世界初「メタバース上場投資信託」組込銘柄の大半は「アナリスト買い推奨」。株価上昇期待高まる32銘柄

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世界初の「メタバース関連銘柄」ETF(上場投資信託)商品が登場。その投資先銘柄には大きなアップサイド(株価上振れ)を期待できる銘柄が多いようだ。

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メタバース(Metaverse)はいま投資の世界で最もホットな話題のひとつだ。

ブルームバーグ・インテリジェンスによれば、仮想世界は「8000億ドル(約92兆円)の市場機会」を生み出すという。

米金融大手バンク・オブ・アメリカとモルガン・スタンレーは揃ってメタバースを次なる巨大投資テーマと認定。さらに米投資銀行ジェフリーズは2021年12月、メタバースが「人間の(従来的な)生活をほぼすべて破壊する可能性を秘めている」と指摘している。

そうした評価を背景に、米投資顧問会社ラウンドヒル・インベストメンツ(Roundhill Investments)は「ラウンドヒル・ボール・メタバースETF」を組成した。

2021年6月30日に上場された同ETFはメタバースを投資テーマとして設計されており、運用残高は9億4500万ドル(約1090億円、2022年1月11日時点)、組入銘柄数はメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)やエヌビディアなど44銘柄。

ラウンドヒルのストラテジストチームは同ETFの投資家向けプレゼン資料でこう説明している。

「メタバースはインターネットの後継版のようなものとして理解するのが適切です。ゲーム業界全体をひとつにまとめ、プレイヤーがさまざまなデバイスを使ってより幅広い体験を楽しめるようにすることで大きな利益を生み出すプラットフォーム群です」

ラウンドヒルのETFは、仮想世界のあらゆる面に投資できるよう設計されており、要するにクラウドコンピューティング、ゲームエンジン開発、ソーシャルメディア運営などさまざまなセクターの銘柄が組み込まれている。

Insiderは、金融アナリストのパフォーマンス評価サイト「ティップランクス(TipRanks)」のコンセンサス・レーティングを使って、「ラウンドヒル・ボール・メタバースETF」に組み込まれた各銘柄について、ウォール街アナリストによる株価見通しをまとめてみた。

アップサイド(株価上振れ)の可能性を秘めたメタバース関連32銘柄を以下で紹介しよう。うち9銘柄については、ティップランクスによれば、50%以上のリターンが期待できるとされる。

プラネットラボ(Planet Labs)

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Market Insider

セクター:データプロバイダー

現在の株価:5.60ドル

アナリスト評価:買い5/保有0/売り0

目標株価:14ドル

株価アップサイド:150%

シー(Sea)

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Market Insider

セクター:情報技術サービス

現在の株価:188.30ドル

アナリスト評価:買い9/保有0/売り0

目標株価:399ドル

株価アップサイド:112%

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