ローンチ2年で年商15億──DINETTE尾崎美紀氏が、事業にコミットできたワケ

大手企業から内定を得ながら、学生時代に起業の道を選んだ尾崎美紀さん。「当時は何の知識もなかった」と笑うが、直感を信じて突き進んだ。美容メディア「DINETTE(ディネット)」で情報発信を行い、D2Cコスメブランド「PHOEBE BEAUTY UP(フィービー ビューティー アップ)」はローンチから2年で年商15億ブランドになるなど右肩上がりで成長中だ。

「たくさんの人が、自分自身を輝かせられるように」という思いが尾崎さんの原動力になっているというが、コロナ禍は事業の追い風になったのか。そして、今後の展開は?

コロナ禍でリアル店舗をオープン。その理由とは?

尾崎美紀さん

尾崎美紀さん。1993年愛知県出身。大学時代は芸能活動を行い、卒業前の2017年にDINETTE(ディネット)を設立。美容メディア「DINETTE」の運営をしながら、2019年にはD2Cコスメブランド「PHOEBE BEAUTY UP」の展開を始める。2021年11月には有楽町マルイに初の直営店をオープン。

——2017年3月に起業して現在5年目。特にここ1〜2年はコロナ禍での社会変容もありました。各社がEコマース(EC)に注力する傾向が強まる中で、2021年11月に直営店をオープンしたのはなぜですか。

尾崎美紀さん(以下、尾崎):私たちはプライベートコスメブランドのEC販売からスタートして、SNSマーケティングを強みとして拡大してきました。ただ、化粧品はオンラインで買う前に直接肌につけて試したいというお客さまもの声も多く、ブランドの世界観を体感できるリアル店舗のオープンはスタート時から描いていたことの一つでした。

コロナ禍であってもお客さまと直接コミュニケーションをとることは大事にしたいと思っていました。オンラインで商品の口コミを見て購入を迷っていたお客さまが、店舗にいらっしゃって実際に使うことで「すごくいい」と購入してくださるケースも多く、狙いは間違っていなかったと思います。

──店舗で新たなタッチポイントをつくりつつ、EC事業ではどんなことに力を入れたのでしょうか。

尾崎:ありがたいことに継続購入してくださるお客さまが増えてきて、その方たちとより強いつながりができたらと考えています。弊社のブランドをもっと好きになっていただけるように、ノベルティや複数回購入いただいた方に向けた限定クーポンを発行するなど、CRMを強化しています。

周りの経営者がみんな使っていた

尾崎氏

──創業と同時にアメリカン・エキスプレスのビジネス・カードを契約されたそうですが、きっかけを教えてください。

尾崎:尊敬している経営者の先輩たちが使っていたのがきっかけです。バックオフィスの細かい作業にリソースを割くよりも事業に集中したかったので、使いやすいカードを選びたいと思っていたところ、薦めてもらいました。

実際、上限金額をフレキシブルに対応してもらえて助かっています(※1)。私たちが事業を進める中での大きな支出の一つが広告費で、その費用も月によって変わるのですが、カードのおかげで投資をストップさせずに事業を進めることができています。

※1:アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、事前に一定の可能枠を設定せず、申込時の情報や入会後の利用資産状況・支払い実績などをもとに、利用可能枠をカード会員毎に設定。通常よりも高額の利用時にも相談でき、ビジネスを後押しする、柔軟な対応が可能な点が特徴の一つだ。

──起業時は専任の経理担当者がいないことも多いかと思いますが、尾崎さんの場合はどのように経費管理をしてきたのでしょうか。

尾崎:私の場合は、創業して間もないときから財務の管理を行うCFO(最高財務責任者)をチームメンバーに迎えて一緒に動いてきました。

特に創業時は、採用活動やプロダクトづくりなど、経営者として会社を大きくしていくためにやることが膨大にあります。ベンチャー企業の初期は基本マルチタスクで、一人で何役もこなさなければなりません。そのため経理業務ばかりにリソースを割くのも難しかったのですが、ビジネス・カードがあれば収支を一括で管理できて、経費の把握がしやすく私もCFOも助かりました。

また確定申告や決算のタイミングでも作業をスムーズに進められるので、安心して事業に注力できています。

──ビジネス・カードを使っていて、他にはどんなメリットを感じますか。

尾崎:アメリカン・エキスプレスのアプリ(※2)が便利でよく使っています。支払先や期間を絞り込んで表示することができるので、例えば「今月はどのくらいの広告費を各SNSサービスに使ったか」といった管理や確認がしやすいんです。

あとは経費を全てビジネス・カードに集約すると結構なポイントが貯まるので、出張時の移動や宿泊に充てる(※3)ことも多いですね。

※2:アプリの利用にはオンライン・サービス(会員専用サイト)の登録が必要(iOS13.2以上及びAndroid6.0以上に対応)。

※3:アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードでは、貯まったポイントをマイルへの移行や旅行商品の購入、カード利用後の支払い代金への充当などに活用できる。有効活用することで、コスト削減にも貢献する。

リスクばかり考えすぎず、直感を信じて進むことも大切

尾崎美紀さん

──ブランドコンセプトを「BE ME(誰かになるより、わたしになる)」に刷新した理由は?

尾崎:SNSが日常にある世の中で、誰かと自分をつい比較してしまう女性は多いと思うんです。でも人と比べるのではなく、自分自身をベストの状態に持っていくことで、自信を持つことができて輝けるようになる。コスメブランド「PHOEBE BEAUTY UP」は、使うことでお客さまが自分を好きになって自信が持てるようなブランドにしたいと思い、このコンセプトにしました。

──経営のイロハややり方もわからない中で起業して、経験を重ねたいま、心境に変化はありますか?

尾崎:本当にたくさんの人に支えていただいているなと。大変なことも多いですが、チャレンジを続けていると自分のことも好きになるし、さらに成長しようというマインドも生まれます。メンバーも徐々に増えていますが、自分自身が成長している姿を見せることも大切だと思っています。

──今後は海外展開も視野に入れているとか。

尾崎:現在は台湾での事業展開を進めていますが、ゆくゆくはグローバルブランドに育てていきたいです。日本とは勝手も違い分からないことだらけですが、他社で成功した広告運用やプロダクト開発のやり方をひたすらインプットしながら進めています。あとはより会社を大きくしていくために、人材確保はもちろん、プロダクト開発にも一層注力していきます。

──起業を決めたとき尾崎さんと同じように、これから何かにチャレンジしようとしている人に向けてメッセージをいただけますか。

尾崎:私は大学時代に起業したのですが、知識がなかったからこそチャレンジできたのかもしれません。リサーチしすぎたり、経験が豊富だったりすると逆にリスクを想定して踏み込めなかった可能性があります。もしチャレンジしたいことがあるなら、自分の直感を信じて、考えすぎずにまずは前に進んでみるといいのではないでしょうか。

その際、自分が目指す理想像を見つけられるといいですね。起業したとき、私も尊敬できるメンターがいました。フェーズが変わってもそのような人を見つけて、こうなりたいと思いながら努力をすることを習慣にするといいかもしれません。


創業時からビジネス・カードを活用し、バックオフィスの作業にあてる時間を減らしプロダクト開発や顧客との関係性づくりにコミットしてきた尾崎さん。「2022年は、会社やブランドにとって新たなフェーズになる」と話すが、その中でもベースにあるのは「とくかくやってみる」好奇心とフットワークの軽さだ。何かを始めたいけど踏み出せない若者にとって、同年代の彼女の生き方は大きな道標となるかもしれない。

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