Courtesy of Artemis Protection
- 3週間前、誰もマチュー・セランヌの会社が作る豪華なシェルターのことは知らなかった。しかし、その時「戦争が始まった」。
- ロシアのウクライナ侵攻以来、彼のアルテミス・プロテクション社は、500件の見積もり依頼と15件の注文を受けているという。
- 16万ドルから50万ドル以上することもある、非常に人気の高いシェルターの内部を見てみよう。
ロシアのウクライナ侵攻以来、フランスに本社を置くアルテミス・プロテクション(Artemis Protection)などの高級シェルターメーカーには、地下シェルターについての問い合わせが急増しているという
ブルックリンの住宅街にある核シェルターの標識。
Epics/Getty Images
アルテミス・プロテクションの創業者であるマチュー・セランヌ(Mathieu Séranne)は、この2週間で500件の問い合わせを受けたと話している。Insiderが閲覧したスクリーンショットによると、同社にはこの24時間で30件の問い合わせがあった
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同社の約21平方メートルの「プレミアム」 プレハブシェルターの価格は30万ドル(約3530万円)からで、カスタマイズや総面積によって50万ドル(約5885万円)以上になることもあるという
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人々がシェルターに何十万ドルも投資するのは「人間として最も基本的な本能は、生きることだからだ」とセランヌはInsiderに述べた
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すぐに使用できるシェルターは、「山小屋のように快適で、世界のどこでも、どんな出来事にも耐えられるほど頑丈だ」と彼は言う
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セランヌは、ロシアの侵攻が市場に与えた影響に言及し、「世界中の人々は、核を持つ大国の残虐で論理性に乏しい行動を目にし、衝撃を受け、平和がいかに脆いかを思い知らされた」と話した
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アルテミス・プロテクションの注文の85%はフランスからのもので、残りは、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ポーランドなど、ベラルーシとの国境に近い国々からのものだ
Courtesy of Artemis Protection
セランヌによると、最近はカタールやサウジアラビアからの需要も高まっているという
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アルテミス・プロテクションが設計面で最初に目指したのは、「シェルターのイメージを再定義し、温かみのあるものにすること」だった。その後、注文が殺到したため、セランヌは3週間で生産できる小型のモデルを作ることにしたという
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下の写真は、約6平方メートルの「スタンダード」シェルターの完成予想図だ。価格は16万2000ドル(約1900万円)で、4人が避難することができる
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「要望の多様性と、我々にコンタクトしてきた見込み客の社会経済的なカテゴリーから、我々は商業戦略を全面的に見直さなければならなかった」とセランヌはInsiderに述べた
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Insiderが確認したデータによると、アルテミス・プロテクションのウェブサイトを訪れるユーザーの大半は、「bunker(バンカー)」や「fallout shelter(放射性降下物避難地下壕)」 といったキーワードで検索してきたことが分かった
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「これは深刻な懸念を示している。彼らは自力で避難できる場所を探している」とセランヌは言う
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サイトへのアクセスは2022年3月11日がピークだったが、ロシアとの世界的緊張が続く中、シェルター市場は成長を続け、価格も手が届きやすくなるだろうとセランヌは予測している
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[原文:https://www.businessinsider.com/photos-luxury-bomb-shelter-demand-spikes-amid-ukraine-crisis-2022-3]
(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)