無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


億万長者のCEOにある2つの共通点…好奇心と復元力を身につける方法とは

アン・ハイアットは、ジェフ・ベゾス、マリッサ・メイヤー、エリック・シュミットとともに働いていた。

アン・ハイアットは、ジェフ・ベゾス、マリッサ・メイヤー、エリック・シュミットの下で働いていた。

Ann Hiatt

  • アマゾンでジェフ・ベゾスのエグゼクティブ・アシスタントを務めたアン・ハイアットは、現在エグゼクティブへのアドバイザーとして活躍している。
  • 億万長者のCEOはレジリエンス(復元力)があって、「普通の人」よりも多くの質問をすると、彼女はInsiderに語った。
  • 誰でも自分のキャリアにおける好奇心と復元力を身につけることができるという。

かつてジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)の下で働いていたエグゼクティブ・コーチによると、億万長者のCEOには、同じ2つの共通点があるという。

アン・ハイアットは2002年から2005年まで、アマゾンの創業者、ジェフ・ベゾスのエグゼクティブ・アシスタントを務めていた。その後、グーグルに12年間在籍し、マリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)やエリック・シュミット(Eric Schmidt)と仕事をした。現在は、スケールアップしたいCEOのためのリーダーシップ・コーチであり、『Bet on Yourself』の著者でもある。

ハイアットは、大成功を収めたCEOたちと仕事をする中で、彼らが皆、「間違いなく」驚くべきレジリエンス(復元力)を備えていることに気づいたという。これは、試行錯誤し、ミスや失敗から立ち直ることで身につけたものだ。

また、好奇心も旺盛だ。「彼らは皆、普通の人よりも100倍以上、何かについて質問する」とハイアットはInsiderに語っている。

しかし、だからといって、彼らが特別な存在であるわけではないとハイアットは言う。

イーロン・マスク(Elon Musk)やジェフ・ベゾスにならなければ、先見性や革新性は得られないと思いがちだと、ハイアットは言う。しかし、「普通の人」であっても、レジリエンスと好奇心を身につけ、それを自分のキャリアに生かすことができるという。

質問することは、特にキャリアの浅い人にとっては、自分の甘さや未熟さを際立たせてしまうのではないかと心配になり、なかなかできないことだとハイアットは言う。

「しかし、最も賢明なリーダー、最高のリーダーは普通の人の100倍も質問をしているのだから、あなた自身にも質問する許可を与えてほしい」

そして、彼らは好奇心が旺盛なため、「なるべく弱い絆を求める」とも述べた。

「弱い絆」とは、共通の興味やつながりがあるかもしれない程度の人脈のことだ。知人であったり、友人の友人であったりする。仕事の文脈では、密接に仕事をするわけではないが、その仕事があなたに影響を及ぼしている人と表現されることもある。

複数の研究で「弱い絆」は、情報を得るための重要な手段であったり、出世の階段を上るきっかけになったりすることが示されている。

「まったく知らないジャンルの音楽のコンサートに行くとか、同じ文化的背景をもたない友人を持つとか、そういうとても難しいことではない」

レジリエンス(回復力)は訓練すれば身につく

ハイアットによると、失敗や困難から立ち直る力は、慣れるまで練習が必要だが、習得できるスキルだという。

彼女はもともとは臆病な性格だが、アマゾンやグーグルのような「それが許されない」環境で働くことで、安全地帯の外に出ることを余儀なくされた。

自分に課題を与え、今までやったことのないことを常にやっていることを確認する、とハイアットは言う。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み