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ロシアはウクライナをめぐって、アメリカが絶対に合意できない要求をし続けている【ANALYSIS】

プーチン大統領

2021年10月、ロシアのソチで開催されたイベントに出席するプーチン大統領。

Mikhail Svetlov/Getty Images

  • ロシアは、ウクライナとジョージアのNATO(北大西洋条約機構)への加盟を絶対に認めないよう求め続けている。
  • NATOもアメリカも、それは"話にならない"と明言している。
  • ウクライナ危機について話し合うため、外交官らは今週、ヨーロッパに集まっている。

ウクライナ危機について話し合うため、外交官らがヨーロッパに集まる中、ロシアはウクライナを侵攻すると脅しながら、アメリカやNATOが絶対に合意できない要求をし続けている。

ロシアはウクライナとジョージアのNATOへの加盟を絶対に認めないよう繰り返し求めているが、アメリカやその同盟国は"話にならない"とこれを退けている。

ウクライナ侵攻を回避しようと、1月10日(現地時間)にスイスのジュネーブで開催されたアメリカとロシアによる「戦略安保対話」の後、ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は、ロシア政府はウクライナやジョージアがNATO加盟国になることはないという「鉄壁の、法的拘束力のある保証」が欲しいと語ったと、NPRが報じた

「詰めの甘い議論、生半可な約束や閉ざされたドアの向こう側での交渉で起きたことのあいまいな解釈にうんざりしている。わたしたちはあちら側を信用していない」とリャブコフ外務次官は話した。

アメリカのウェンディ・シャーマン国務副長官は別の会見で、NATOは「門戸開放の方針を常に同盟の中心に据えてきた。その門戸を閉ざそうとすることは許されない」と報道陣に語った。

シャーマン国務副長官のコメントは、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長が繰り返し述べてきたコメントに同調するものだ。

「どんな安全保障体制に自身が加わりたいかなど、それぞれの国が自身の進む道を決める権利を持つといった基本方針についてわたしたちが妥協することはない」とストルテンベルグ事務総長は7日、報道陣に語っていた。

アメリカとNATOは、ウクライナに侵攻すれば深刻な経済的影響が出るとロシアに警告してきた。ロシアは侵攻の意図はないと繰り返しているが、ウクライナ国境に数万人規模の兵士を終結させることで地域に緊張をもたらしている。

リャブコフ外務次官は10日、「ウクライナを攻撃する計画も意図もない」とした上で、「エスカレートするシナリオのようなものを恐れる理由はない」と語ったとNPRは報じた。

一方、シャーマン国務副長官はロシアに対し、「兵を兵舎に戻すか、何の演習をどのような目的でやっているのかわたしたちに教える」よう求めた

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