プーチン大統領、「社会の自浄作用」で政府を批判するような「裏切り者」を排除するべきと発言

ロシアのプーチン大統領

Photo by Alexei NikolskyTASS via Getty Images

  • ロシアのプーチン大統領は3月16日、ロシアは「社会の自浄作用」を働かせなければならないと述べた。
  • そうすることで「我が国の連帯、一体感を強化する」という。
  • ウクライナへの侵攻後、数千人の市民がロシアから脱出したと伝えられている。

ウクライナ侵攻で数千人のロシア人が国外脱出を試みる中、ウラジーミル・プーチン大統領は2022年3月16日の演説で、ロシアは「駄目な人間と裏切り者」を排除するために「社会の自浄作用」を働かせるべきだと述べた。

プーチン大統領は、Twitterで共有された動画の中で、 「西側諸国は、ロシア国民の反乱を誘発するために、軍事的な損失や制裁の社会経済的な影響を推測して、我々の社会を分断しようとしている」 と述べた。

「しかし、どんな人々も、特にロシアの人々は真の愛国者と駄目な人間や裏切り者を区別することができ、彼らを排除するだろう」と、彼はクレムリンを支持しない人々について語った。

「この社会の必要かつ自然な自浄作用は、我が国の連帯、団結、行動を求めるあらゆる呼びかけに答える覚悟を強固にすると私は確信している」 とプーチンは述べた。

プーチンはまた、「マイアミやフランスのリビエラに別荘を持っている人」や「フォアグラやムール貝やジェンダーに基づく権利がないと生きていけない人」も、ロシアと「精神的に」連帯していれば批判するつもりはないと語った。

「問題はそこにあるのではない。繰り返して言うが、これらの人々の多くは本質的あるいは精神的に、ここではない場所で、我々やロシアとともに生きているのだ」 とプーチンは述べた。

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