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人々が辞める理由は報酬ではない。「劣悪な企業風土」の影響は「賃金」の10倍…最新調査で明らかに

人々が辞めるのは低賃金だけが理由ではない

Steve Pfost/Newsday RM via Getty Images

  • 従業員が退職を決める最大の理由は賃金ではないことが、最新の分析でわかった。
  • 劣悪な企業風土は、従業員の退職につながる可能性が10.4倍も高い。
  • 小売店の従業員は退職しやすいが、スペースXのような企業も離職率が高い。

記録的な数の労働者が退職している。彼らを退職させている要因は、低賃金ではなく、劣悪な企業風土だ。

これは企業レビューサイト、グラスドア(Glassdoor)の140万件以上のレビューを分析した結果で、劣悪な企業風土は賃金よりも10.4倍も従業員を離職させやすいとわかった。劣悪な企業風土とは、多様性・公平性・包括性を優先しないことや、倫理的ではないこと、従業員が見下されていると感じることなどが含まれるという。

「賃金は、せいぜい中程度の因子だ」と、今回の分析を行ったカルチャーX(CultureX)社の共同創業者、ドナルド・サル(Donald Sull)はブルームバーグに語った

1月11日に「MITスローン・マネジメント・レビュー」で発表されたこの分析は、民間企業の労働者の約25%を雇用している大企業に対して、2021年4月から9月に投稿されたレビューを評価したものだ。

そのデータでは、アパレル小売企業で多くの従業員が退職していることがわかった。6か月間の平均離職率は19%で、これは航空会社や医療機器メーカー、医療保険会社に比べて3倍高い。

この分析は、パンデミック下で2年近く働き、危機感を感じている小売店の従業員の話と合致する。Insiderが報じたように、労働者は職場の文化や賃金などに対して「怒って辞めている」のだ。

だが、従業員を失っているのは小売店だけではなく、経営コンサルティングやソフトウェアのようなホワイトカラーの業界も大量の退職に見舞われている。スペースX(スSpaceX)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、ネットフリックス(Netflix)などは、同業他社よりも社員の離職率が高く、カルチャーXでは職場文化よりもイノベーションに重点を置いていることが原因だとみている。

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