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インフレで値上げが相次いでも、なぜコストコのホットドッグは1.50ドルのままなのか

ホットドッグ

Irene Jiang / Business Insider

  • コストコは1985年以来、ドリンク付きのホットドッグを1.50ドル(約170円)で販売してきた。
  • 長年にわたって同社はこの価格を維持すると公言してきた。
  • アメリカではインフレの影響で「ピザ1切れ1ドル」といった"お買い得の定番"が姿を消す中、コストコのホットドッグの価格は今も1.50ドルのままだ。

インフレがさまざまな消費財に影響を及ぼす中、アメリカ人には頼れる定番が1つある —— 1.50ドルのコストコのドリンク付きホットドッグだ。

アメリカではインフレが1990年以来の高水準となっていて、「ピザ1切れ1ドル」や「1ドルショップ」といった消費者に人気の"お買い得の定番"が次々と姿を消しているが、コストコのホットドッグは1985年の販売開始以来、同じ価格のままだ。

「あのホットドッグを1.50ドル以上にするつもりはない。そういうことだ」とコストコのCEOクレイグ・ジェリネック(Craig Jelinek)氏は2020年1月、株主に語った。

コストコは長年にわたって、ホットドッグの価格を維持すると公言してきた。創業者のジム・シネガル(Jim Sinegal)氏はかつて、ジェリネック氏に「あのホットドッグの値段を上げたら、お前を殺すぞ。どうにかしろ」と伝えたことがある

「コストコと言えば、1.50ドルのホットドッグだ」とジェリネック氏は2018年、425 Businessに語っている

価格を変えないと約束したことが成功につながった。2019年度には、コストコはドリンク付きホットドッグを1億5100万セット、2億2650万ドル近く売った。この"お手頃な軽食"が、人々がコストコに引き付けられる理由の1つだとジェリネック氏は2021年4月、コロナ禍でフードコートを再開する際に語っていた。

ドリンク付きホットドッグの価格は、主な原材料である牛肉の価格が大幅に上がっても —— アメリカ労働統計局のデータによると、12月の牛肉の価格は前の年の同じ時期に比べて20%以上値上がりした —— 変わらなかった。コストコはカリフォルニア州ロサンゼルスとイリノイ州シカゴでカークランドシグネチャーのホットドッグ工場を運営しているため、ある程度のコントロールは可能だ。

2021年の時点で、コストコは4.99ドルのロティサリーチキンといった他の定番商品の値上げにも消極的だった。CFOのリッチ・ガランティ(Rich Galanti)氏は5月、「人件費の高騰、運送費の高騰、輸送需要の高まりに加えて、コンテナ不足や港の遅れ」といった「インフレ圧力」はあるものの、ロティサリーチキンを値上げするつもりはないと語っていた。

Insiderはコストコにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

[原文:Costco's iconic hot dog deal is still $1.50, despite record inflation rates raising prices everywhere else in the industry

(翻訳、編集:山口佳美)

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