジー企業は全般的に好調だ。株価は通常、年明けに良好なパフォーマンスを示す」と、JPモルガンは述べ、1月の季節的な株式市場の堅調なパフォーマンスを指摘した。

[原文:These 5 catalysts could keep the bull market in stocks alive and well in 2022, according to JPMorgan

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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