今年こそキャリアの課題に「アクション」を。自分の可能性を最大化する5つのマインドセット

プロティアン思考術

撮影:今村拓馬

みなさんこんにちは。2022年がスタートしましたね。

年初の連載として、今回はぜひ皆さんと一緒に「SDCs」について考えていきたいと思っています。

SDCsとは「Sustainable Development Careers」、つまり、持続的なキャリア開発を意味する言葉です。昨今よく耳にするSDGs(Sustainable Development Goals:持続的な開発目標)に着想を得て、私が発案しました。

では、なぜSDCsという言葉をつくったのか。キャリア論の研究者という立場から日本の労働環境やそこにある課題に日々接するなかで、キャリアに関してはとかく「問題」ばかり語られることに強い違和感を感じていたからです。例えば——

  • 「労働人口の減少と高齢化によって、日本企業の生産性や競争力は低下している」
  • 「長年働くミドルシニア社員は、組織のブレーキになっている」
  • 「若手社員が思うようにキャリア形成できずに、すぐに辞めていく」

もちろん、こうした問題を認識することは大切です。ですが時代はもう2022年。今年こそはできないことを問題視し嘆くだけでなく、どうすれば問題を解決できるかに力点を置きたいものです。

そのためには、同じ方向を向いて取り組むことのできる目標が欠かせません。SDCsは、キャリアに関する諸問題を解決するために考え、具体的なアクションを積み重ねていく集合的なムーブメントの動力源になるものです。

今年こそ意識したいSDCsの重大テーマとは?

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