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「ゼロイチの天才は経営を離れなさい」メルカリ、ビズリーチ、旭酒造の先進事例から日本の指針が見えた

今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。

創業者が長らく経営を続ける会社と早々と立ち去る会社。組織が成長するためにはどちらが良いでしょうか。入山先生が国内外の事例をもとに解説します。

【音声版の試聴はこちら】(再生時間:10分45秒)※クリックすると音声が流れます


本当に創業者は、上場後3年以内に去るべきなのか?

こんにちは、入山章栄です。今週はBusiness Insider Japan編集部の常盤亜由子さんが興味を惹かれたニュースについて考えてみましょう。


常盤亜由子氏

BIJ編集部・常盤

入山先生、わがBusiness Insider Japanでおもしろい記事を見つけました。

成功した創業者は、株式公開後もしばらくはトップとして組織を率いるものですが、ノースカロライナ大学とカリフォルニア大学の研究者が行った調査によれば、なんと「創業者は株式公開から3年以内に会社を去ったほうがいい」のだとか。

そればかりか、「CEOの役職に長くとどまると企業価値を損ねる可能性がある」とわかったそうです。

確かに0から1を生み出す能力と、1を10に増やす能力は違うといいますが、入山先生はこの調査結果をご覧になってどうお感じになりましたか?


面白い研究ですね。実は経営学では、この手の研究はものすごく数が多いのです。やはりみんな興味があるのでしょうね。

逆に言えば、まだまだこの分野の議論は結論がついていない。

ですから絶対的な答えはないのですが、あえて僕自身の見解をいうと、この手の分析は「日米の違いをかなり考慮して理解したほうがいい」ということになります。

まず、この研究に「同感できる部分」から話しましょう。僕も感覚的には、創業者が上場後は社長が早めに退いた方ががいい場合もある、ということは理解できます。

なぜなら、特にアメリカがそうですが、会社を創業して上場までもっていくということは途轍もなく大変だから。

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