サンクトペテルブルクで行われた反戦抗議デモに参加する人々。2022年2月24日。
REUTERS/Anton Vaganov
- ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の故郷であるサンクトペテルブルクでも大規模な抗議行動が勃発した。
- プーチンがロシアのウクライナ侵攻を発表した後に、これらの反戦デモが行われた。
- 首都モスクワを含む51の都市で1400人以上が拘束されているという。
ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の故郷であるサンクトペテルブルクで2022年2月24日、大規模な抗議デモが発生し、人々はウクライナへの侵攻に反対の声を上げた。
ツイッターに投稿された動画には、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの一角に集まった多くの人々が映し出され、ロシアのウクライナ侵攻に異議を唱える様子が映し出されている。
ソーシャルネットワーク「Telegram」上のベラルーシのメディアチャンネルであるNEXTAは、ロシア政府のものと見られる建物の外に多くの人々が集まり、抗議行動に隣接する通りにはバスが並んでいる映像を投稿しました。
ロシアの報道機関Meduzaのニュース編集者であるエイリシュ・ハート(Eilish Hart)がツイッター(Twitter)に投稿した写真には、市内の宮殿広場に並ぶ警察官が写っていた。
ロシア当局は、街頭に出た反戦デモ参加者は逮捕すると警告している。
ロシア連邦捜査委員会は声明で、「緊迫した外国の政治状況に関連した」無許可の抗議行動に参加しないよう市民に警告した。
2月24日午後10時(現地時間)の時点で、抗議活動を監視するメディアグループOVD-Infoは、首都モスクワを含む51都市で1400人以上が拘束されたと報告している。OVD-Infoによると、このうち少なくとも378人がサンクトペテルブルクで拘束されたという。
NEXTAがツイッターに投稿した別の動画には、警察が数人のデモ参加者を拘束している様子が映っている。
サンクトペテルブルクでデモ参加者を拘束する警察官。2022年2月24日。
REUTERS/Anton Vaganov
プーチン大統領は1952年、サンクトペテルブルク(旧名レニングラード)で生まれた。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)