ロシアによる攻撃の前後を衛星画像で比較…ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ、住宅や店舗に壊滅的な被害

マリウポリ

ウクライナ南東部のマリウポリは大きな被害を受けた。

Satellite image ©2022 Maxar Technologies

  • ウクライナの港町マリウポリは、ロシア軍に包囲され、空爆を受けている。
  • 衛星画像は、40万人以上の人口を抱えるこの街が、攻撃前と攻撃後にどのように変わったかを示している。
  • ウクライナは3月9日、ロシアが同市内の産科病院を爆撃したと非難した。

ロシアが侵攻するまでは、マリウポリはウクライナ南部の活気ある港町だった。しかし、戦争が始まって以来、ロシア軍に包囲されて、空爆や砲撃を受けている。逃げようとする市民が砲撃されたとも伝えられている。

2022年3月9日には、ロシアの攻撃により、人口約40万人の同市内の小児科・産科病院が倒壊したとの報道もあり、状況はさらに厳しくなっている。

アメリカのMaxar Technologiesが撮影した衛星画像(2021年6月と2022年3月9日)は、1000人以上のウクライナ市民が犠牲になった2週間の戦争による物理的な荒廃を映し出している。


侵攻前のマリウポリの住宅地

2021年6月

2021年6月撮影。

Maxar


ロシアの侵攻によって、マリウポリの住宅や建物は破壊された

2022年3月9日撮影。

2022年3月9日撮影。

Maxar


侵攻前のマリウポリ西部の食料品店とショッピングモール

2021年6月撮影。

2021年6月撮影。

Maxar


破壊された食料品店とショッピングモール

2022年3月9日撮影。

2022年3月9日撮影。

Maxar


侵攻前の別のショッピングモールとその他の店舗

2021年6月

2021年6月撮影。

Maxar


侵攻で大きな被害を受けたショッピングモールとその他の店舗

2022年3月9日撮影。

2022年3月9日撮影。

Maxar


侵攻前のマリウポリ東部の住宅地

2021年6月撮影。

2021年6月撮影。

Maxar


破壊されたマリウポリ東部の住宅地

2022年3月9日撮影。

2022年3月9日撮影。

Maxar

[原文:Before and after satellite imagery highlights the devastation from Russia's attacks on Mariupol, Ukraine

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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