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贈り物の季節に考えたい。環境負荷少ないギフト「ギビング・チューズデー」という新たな動き

じぶんごとのWe革命

REUTERS/Lucas Jackson

新しい年が明けたが、無力感と希望とがない交ぜになった気持ちが続いている。

11月末の年末商戦に際して、「ブラック・フライデー」という言葉を近年、日本でも目にすることが増えた。「ブラック・フライデー」は、11月第3週の木曜日に設定される感謝祭(サンクスギビング)翌日の金曜日に、アメリカで行われるセール日の名称。1950年代に買い物客が殺到する様相を見たフィラデルフィアの警官が、もともと1869年に起きた金市場の暴落を指した言葉で表現したことがきっかけでこう呼ばれるようになったという。

この年に1度の大型セールは、そこからクリスマスにかけてのギフトシーズンに年間売り上げの大半を叩き出す小売業者たちにとって、いつしか年末商戦の戦いの火蓋を切って落とす勝負の日となった。戦いが加速するうちに、感謝祭の夜、日付が変わる夜中に店を開ける業者が登場して、夜中に目玉の格安商品を狙う消費者たちの長い列ができるようになると、感謝祭当日も店を閉めない業者が登場した。

オンラインでのショッピングが登場してからは、ここに「サイバー・マンデー(感謝祭の次の月曜日から始まる大規模なオンライン・セール)」が加わり、実店舗に対抗するための大胆なディスカウントや、無条件の返品を受け付けるようになった。この習慣は、世界中に展開するマルチナショナルな企業によって、ヨーロッパを中心に世界中に飛び火させ、日本にも到達した。

「ブラック・フライデー」から始まる年末商戦の売り上げは、消費や支出の額に経済の健全度を見出す経済アナリストたちにとっての重要な指標とみなされ、客足の量や売上額が前年比で増えれば金融市場に歓迎され、減ればマイナス材料になる。だから上場する小売企業は必死で安売りに励み、売り上げを最大化しようとする。競争の原理によって、営業時間は延長され、ディスカウント率は拡大され、労働者やベンダーたちにかかる負担はさらに大きくなった。

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