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ビル・ゲイツ氏、オミクロン株のピークが過ぎれば「新型コロナはインフルエンザのように扱われる可能性も」

ビル・ゲイツ氏

ビル・ゲイツ氏(2021年11月2日、スコットランド)。

Ian Forsyth/Getty Images

  • ビリオネアの慈善家ビル・ゲイツ氏は、新型コロナウイルスのパンデミックが収束する可能性を見出している。
  • 感染力の強いオミクロン株の感染が急拡大する中、"パンデミック(世界的な大流行)"は"エンデミック(一定地域で普段から継続的に発生する状態)"へと移行しているのかもしれない。
  • オミクロン株がピークを迎えた後は、「新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザのように扱われる可能性もある」とゲイツ氏は指摘した

新型コロナウイルスのパンデミックが3年目に入り、感染者数がこれまでの記録を上回る中、マイクロソフトの共同創業者でビリオネアの慈善家ビル・ゲイツ氏は、新型コロナウイルスのパンデミックが近い将来、収束する可能性を見出している。

「オミクロン株が一国を通り過ぎれば、今年の残りの期間は感染者数が大幅に減るだろう」とゲイツ氏はエディンバラ大学のデビ・スリダール(Devi Sridhar)教授とのツイッターのQ&Aの中で述べた。

「そうすれば、新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザのように扱われる可能性もある」

これは"パンデミック"を事実上、"エンデミック"に変え、わたしたちがインフルエンザの季節を前に打つような毎年恒例の予防接種を意味するかもしれないと、ゲイツ氏は言う。

ゲイツ氏の考えは、最終的に「ほぼ全人類が(オミクロン株に)感染することになるだろう」と1月中旬に語った感染症の専門家でバイデン政権の首席医療顧問でもあるアンソニー・ファウチ氏の考えと同じだ。

新型コロナウイルスに感染したことで得られた自然免疫、高いワクチン接種率(アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の直近のデータによると、人口の62.6%)、重症化した場合に治療に使える薬の増加のおかげで、アメリカはパンデミックからエンデミックへと移行しようとしているのかもしれない。

「わたしたちは今、まさにその入り口にいるのかもしれない。その可能性は十分にある」とファウチ氏は話している。

アメリカでは、オミクロン株の感染拡大が1月末にピークを迎える見込みだと専門家は話していて、重要な目安の1つはすでにピークが過ぎたことを示している —— 糞便中に排出された新型コロナウイルスの量が減少しているのだ。

チャート

Massachusetts Water Resources Authority

アメリカ各地の100カ所以上の廃棄物処理施設で新型コロナウイルスの量を計測しているBiobot Analyticsのデータは、「下水に含まれる新型コロナウイルスの量が記録的な多さとなっている」ことを示していると、同社のCEOで共同創業者のマリアナ・メイタス(Mariana Matus)氏はInsiderに語った。メイタス氏は「今回のパンデミックを通じて、これが最も高い数値です。これまでで一番感染が広がっていることを示しています」と話している。

ただ、データは数値がすでに下がりつつあることも示していて、オミクロン株の感染拡大も収まりつつあるのかもしれない。

そうは言っても、まだ安心はできない。新型コロナウイルス感染症による"入院"や"死亡"は、"感染"と数週間のタイムラグがあるからだ。「この先、2週間はかなり注意しなければなりません」とメイタス氏は語った。

[原文:Bill Gates says 'COVID can be treated more like seasonal flu' after Omicron surge peaks

(翻訳、編集:山口佳美)

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