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グーグル、アマゾンなどの大手テックから人材が流出している…仮想通貨やWeb3関連企業への転職が加速


Mark Zuckerberg in 2010.

2010年のマーク・ザッカーバーグ。

Kim Kulish/Corbis via Getty Images

  • シリコンバレーの大企業を去り、暗号資産やWeb3の分野に移っている人々がいるとリクルーターは話している。
  • 彼らは、業界の未来と考えられるものをいち早く手に入れるために飛躍している。
  • グーグルやメタ、アマゾンの幹部や開発者たちも、新しい仕事に乗り換えている。

ほんの数年前までは、ウーバー(Uber)やツイッター(Twitter)に就職するということは、金鉱を掘り当てたようなものだった。

まだ多くのテック企業志望者はそうかもしれないが、一方で、最もホットな場所であるはずのシリコンバレーの地位を浸食しつつある分野がある。Web3だ。

8人の技術系リクルーターがInsiderに語ったところによると、かつて縁の下の力持ちだったスタートアップ企業が業界の最前線に躍り出るにつれ、知名度の高い幹部たちや開発者たちが既存の企業を離れて、仮想通貨その他の分散型技術のベンチャーに移るという大きな傾向が見られるという。

「シリコンバレー、あるいはテック企業の最も優秀な人材が暗号の分野に転職しているのは紛れもない事実だ」とインターセクション・グロウス・パートナーズ(Intersection Growth Partners)で、アマゾン(Amazon)、メタ(Meta)、グーグル(Google)から何人もの「非常に優れた人材」を引き抜いたスコット・フレッチャー(Scott Fletcher)はInsiderに述べている。

「私は長い間この仕事に携わってきたが、こんなに早く変化が起きるのは見たことがない」

シリコンバレーの幹部は暗号分野に移り、「残りも後に続く」

Meta's new sign outside its Silicon Valley office.

シリコンバレーのオフィス前に設置された「メタ」の新しい看板。

Justin Sullivan/Getty Images

インターネットの次の世代とされるWeb3については、理論的にはグーグルやアマゾンのような中央集権的なウェブサイトではなく、ブロックチェーン上に存在するということ以外はあまりよく知られていない。

アーティサナル・タレント(Artisanal Talent)のマネージングパートナー、アレックス・ザクポウスキー(Alex Zakupowsky)はInsiderに、「Web3は奇妙な分野だ」と話す。

「それはすべてを意味し、一方では何も意味しない」

しかし、このように定義があやふやなものであっても、巨大IT企業の幹部の多くにとっては魅力的なものなのだ。

メタ(Meta)のデジタルウォレット・プロジェクト、ノビ(Novi)の元CMOは、2022年1月にブロックチェーンに特化した決済企業、サークル(Circle)で同じ役職に就いた。またアマゾンのAWSエッジサービス(AWS Edge Services)の元GMは、ジェミニ(Gemini)のCTOになり、リフト(Lyft)の元CFOウーバーの元経営企画部長は、オープンシー(OpenSea)に参加している。

その他にも、エアビーアンドビー(Airbnb)の元政策・広報担当シニアバイスプレジデント、クリス・ルへイン(Chris Lehane)は暗号ベンチャーキャピタルファンドにYouTubeの元ゲーム責任者はWeb3開発者向けのポリゴン・スタジオ(Polygon Studios)に転職するなど、例を挙げればきりがない。

専門家の間では、経営幹部がこうした分野に飛び込んでいけば、「後の人たちもついて来る」ということで意見が一致しているとザプコウスキーは話している。

「コインベース(Coinbase)は、グーグルやリンクトイン、リフトというような企業から非常に多くの人材を獲得した最初の企業だと私は考えている」とザクポウスキーは言う。

「そして今、ウーバーやアマゾン、ピンタレスト(Pinterest)、アトラシアン(Atlassians)、スペースX(SpaceX)の元幹部たちがこの分野に飛び込んできて、彼らの人脈を使って引き抜きを行っている」

フレッチャーは、現在の人材の流動性を、ウーバーやリフトなどのオンデマンド企業が2010年代初頭に人気を博し、独自の転職の波を生み出したことと重ね合わせている。

これは人々がテクノロジー分野で最もエキサイティングなことに取り組みたいと考えていることが大きな理由だとリクルーターたちは話している。今のところ、それは暗号資産(仮想通貨)とWeb3だ。この分野に特化したエンジニアが少ないことを考えれば、リスクを取っても早めに参入することは得策だろう。

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