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【2月24日〜3月2日】ロシアによるウクライナ侵攻、何があった?(再掲)

(※本記事は2月24日〜3月2日に随時掲載したものを、再編集・再掲したものです。日時表記は原則現地時間。日本とウクライナの時差は7時間です)


【2月24日:プーチン大統領、ウクライナへの侵攻表明】

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REUTERS

ロシアのプーチン大統領が2月24日、ウクライナ東部ドンバス地方での「特殊軍事作戦」を実施すると発表した事実上、ウクライナ領へのさらなる侵攻を表明したことになる。

プーチン氏はロシア系住民の保護を名目に軍事行動を正当化する以下のような主張を述べた。

「ドンバスで起こっている悲劇的な出来事と、ロシア自体の安全を確保するための重要な問題に立ち返る必要がある」

「作戦目標はウクライナ政府によって8年間にわたって嫌がらせと大量虐殺にさらされた人々を保護することだ」

ウクライナのゼレンスキー政権については「極右勢力とネオナチ」とし、これをNATOが批判しているとし、「ウクライナの非軍事化と非ナチ化に努める。ロシア連邦の市民を含む民間人に対し、多数の血なまぐさい犯罪を犯した人々を裁判にかける」と主張した。

一方で、ウクライナの占領は計画にはないとした。

また、プーチン氏は現代のロシアが世界最強の核保有国一つだとし、ロシアへの直接的攻撃は「侵略者の壊滅と悲惨な結果につながる」と述べた。

プーチン氏はこれまでにもウクライナ東部で「大量虐殺」があったと主張しているがウクライナ側は否定している。

【※】アメリカ国務省はかねてより、プーチン氏が「ロシア系住民の保護」などを侵略を正当化するための口実にするだろうと指摘していた。

アメリカ国務省のプライス報道官は2月23日夜にTwitterで、ロシアがウクライナ侵攻の口実として利用する可能性のある「偽旗作戦」について警戒するよう呼びかけていた。

プライス氏は「ウクライナは大量虐殺を犯していない」「ウクライナはドネツクやルハンスクを攻撃していない」「ウクライナはテロ攻撃をしていない」とつづり、「軍事行動を正当化しようとするクレムリン(ロシア大統領府)の偽情報キャンペーンに注意を。これらの誤った主張を裏付ける証拠はない」とツイートしていた。

なお、プーチン氏はウクライナのゼレンスキー政権を「ネオナチ」「ナチ」と主張したが、ゼレンスキー大統領はユダヤ系である。


国連事務総長「平和のチャンスを」 ウクライナ大使は…

プーチン氏が軍事作戦の決定を表明したのと時同じくして、国連安保理ではウクライナ情勢の緊張激化について話し合われていた。

グテーレス事務総長はロシアに対しウクライナ攻撃を止めるよう求め、平和のチャンスを与えるよう促していた

グテーレス氏はこの中で「もし実際に作戦が準備されているのなら、私は心の底から言うことが一つだけあります。プーチン大統領、あなたの軍隊がウクライナを攻撃するのを止めてください。平和のチャンスを与えてください。すでに多くの人が亡くなっています」と述べていた。

ウクライナのキスリツァ国連大使は、安保理の席上で「(プーチン大統領が)48分前に戦争を宣言した。スマホで外相に電話して確認してみろ」と強く迫った。


バイデン大統領「プーチン大統領は、破滅的な人命の損失と人的苦痛をもたらす計画的な戦争を選択した」

ロシアのプーチン大統領が事実上ウクライナへのさらなる軍事侵攻を決定したと発表したことを受けて、アメリカのバイデン大統領が声明を発表した

バイデン氏は「破滅的な人命の損失と人的苦痛をもたらす計画的な戦争を選択した」とプーチン氏を非難した。全文は以下の通り。

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今夜、ロシア軍によるいわれのない不当な攻撃に苦しむウクライナの人々に、全世界の人々が祈りを捧げる。プーチン大統領は、破滅的な人命の損失と人的苦痛をもたらす計画的な戦争を選択した。

この攻撃がもたらす死と破壊の責任は、ロシアにのみある。アメリカとその同盟国およびパートナーは、団結して断固とした態度で対応する。世界はロシアの責任を追及することだろう。

私は今夜、ホワイトハウスから状況を監視し、国家安全保障チームから定期的に最新情報を入手し続けるつもりだ。

明日、私は午前中にG7と会談し、その後、アメリカと同盟国およびパートナーが、ウクライナと世界の平和と安全に対するこの無用の侵略行為に対して、ロシアに科すさらなる制裁を発表するためにアメリカ国民に語りかける。

また、NATOの同盟国とも連携し、同盟国に対するあらゆる侵略を抑止する強力で統一された対応を確保する予定だ。

今夜、ジルと私は、ウクライナの勇敢かつ誇り高い人々のために祈っている。

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首都キーウなどで爆発音 CNN記者などが報告

ウクライナの首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)や国境に近いハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)など各地で爆発音があったとCNNやワシントン・ポストのレポーターが相次いで報告している。

CNNは、このほか首都キーウ東部のボルィースピリ空港近くや、東部ドネツィクから北に約120キロにあるクラマトルスク、南東部のマリウポリやザポリージャ、黒海沿岸のオデーサ(オデッサ)などの都市で爆発音の情報があると伝えた。

ウクライナ外相「侵略戦争だ」

ウクライナのドミトロ・クレバ外相は2月24日、「ウクライナの都市が攻撃を受けている。侵略戦争だ」とツイートし、プーチン大統領を非難した。

「プーチンは、ウクライナへの本格的な侵攻を開始した。平和なウクライナの都市が空爆を受けている。これは侵略戦争だ。ウクライナは自衛し、勝利するだろう。世界はプーチンを止められるし、止めなければならない。行動すべき時は、今だ」

ウクライナ政府関係者「ロシア軍がオデーサに侵攻」 CNN報道

CNNによると、ウクライナ内相の顧問を務めるアントン・ゲラシチェンコ氏は記者団に対し、ロシア軍が黒海沿岸のオデーサ(オデッサ)に上陸し、ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)市でも国境を越えたと述べた。Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。

国連のグテーレス事務総長「21世紀最悪の戦争になりかねない 」

国連

国連のグテーレス事務総長は2月24日、国連安保理の緊急会合後に会見。冒頭、沈痛な面持ちで「私の国連事務総長としての在任期間中、最も悲しい瞬間だ 」と語った。

グテーレス氏はロシアのプーチン大統領に対し「今世紀始まって以来、最悪の戦争になりかねない 」とし、軍隊を引くように求めた。

その上でウクライナにとっては「壊滅的」、ロシアにとっては「悲劇的」であるだけでなく、世界経済への影響との関連で我々が予見することさえできない影響を与える可能性があるとプーチン氏に警告した。

グテーレス氏は「この紛争は、今すぐに止めなければならない」と危機感をあらわにした。

NATO事務総長、ロシアを強く非難「無謀で挑発的」「独立国への侵略」

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NATO

ロシアのプーチン大統領が事実上ウクライナへのさらなる軍事侵攻を発表したことを受けて、NATOのストルテンベルグ事務総長が2月24日に「この攻撃は、無数の市民の命を危険にさらすものである」と、ロシアを非難する声明を発表した。全文は以下の通り

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私は、ロシアによる無謀で挑発的なウクライナ攻撃を強く非難する。この攻撃は、無数の市民の命を危険にさらすものである。

我々が繰り返し警告し、外交に携わろうと、弛まぬ努力を続けてきたにもかかわらず、ロシアは主権を持つ独立国に対して再び侵略の道を選んだ。

これは重大な国際法違反であり、ヨーロッパ・大西洋の安全保障に対する深刻な脅威である。私はロシアに対し、軍事行動を直ちに停止し、ウクライナの主権と領土の一体性を尊重するよう求める。

NATO加盟国は、ロシアの攻撃的な行動の影響に対処するため会合を開く。

我々は、この恐ろしいときでも、ウクライナの人々とともにある。NATOは全ての同盟国を守り、防衛するために必要なことをすべて実行する。-

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ウクライナ全土に戒厳令 ゼレンスキー大統領、国民に「落ち着いて」と呼びかけ

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Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS

ウクライナゼレンスキー大統領は2月24日、ロシアがウクライナ東部ドンバス地方での「特別軍事作戦」を発表したとして、国民向けのメッセージを発表。戒厳令を全土に発出したと述べた。

その上でアメリカなどが国際的な支援を開始したとし、「今日は皆さんそれぞれ落ち着いてください」と呼びかけた。また「パニックにならないで。私たちは強い。準備は万端だ」と述べた。CNN報道

ロシア国防省、ウクライナの軍事施設を「精密誘導兵器で攻撃」

ロシア国営のタス通信は2月24日、ロシア国防省の発表として「ロシア軍はウクライナの都市に砲撃や空爆をしていない」と主張し、「軍事施設は精密誘導兵器で攻撃している」と伝えた。

インタファクス通信はロシア国防省が「高精度の兵器が、ウクライナの軍事インフラや防空施設、軍事飛行場、ウクライナ軍の航空勢力を無力化するために使用されている」「民間人への脅威はない」としていると伝えた。

英紙記者、地下壕の様子をツイート「胸が張り裂けそうだ」

ウクライナ首都キーウ(キエフ)にいる英紙ガーディアンのハーディング記者が地下壕の様子をツイート。

「キーウの地下壕は今、小さな子供を連れた家族でいっぱいになっている。子供たちは塗り絵を手にしている。胸が張り裂けそうだ」

イギリス首相、EU委員長がプーチン大統領を非難

ロシアのプーチン大統領が事実上ウクライナへのさらなる軍事侵攻を発表したことを受けて、イギリスのジョンソン首相は「ウクライナでの恐ろしい出来事に愕然とし、次のステップを議論するためにゼレンスキー大統領と話をした」とツイートした。

ツイート内容は以下の通り。

「ウクライナでの恐ろしい出来事に愕然とし、次のステップを議論するためにゼレンスキー大統領と話をした。プーチン大統領は、ウクライナへのいわれのない攻撃という、流血と破壊の道を選択した。イギリスと同盟国は断固とした態度で対応する」

また、EUのフォンデアライエン欧州委員長は2月24日のツイートで「ウクライナに対するロシアの不当な攻撃を強く非難する」とツイートした。ツイート内容は以下の通り。

「私たちはウクライナに対するロシアの不当な攻撃を強く非難する。我々は、この暗い時間にいわれのない攻撃に直面して命の危険にさらされている、罪のないウクライナの女性、男性、子どもたちのことを思っている。我々はクレムリン(ロシア大統領府)の責任を追及していく」

モスクワ証券取引所が全取引停止

モスクワの証券取引所は24日、新たな通達があるまで全取引を中止すると発表した。CNN報道

ウクライナ軍参謀本部「ロシア軍が東部で集中攻撃を開始」Facebookに投稿 オデーサ上陸は否定

ウクライナ軍の参謀本部は2月24日、「ロシア軍がウクライナ東部で集中攻撃を開始した」とFacebookに投稿したとBBCが報道した。

ウクライナ軍参謀本部の投稿によると、ロシア軍は首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)のボルィースピリ空港や複数の都市の軍事施設、国境付近の居住地を攻撃したという。大規模な軍事侵攻があったものとみられる。

参謀本部はウクライナ軍が応戦し「防衛拠点を占拠・維持しており、状況はコントロールされている」とした。一方で、CNNなどが伝えた「(黒海沿岸の都市)オデーサにロシア軍が上陸した」という情報については否定した。

ウクライナ大統領「反プーチン連合を」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月24日、米・EU・ポーランド・英の各首脳と会談したとツイートした。

「ウクライナと世界に対する戦争を直ちに止めるようプーチン大統領に要請する。反プーチン連合を構築する」とし、「世界はロシアに平和を強いなければならない」とウクライナへの支援を呼びかけた。

バイデン大統領「ウクライナへの支援と援助を継続する」

アメリカのバイデン大統領は2月24日、ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談した。バイデン氏は明日25日にロシアに対して厳しい制裁を科すと明かし「ウクライナの人々への支援と援助を継続する」と表明した。ホワイトハウスが発表したバイデン氏はの声明文は以下の通り。

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今夜、ゼレンスキー大統領から連絡があり、ちょうど話を終えたところだ。

私はこのロシア軍による、いわれのない不当な攻撃を非難した。今夜の国連安保理を含め、国際的な非難を団結させるために我々がとっている措置について説明した。

彼は私に世界の指導者たちが、プーチン大統領の明白な侵略行為に対して明確に発言し、ウクライナの人々とともに立ち上がるよう呼びかけてほしいと頼んだ。

明日、私はG7首脳と会談し、同盟国、パートナーとともにロシアに対して厳しい制裁をとる予定だ。我々は、ウクライナとウクライナの人々への支援と援助を継続する。

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岸田首相、ロシアによる「侵攻」と明言

岸田首相は2月24日の参院予算会議の中で「今回のロシアによる侵攻は、力による一方的な現状変更を認めないとする国際秩序の根幹を揺るがすもの」とロシアによるウクライナへの軍事侵攻を批判した。

岸田首相は同日午後にNSC(国家安全保障会議)を開催し、対応を協議。会議後「今回のロシアによる侵攻は、力による一方的な現状変更を認めないとの国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを強く非難するとともに、米国をはじめとする国際社会と連携して迅速に対処する」と述べた。

ウクライナ外務省「これは戦争行為だ」

ウクライナ外務省2月24日、ロシアによる侵攻について声明を発表した。ウクライナ外務省は「これは戦争行為であり、ウクライナの主権と領土保全に対する攻撃であり、国連憲章と国際法の基本的規範および原則に対する残酷な違反だ」として、ロシアの行動を非難した。

ウクライナの首都キーウはいま…(ロイター通信の配信写真)

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ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定した後のウクライナの首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)の全景(2022年2月24日)。

REUTERS/Umit Bektas TPX IMAGES OF THE DAY

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ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定した首都を離れる車で混雑する道路(ウクライナ・キーウ、2022年2月24日)。

REUTERS/Valentyn Ogirenko

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プーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定した後、ATMに並ぶ人々(ウクライナ・キーウ、2022年2月24日)

REUTERS/Valentyn Ogirenko

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ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定した後、地下鉄の駅に避難した人々(2022年2月24日、ウクライナ・キーウにて)

REUTERS/Valentyn Ogirenko


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ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定した後、地下鉄駅を歩く人々(ウクライナ・キーウ、2022年2月24日)

REUTERS/Valentyn Ogirenko

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ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定した後、西部へ向かう人々がバスの窓の横に座っている猫を抱く人(ウクライナ・キーウ、2022年2月24日)。

REUTERS/Umit Bektas

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プーチン大統領がウクライナ東部での軍事作戦を決定した後、地下鉄の駅に避難する人々(ウクライナ・キーウ、2022年2月24日)。

REUTERS/Valentyn Ogirenko

ウクライナ大統領、市民に抗戦呼びかけ 武器提供も

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月24日、ロシアによる軍事侵攻を受け、自国を防衛する意志のある市民は申し出るよう呼び掛けた。また、希望者に武器を提供する方針を示した。

ウクライナのゼレンスキー大統領、ロシアとの国交断絶を表明

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月24日、ロシアとの外交関係の断絶を表明した。

「40人超のウクライナ兵、十数人の民間人が死亡」AFP通信

AFP通信は2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻でこれまでに40人以上のウクライナ兵と十数人の民間人が死亡したと伝えた。Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。この数字について、独立した検証は行われていない。

ロシア国防省「ウクライナの74の軍事施設を無効化」国営RIAノーボスチ通信

ロシア国営RIAノーボスチ通信によると、ロシア国防省報道官のイゴール・コナシェンコフ少将はウクライナの74の軍事施設を無効化したと発表した。11の飛行場、3つの指揮所、海軍基地、18の対空ミサイルのレーダー基地を含むと述べた。

EU外相「第二次世界大戦のヨーロッパにとって最も暗い時間の一つ」

EUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(外相)は24日の会見で、ロシアのウクライナ侵攻について「第二次世界大戦のヨーロッパにとって最も暗い時間の一つだ」と述べた。

ボレル氏はボレル氏は「ウクライナへの緊急支援」を約束。フォンデアライエン欧州委員会委員長とともに「(ロシアへの制裁は)これまでで最も厳しい制裁の数々」になるだろうと述べた。

反戦デモを呼びかけたロシアの人権活動家、警察に拘束される ロイター報道

ロイター通信は2月24日、反戦デモを呼びかけた活動家が警察に拘束されたと伝えた。

ロイターによると、拘束されたのはモスクワ在住で人権活動家のマリーナ・リトビノビッチ氏。テレグラムに「私は家から出る途中で拘束された」と書き込んだ。リ

トヴィノビッチ氏は以前、木曜日の夜にロシアの各都市で抗議のために集まるよう呼びかけていた。

ウクライナ大統領「ロシア軍がチョルノーブィリ(チェルノブイリ)原発を奪取しようとしている」

ウクライナゼレンスキー大統領は2月24日、「ロシア軍がチョルノーブィリ(ロシア語表記:チェルノブイリ)原子力発電所を奪取しようとしている」とツイートした。ゼレンスキー氏は「1986年の悲劇が繰り返されないよう、私たちの守備隊は命を捧げている」と綴った。

チョルノーブィリ原発、ロシア軍が制圧 ウクライナ側「支配権を失った」

ウクライナの国営通信社ウクルインフォルムは2月24日、大統領府顧問の話としてウクライナがチョルノーブィリ原子力発電所の支配権を失ったと述べた。CNNなども当局者の話として、ロシアとウクライナによる戦闘の後、ロシア軍が同発電所を制圧したと伝えた。

G7首脳がテレビ会談 岸田首相「G7として連帯」しロシアに「さらに強い措置」

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首相官邸

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、2月24日午後11時(日本時間)からG7首脳が緊急のテレビ会談を開いた。岸田文雄首相は会談後の取材に「G7としての強い連帯を確認した」と述べた

岸田首相は「ロシアの侵攻はウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の重大な違反であり、認めることはできない」「力による一方的な現状変更の試みとして、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを厳しく非難すると説明した」とした上で、「G7の一員として完全に連帯して対応する」と表明したという。

また、ロシア軍の侵攻を受けてロシアに対して追加で「更に強い措置」の経済制裁を科すと発表。欧米と足並みを揃えるとした。内容は25日中に発表する。


ロシア各地で反戦デモ 監視団体「1675人が拘束」

ロシアによるウクライナ侵攻を受けてロシアでは首都モスクワやサンクトペテルブルクなど各地で反戦デモがあり、2月24日夜の時点で少なくとも1675人が拘束されたとロシアの独立監視団体「OVD-Info」が報告した。

また、首都モスクワでは919人が拘束されたという。

「ロシア軍、ウクライナの首都に迫るおそれ」BBC報道

ロシア軍の侵攻を受けて、2月24日はウクライナ各地でロシア軍による攻撃が確認された。ロシア軍はウクライナ全土に対して全面的に侵攻し、大規模な攻勢を企図しているとみられる。

首都キーウ(キエフ)の空軍基地でも激しい戦闘が勃発した。BBCは「ロシア軍はウクライナへの本格的な攻撃を開始し、間もなくキーウに迫る恐れがある」と伝えた。

バイデン大統領、対ロシア追加制裁を発表も「SWIFT」排除は含まず

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ホワイトハウスで演説するアメリカのバイデン大統領。(2022年2月24日)

REUTERS/Leah Millis

アメリカのバイデン大統領は2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて演説し、「プーチンは侵略者だ。プーチンはこの戦争を選んだ。彼と彼の国はその報いを受けることになる」「(今回の侵攻は)プーチンがどんな手段を使ってでも帝国を築きたいという欲望に基づくもの」などと述べ、プーチン大統領を非難した。

バイデン氏はプーチン氏について、正当化できない戦争をはじめたことで「国際社会でのけ者になってしまうだろう」とし、「今後(プーチン氏と)会談する予定はない」と述べた。

バイデン氏はロシアへの追加の経済制裁についても発表。ロシアの大手銀行への制裁を拡大し、資産を凍結。ハイテク製品の輸出規制などを発表した。

ドル・ユーロ・ポンド・円の各基軸通貨との決済を制限し、ハイテク製品の輸出規制などを発表した。

一方で、プーチン氏個人への制裁には触れなかった。

金融市場では、アメリカが国際金融取引に使われる銀行間ネットワーク「SWIFT(スイフト)」からロシアを排除するかどうかも注目されていた。

これについてバイデン氏は「常に選択肢」としながらも、「今はヨーロッパの他の地域が望んでいる立場ではない」として、現時点ではSWIFTからロシアを排除しないとの見解を示した。


「最強の制裁カード」? SWIFTとは

SWIFTは全世界1万1000以上の金融機関や法人顧客を結ぶ金融ネットワークだ。

このSWIFTから排除されると、ロシアは他国との金融・商品取引が困難になる。欧米にとっては「最強の制裁カード」とされるが、ロシアの企業はもちろん、ロシア企業と取引のある国内外の企業にも影響を与える。

特にドル建てで決済する企業には打撃となり、ロシアから天然ガスなどを輸入する際には大きな支障をきたす。その影響の大きさから、EU内でもロシアをSWIFTから排除するかどうか意見は割れている。

ウクライナは、SWIFTの排除を含めたロシアへの厳しい経済制裁を各国に求めている。ロシアへの制裁でエネルギー価格の高騰が心配される点については「アメリカ人がすでに傷ついていることは分かっている」としつつ「この侵略を見過ごすことはできない」「私たちは自由のために立ち上がる。これが私たちの姿だ」と述べた。

ウクライナ情勢の悪化を受けて、原油市場では価格が高騰。代表的指標の北海ブレント原油の先物価格は、7年5カ月ぶりに一時1バレル=100ドルを突破した。

金融市場も混乱し、24日の東証の終値は前日より478円79銭安い「2万5970円82銭」で、およそ1年3カ月ぶりに2万6000円を割り込んだ。



【2月25日:ロシア軍の侵攻2日目】

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ウクライナのゼレンスキー大統領。

https://www.president.gov.ua/

2.25

イギリス国防省が2月25日に公開した戦況図。

Twitter/@DefenceHQ


ウクライナ大統領「24日に137人死亡、316人負傷」 総動員令も

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月25日の演説で、ロシア軍が侵攻した24日に137人が死亡、316人が負傷したと発表した。Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。この数字について、独立した検証は行われていない。ゼレンスキー氏はロシア軍に対抗するため総動員令を発動し、全ての兵士と予備役の動員を決めた。期間は90日間。

墜落現場

2022年2月24日、ウクライナのキエフ地方で撃墜されたウクライナ軍航空機の墜落現場。

Press service of the Ukrainian State Emergency Service/Handout via REUTERS ATTENTION EDITORS


ウクライナ大統領「首都で住宅を襲った爆発」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月25日の、2回目のビデオ演説で、ロシア軍が25日午前4時からミサイル攻撃をはじめたと述べた。またロシア軍は民間人を攻撃していないと主張していたが、「これは嘘だ。彼らは区別していない」「首都では今朝住宅を襲った攻撃と思われる爆発があった」とし、軍民問わずロシア軍が攻撃をしていると述べた。

ブランコ

破壊された集合住宅の前でブランコに座る子供(ウクライナ・キーウ、2022年2月25日)。

REUTERS/Umit Bektas

飛行機の残骸

住宅地に墜落した航空機の残骸(ウクライナ・キーウ、2022年2月25日)。

REUTERS/Umit Bektas


ウクライナ大統領「私は首都にとどまる」「私が第一の標的」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月25日、2回目のビデオ演説でロシア軍が首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)を制圧し、自らがロシアの「第一の標的」になっても、自分は残るつもりだと述べた

ウクライナに侵攻したロシア軍は、ウクライナ政府の高官や要人など、ロシアにとって都合の悪い人物の排除リストを作成し、政府転覆のための「斬首作戦」を企図しているとアメリカ国防総省の高官は分析している

ゼレンスキー氏は、自らと家族が首都から脱出したとの観測を否定。「敵は私を第一の標的とし、家族を第二の標的とした」と述べるも、首都にとどまると語った。

「私は首都にとどまる、仲間たちと一緒にいる。日中、私は何十回も国際的会談をし、我が国を直接管理してきた。そして私は、首都にとどまるだろう」

「私の家族もウクライナにいる。私の子供たちもウクライナにいる。私の家族は裏切り者ではない。彼らはウクライナの市民だ。しかし、私には彼らが今どこにいるのかを言う権利はない」

「彼らは国家元首を破壊することで、ウクライナを政治的に破壊しようとしている」

「敵の破壊工作集団がキーウに入ったという情報もある。そのため、キーウの人々に非常にお願いしている。注意深く、夜間外出禁止令のルールを守ってほしい 」


ゼレンスキー大統領「孤立無援だ」 欧米の制裁は不十分と認識

ゼレンスキー大統領は2月25日、2回目のビデオ演説で「今朝は昨日と同じようにウクライナは孤立無援で国を守っています。世界で最も強力な勢力が遠くから見守っています」と発言。「アメリカやEUの対ロシア経済制裁が不十分だとの認識を示した。

ホワイトハウス報道官「ロシア軍、チョルノーブィリ原発スタッフが人質」情報明かす

ホワイトハウスサキ報道官は2月24日の会見で、ロシア軍が制圧したウクライナのチョルノーブィリ(チェルノブイリ)原子力発電所について、ロシア軍が原発の職員を人質にとったとする「信頼できる情報」があったと明かした。

サキ氏は「憤慨している」とした上で、「違法かつ危険な人質行為は、核廃棄施設を維持・保護するために必要な公務員の日ごろの努力を根底から覆す可能性がある。信じられないほど憂慮すべきもので、重大な懸念を抱いている」と述べ、人質の解放を求めた。

在日ウクライナ大使、プーチン大統領の写真に「戦争犯罪者」

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ウクライナのコルスンスキー大使。

撮影:吉川慧

ウクライナのコルスンスキー駐日大使が2月25日午前、東京の日本外国特派員協会で会見した。

コルスンスキー氏は「ロシアのプーチン大統領がドンバス地方のロシア系住民の保護を名目にウクライナに侵攻したことを受けて、地図を示しつつ、ウクライナ全土で攻撃があったと指摘。プーチン氏の侵攻理由が口実に過ぎないと述べた。

攻撃を受けた地図。

ウクライナのコルスンスキー大使が紹介した、ウクライナが攻撃を受けた地点を示す地図。

撮影:吉川慧

また、ウクライナ情勢をめぐってはロシアとウクライナを含めた欧米各国が3カ月にわたって外交交渉を続けたが、その間にプーチン氏はウクライナ侵攻を計画していたと非難。

「戦争犯罪者」と付したプーチン氏の写真を示し「国際社会は団結して怪物を排除しなければ」と述べた。

「戦争犯罪者」

ウクライナのコルスンスキー大使はプーチン大統領を「戦争犯罪者」として批判した。

撮影:吉川慧

また、ロシア軍が占拠したチョルノーブィリ(チェルノブイリ)原子力発電所が不測の事態に陥ることにも懸念を示した。

コルスンスキー氏は1月26日の記者会見でも「インフラが破壊されたら、ウクライナは消えてしまう」と訴え、1986年のチェルノブイリ原発事故や2011年の東日本大震災に伴う福島第一原発事故にも言及。

深刻な被害が避けられない事態に陥れば「誰が責任を取るのでしょうか」と問いかけていた。

会見

ウクライナのコルスンスキー大使は「戦争犯罪者」と付したプーチン氏の写真を示し「国際社会は団結して怪物を排除しなければ」と述べた。

撮影:吉川慧


ウクライナ政府顧問「首都にミサイル攻撃」CNN報道

CNNは2月25日、ウクライナ政府顧問の話として、25日早朝に首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)に対するミサイル攻撃があったと伝えた。CNNはキーウ中心部で複数回の大きな爆発音があったと伝えた。


「ロシア軍、首都から32キロ」政権転覆を企図か CNN報道

CNNは2月25日、ベラルーシからウクライナに侵攻したロシア軍の機械化部隊がウクライナの首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)からおよそ32キロの位置にあると、バイデン政権高官が下院議員へのブリーフィングで語ったと伝えた

ロシア軍はウクライナのゼレンスキー政権を転覆させるためキエフに進軍している可能性があるとも伝えた。

ウクライナ外相「ロシアを追い出せ」

ウクライナのドミトロ・クレバ外相は2月25日、ロシアの侵攻を「ナチス・ドイツに攻撃された1941年以来」の恐ろしい攻撃だとツイート。「あらゆるところからロシアを追い出せ」と、ロシアへの抵抗を訴えた。

「ロシアによるキーウ(キエフ)への恐ろしいロケット攻撃。我々の首都がこのような経験をしたのは、ナチス・ドイツに攻撃された1941年以来のことだ。

ウクライナはその悪を打ち負かしたが、今後の悪も打ち負かすだろう。

プーチンを止めろ。ロシアを孤立させる。すべての関係を断絶する。あらゆるところからロシアを追い出せ」


ロシア大使、ウクライナ侵攻を正当化「軍事作戦だ」

駐日ロシア大使

駐日ロシア大使のガルージン氏。

撮影:吉川慧

ロシアのガルージン駐日大使が2月25日午後、東京の日本外国特派員協会で会見した。

ウクライナへの侵攻についてガルージン氏は冒頭発言で「ウクライナでのことは(自称)『ドネツク人民共和国』『ルガンスク人民共和国』の住民、ロシア系住民をウクライナ政府の大量虐殺から守るため、プーチン大統領が決めた特殊軍事作戦だ」と述べ「侵攻」ではないという見解を示し、軍事行動を正当化した。

その上で「大量虐殺を西側は無視している」「不幸にもウクライナ政府はナチ化している」とも述べ、プーチン氏の侵攻決定時の演説をなぞるような主張を展開した。

ガルージン大使は「軍事作戦」とする侵攻の理由述べる際、しきりに手元のメモを見ていた。日本の経済制裁についてはロシア側も「重大な対抗措置」をとるとし、北方領土問題に影響がでるだろうと示唆した。

【※】ウクライナやアメリカは、プーチン氏やロシア政府が主張する「大量虐殺」を否定している。アメリカ国務省はかねてより、プーチン氏が「ロシア系住民の保護」などを侵略を正当化するための口実にするだろうと指摘している。

プライス報道官は2月23日夜にTwitterで、ロシアがウクライナ侵攻の口実として利用する可能性のある「偽旗作戦」について警戒するよう呼びかけていた。

プライス氏は「ウクライナは大量虐殺を犯していない」「ウクライナはドネツクやルハンスクを攻撃していない」「ウクライナはテロ攻撃をしていない」とつづり、「軍事行動を正当化しようとするクレムリン(ロシア大統領府)の偽情報キャンペーンに注意を。これらの誤った主張を裏付ける証拠はない」とツイートしていた。

アメリカ大使「ゼレンスキー大統領はユダヤ人」 プーチン氏の“ウクライナ政府ナチ化”主張を批判

アメリカ大使

アメリカのエマニュエル駐日大使.

撮影:吉川慧

アメリカのエマニュエル駐日大使が2月25日午後、東京の外国特派員協会で会見した。

会見冒頭ではロシアのウクライナ侵攻がなければ岸田首相と訪問するはずだった広島の核の負の遺産について言及した。

ロシアのウクライナ侵攻についてはプーチン大統領が国際秩序を壊したと批判。プーチン氏の「ウクライナ政府がナチ化」という主張には「彼(ゼレンスキー大統領)はユダヤ人だ」と批判した。

ウクライナ国防省、新兵を募集「年齢制限なし」

ウクライナ国防省は2月25日、「年齢制限なし」で新兵を募集しているとツイートした。

隊員

首都防衛のために武器を受け取るウクライナ軍の隊員たち(2022年2月25日、ウクライナ)。

Mikhail Palinchak/Pool via REUTERS

防衛隊員

キーウ市を防衛するための武器を受け取り、カメラに反応する防衛隊員たち(2022年2月25日、ウクライナ・キーウ)。

Mikhail Palinchak/Pool via REUTERS


日本政府、ロシアがウクライナに「侵略」と明示

林芳正外相は2月25日、ウクライナのクレバ外相と電話会談した。

外務省によると、林外相は「ロシアによる侵略を始めとする一連の行動は、ウクライナの主権及び領土一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の重大な違反であり、決して認められない」「力による一方的現状変更は、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを強く非難する」と述べたという。

日本政府が、ロシアによるウクライナ侵攻を公式に「侵略」と言及したのはこれが始めて。

ウクライナ大統領府の公式サイト閲覧できず

アクセス不可

https://www.president.gov.ua/

Business Insider Japanは日本時間2月25日午後6時41分現在、ウクライナ大統領府の公式サイトが閲覧できないことを確認した。Business Insider Japanが最後に閲覧を確認できたのは日本時間25日午後4時前だった。

【※】Business Insider Japanは日本時間2月26日午前3時25分現在、ウクライナ大統領府の公式サイトが閲覧できることを確認した。ただし、つながりにくい状態が継続している。

タリバン政権「平和的解決を」声明

アフガニスタンのタリバン政権・外務省のアブドルカーヒル・バルヒ報道官が2月25日、ロシアのウクライナ侵攻受けて、両国に対し暴力の停止と対話による平和的な解決を求める声明を発表した。

「キエフ北部地区で軍事衝突」AFP報道

AFP通信は2月25日、キエフ北部地区で軍事衝突が起きたと速報で伝えた


ロシア軍の車両が首都キーウ北部に ウクライナ国防省「火炎瓶の用意を」

ロシア軍の軍用車両がウクライナの首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)の北部地区に入ったとして、ウクライナ国防省が2月25日、Twitterで警戒を呼びかけた。国防省によると「敵」がいるのは市中心部から北におよそ10キロほどのオボロン地区。

国防省は地元住民にモロトフカクテル(火炎瓶)を用意し、応戦するよう要請している。


「ロシア軍、首都キーウに北東・東から接近」AFP報道

ウクライナ軍

首都キーウ中心部のウクライナ軍(2022年2月25日撮影)。

REUTERS/Gleb Garanich TPX IMAGES OF THE DAY

AFP通信は2月25日、ウクライナ軍の情報としてロシア軍が北東方面と東方面から首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)に迫っていると伝えた。キーウではウクライナ軍がロシア軍と戦闘に入り、複数の報道機関や通信社がキエフ市街での爆発音や発砲音が聞こえると伝えた。


ロシア当局、Facebookへのアクセスを一部制限

ロシア当局は2月25日、Facebookへのアクセスを一部制限する措置を講じたと発表した。「Facebookが基本的人権と自由、およびロシア市民の権利と自由の侵害に関与している」ことが理由だと、ロシア国営タス通信が伝えた。

ロシア国内のFacebookをめぐっては24日、Facebook社がロシア国営RIAノーボスチ通信など4つのロシアのメディアの公式アカウントに制限を課しており、これに対する対抗措置とみられる。

IOC、ロシアとベラルーシを非難「オリンピック休戦違反だ」

IOC(国際オリンピック委員会)は2月25日、ロシアとウクライナで予定されている競技大会について、全て中止するか代わり開催地で開くよう全てのIF(国際競技連盟)に求めると発表した。IOCはロシア政府と、ウクライナへのロシア軍侵攻の拠点となったベラルーシについてオリンピック休戦違反だと強く非難した。

オリンピック休戦は2021年12月に国連総会で193の加盟国によって採択され、2022年2月4日〜3月20日までと定められていた。

EU、プーチン大統領とラブロフ外相の資産凍結を準備 FT報道

EUがロシアのプーチン大統領とラブロフ外相の資産凍結準備を進めていると2月25日、英フィナンシャルタイムズが関係者の話として伝えた。現在検討中の制裁パッケージに含める方向で計画中だという。

【主要国の経済制裁】

<アメリカ>

  • ロシアの主要銀行などの金融資産凍結
  • 半導体などハイテク製品の輸出制限
  • 主要ロシア企業の資金調達を制限
  • ドル決済の制限

<イギリス>

  • ロシアの主要銀行などの金融資産凍結
  • 100以上の組織・個人を資産凍結対象に追加

<EU>

  • 金融市場、資本市場へのアクセス禁止対象の金融機関を拡大
  • 軍事転用可能な製品の輸出管理体制の導入
  • ビザの運用厳格化

<日本>

  • 個人資産の凍結、ビザ発給停止
  • 半導体の輸出規制

ウクライナ大統領「犠牲防ぐため交渉を」 ロシア側「武器を捨てるなら…」

ゼレンスキー大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領。

https://www.president.gov.ua/

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月25日の演説で、ロシアのプーチン大統領に対し、さらなる犠牲者を出さないために停戦に向けた交渉のテーブルにつくように求めた

ゼレンスキー氏は演説の中で「我々は何も恐れない。我々は自分たちの州を守ることを恐れない。我々はロシアを恐れていない。我々はロシアと話すことを恐れない。我々は、我々の安全保障についてすべてを話すことを恐れない。我々は中立的な地位について話すことを恐れない」と述べた。

ラヴロフ外相

2022年2月25日、ロシア・モスクワで自称「ルガンスク人民共和国」「ドネツク人民共和国」当局者と会談するロシアのラヴロフ外相。

Russian Foreign Ministry/Handout via REUTERS ATTENTION EDITORS

これに対し、ロシアのラブロフ外相は、ウクライナ軍が「武器を捨てる」なら対話の用意があると発言した。ただし、武装解除が対話の前提の姿勢を示したとAFPが伝えた。

ロシア国営タス通信は、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「プーチン大統領にはウクライナとの会談のために、ロシアの代表団をミンスクに派遣する用意がある」と述べたという。

また、ロシア国営RIAノーボスチ通信はペスコフ報道官の発言として「ウクライナ側は会談場所としてミンスクを再考し、ワルシャワを提案してきた」と述べたと伝えた。その後、両国の交渉は停止してるという。

ロシアが「特殊軍事作戦」と称するウクライナ侵攻の目的について、ペスコフ報道官は「ウクライナの非ナチ化と非軍事化、中立化」だと強調。交渉の前提はウクライナの武装解除だという姿勢だ。


ウクライナ大統領「我々はみんなここにいる。我々の独立、国家を守る。ウクライナに栄光あれ」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月25日、国防省のTwitterに「(大統領も首相も政府高官も)我々はみんなここにいる。我々の独立、我々の国家を守る。守り続けるだろう」「ウクライナに栄光あれ」などと述べた動画メッセージを発信。キエフを離れたという観測を打ち消した。


ウクライナ大統領府の公式サイト、再び閲覧を確認も不安定

Business Insider Japanは日本時間2月26日午前3時25分現在、ウクライナ大統領府の公式サイトが閲覧できることを確認した。ただし、接続が不安定な状態が続いている。

ウクライナ侵攻を非難する国連安保理決議にロシアが拒否権行使

国連大使

ウクライナのキスリツァ国連大使は安保理の緊急会合で黙祷を呼びかけた。

REUTERS/Carlo Allegri

ロシアは2月25日、80カ国が共同提案したロシアのウクライナ侵攻を非難し、即時撤退を求める国連安保理決議に拒否権を行使した。投票は賛成11、反対1、棄権3。中国・インド・UAEが棄権した。

ウクライナのキスリツァ国連大使は安保理の緊急会合で黙祷を呼びかけ、10秒ほど祈りをささげた。

アメリカ、プーチン大統領やラブロフ外相らを制裁対象に

アメリカ財務省は2月25日、ロシアのプーチン大統領とラブロフ外相、ショイグ国防相、ゲラシモフ軍参謀総長らロシア政府の高官に制裁対象にすると発表した。アメリカ国内にある個人資産が凍結される。イギリスやEU、カナダも同様の措置をとる方針。

ウクライナ軍、ロシア軍に激しく抵抗 首都めぐり激しい攻防 FT報道

イギリスのフィナンシャルタイムズによると、ロシア軍は2月25日にキエフ近郊に迫ったが、ウクライナ軍が激しく抗戦し前進を阻んでいる。ロシア軍はウクライナの大都市のいずれかも掌握できておらず、戦闘は続いている。

ウクライナのゼレンスキー大統領の関係者によると、ウクライナ軍は首都の北にあるディメル、イヴァンキフ、ヴォルゼル、ブチャの町でロシア軍と戦闘中。

米国防総省高官「ウクライナ軍、想定以上の抵抗」ロシア軍の勢い一部失速か ロイター報道

ロイターは2月25日、アメリカ国防総省高官の話として「ウクライナはロシアの想定を超えて抵抗していると我々は見ている」と、ロシア軍が想定より大きな抵抗を受けているとし、その勢いが一部失われているように見えるとの認識を伝えた。

フィナンシャルタイムズによると、アメリカ国防総省の高官は、ウクライナの抵抗がロシアのキエフへの進撃を遅らせたと述べた。

NATO初の即応部隊東欧派遣、米軍は1万2000人規模

NATO(北大西洋条約機構)は2月25日に、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて緊急首脳会議をオンライン形式で開催した。

ストルテンベルグ事務総長は記者会見でNATO条約の第5条(集団防衛義務)に基づき、NATO加盟国で編成する即応部隊を東ヨーロッパに派遣することを表明した。

これを受けてアメリカ国防総省のカービー報道官は、要請があれば部隊が展開できる準備があるとして、1万2000人の派兵を準備すると表明した

NATO第5条による即応部隊の派遣は初。カービー氏は「歴史的」という言葉を用いた。

IAEA、チョルノーブィリ原発に危険性なし 放射線も範囲内

IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長は2月25日、ロシア軍が占拠したとされるウクライナのチョルノーブィリ(チェルノブイリ)原子力発電所周辺の立入禁止区域について、放射線の量が「運用範囲内にとどまっているため、公衆に危険を及ぼすことはないと評価しています」との声明を発表した

ウクライナ大統領「ロシア軍が嵐を起こすだろう」 警戒呼びかけ

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日深夜のテレビ演説で「多くの都市が攻撃を受けている。首都キーウ(キエフ)に注目が集まっているが、首都を失うわけにはいかない」「今夜、彼らは嵐を起こすだろう」「ウクライナの運命は今、決定づけられようとしている」と述べ、今回の紛争で最も困難な夜だとし、国民に徹底抗戦を呼びかけた。



【2月26日:ロシア軍の侵攻3日目】

キエフ郊外

キエフ近郊で煙と炎が立ちのぼっている。(2022年2月26日)。

REUTERS/Gleb Garanich

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イギリス国防省が2月26日に公開した戦況図。

Twitter/@DefenceHQ


ウクライナ、ロシアと停戦交渉の場所・時間を協議中 大統領報道官

ウクライナのゼレンスキー大統領の報道官は2月26日、ウクライナがロシアとの停戦交渉の場所と時間について協議中であると明かした。報道官は「ウクライナは停戦と平和について話す準備ができていたし、今もそうだ」と述べたとロイター報道。

ロシア大統領府は25日、ゼレンスキー大統領の提案に応じ、ウクライナとの停戦交渉のためにベラルーシのミンスクに代表団を送る用意があると発表していた。ラブロフ外相も交渉の用意があるとしたが、前提条件は武装解除だとしていた。事実上の最後通牒に近いものだと見られる。

アメリカ国務省報道官 ロシアが「銃口を突きつけながらの外交」と非難

アメリカ国防総省のプライス報道官は「銃口を突きつけた上での」武力による恫喝で外交交渉は図っているとロシアを非難した。停戦交渉を望むのであればウクライナへの空爆をやめるよう求めた。

また、ロシアがウクライナ兵に対し、降伏しなければ家族を殺すとする脅迫する計画を立てているとの情報を入手したとし、「ロシアはウクライナ軍と国民の決意を弱めるために、あからさまな嘘に訴えている。これらの戦術は古典的な脅迫であり受け入れらない」と語った。

一方で「ロシア国民は私たちの敵ではありません。私たちはプーチン大統領とその仲間たちにこの戦争の責任を負わせている」と述べた。

首都近郊で爆発音が相次ぐ CNN報道

ウクライナの首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)郊外で、複数の爆発音が聞こえたと報告。ウクライナは2月26日午前2時過ぎ。爆発の性質と場所は不明。CNN報道。

首都キーウから約30キロ南で激しい戦闘 CNN報道

首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)から南に約18マイル(約29km)の都市ヴァシルキフ周辺で激しい戦闘があったとウクライナ軍の情報。「キエフ地域のヴァシルキフの町では現在、激しい戦闘が行われており、ロシア軍が侵攻部隊を進撃させようとしている」さらにロシア軍は北と東の両方からキエフに向かって進軍している。CNN報道。これまでに複数の報道機関がキーウ近郊での戦闘を伝えている。

キーウでの戦闘

https://www.businessinsider.com/


「ウクライナ軍、首都キーウのビクトリーアベニューでロシア軍を撃退」AFP報道

ウクライナ軍は2月26日、首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)のビクトリーアベニューで、軍部隊の1つにロシア軍から攻撃を受けたが、これを撃退したとAFPが軍からの情報として伝えた。

ただ、具体的にどこで戦闘が起きたのかは明らかにしていない。

在ウクライナのアメリカ大使館「最寄りのシェルター、予め知っておいて」

在ウクライナのアメリカ大使館は2月26日、「依然として治安情勢が非常に不安定であり、前触れなく状況が悪化する可能性がある。アメリカ市民は引き続き警戒し、最寄りのシェルターや保護区域の場所を予め知っておこう」とツイートした。

シェルター

2022年2月24日、ウクライナのキーウでシェルターに集まる人々。

REUTERS/Viacheslav Ratynskyi


「ウクライナのテレビ局、火炎瓶の作り方を紹介」CNN報道

CNNは2月26日、ウクライナのテレビ局がモロトフカクテル(火炎瓶)の作り方を放送していると伝えた。

ウクライナ国防省は25日、ロシア軍の軍用車両がウクライナの首都キーウ(キエフ)の北部地区に入ったとして、地元住民にモロトフカクテル(火炎瓶)を用意し、応戦するよう要請していた。

ゼレンスキー大統領も、25日深夜のテレビ演説で「首都を失うわけにはいかない」「ウクライナの運命は今、決定づけられようとしている」と述べ、徹底抗戦を呼びかけている。

ワシントンポストはウクライナでは火炎瓶の作り方をGooGleで検索する人が増えていると伝えた。

ウクライナ大統領、殺害される懸念も首都脱出を拒否 WP報道

アメリカはかねてよりウクライナのゼレンスキー大統領を首都キーウ(キエフ)からの避難させ、身の安全を確保を支援すると申し出てきたが、ゼレンスキー氏はこれまで拒否していると、2月26日にワシントンポストが伝えた。

ゼレンスキー氏は国民向けの演説で、自らがロシアの「第一の標的」で、家族が「第二の標的」であると認識しているが、首都に残ると表明している。

ワシントンポストはアメリカとウクライナの当局者の話として、「ウクライナを1月に訪問したCIA長官を含むアメリカの諜報機関が、数週間にわたってゼレンスキー氏の身に迫る脅威について警告したと報じた。当時のすでにロシアの暗殺チームが首都キーウにいた可能性があることを示唆している」と伝えた。

イギリスのジョンソン首相、ウクライナ語とロシア語でメッセージ

イギリスのジョンソン首相は2月26日にTwitterでスピーチ動画を公開し、「この危機と悲劇は終わらせることができるし、終わらせなければならない。なぜなら、世界は自由で主権あるウクライナを必要としているからです」と述べた。スピーチでは、ウクライナ市民とロシア市民に向けてそれぞれの言語でメッセージも表明した。

ウクライナ市民には、ウクライナ語で「Slava Ukraini(ウクライナに栄光あれ)」と呼びかけた。この言葉は、ウクライナのゼレンスキー大統領も演説の最後に用いているスローガンだ。

また、ジョンソン首相はロシア市民にもロシア語で「この戦争が、貴方たちの名の下で実行されたとは信じていません」と述べ、ウクライナ侵攻がプーチン大統領と周辺による独善的なものだという認識を示した。

イギリスはアメリカやEUと連携し、ロシアへの厳しい経済制裁を発動。さらに国際金融取引に使われる銀行間ネットワーク「SWIFT(スイフト)」からのロシア排除を呼び掛けている。

ウクライナ大統領「いかなる武器も捨てず、国を守る」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月26日朝にメッセージ動画をTwitterに投稿し、ウクライナが武装解除に向かうという憶測を否定した。

ゼレンスキー氏は「Do not believe fakes(偽情報を信じるな)」との言葉とともに投稿した動画でこう語った

「ウクライナの皆さん、私が軍隊に武器を捨てて避難するよう呼びかけたとする多くの偽情報が出回っていることに、今、我々は気付いている。物事をはっきりさせよう。我々はここにいて、いかなる武器も捨てず、国を守るつもりだ。我々の武器とは真実であり、国土であり、子どもたちであり、私たちはこれらを全て守っていく」

そして、「そのことを私は伝えたかった。Slava Ukraini(ウクライナに栄光あれ)」とスローガンで動画を締めくくった。

ウクライナ政府は市民にも徹底抗戦を呼びかけているが、一方では停戦に向けた協議が模索されている。

ロシア大統領府は25日、ゼレンスキー大統領の求めに応じてウクライナとの停戦交渉のためにベラルーシのミンスクに代表団を送る用意があると発表していた。ラブロフ外相も交渉の用意があるとしたが、前提条件は武装解除だとしていた。事実上の最後通牒に近いものだと見られる。

ゼレンスキー氏の報道官は2月26日、ウクライナがロシアとの停戦交渉の場所と時間について協議中であると明かし、「ウクライナは停戦と平和について話す準備ができていたし、今もそうだ」と述べたとロイターが報じている。

ゼレンスキー氏はその後もTwitterで、フランスのマクロン大統領と通話したと明かし、「パートナーから武器や機材がウクライナに向かっている。反戦連合は機能している!」とツイートした。ウクライナ大統領府の公式サイトは断続的に閲覧できなくなっており、ゼレンスキー氏のTwitterなどSNSを通じて情報を発信している。

ウクライナ軍はロシア軍の侵攻に激しく抗戦し、その前進を阻もうと努めている。

ロイターは2月25日、アメリカ国防総省高官の話として「ウクライナはロシアの想定を超えて抵抗していると我々は見ている」と報道。ロシア軍は首都キーウ(キエフ)に迫っているものの、主要都市はまだ陥落していないと見られている。

一方で、ウクライナでは武器弾薬が消耗しているという見方もあり、ウクライナは欧米諸国に支援を引き続き求めている。

「ウクライナ避難民、25日までの5万人以上」国連難民高等弁務官

UNHCRの国連難民高等弁務官によると、25日までに5万人以上の人々がウクライナを脱出し、その多くが隣国のポーランドとモルドバに向かったという。

UNHCR

UNHCR協会

UNHCRではウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動のための寄付を募集している。詳細はUNHCR協会のサイトへ。


ロシア軍「南部メリトポリ市を占領」BBC報道 人口15万人

ロシア国防省は2月26日、ウクライナ南部ザポリージャ州のメリトポリ市を占領したことを確認したと発表。BBCなどが伝えた。ロイター通信は「ロシアによるウクライナ侵攻の開始以来、重要な人口密集地を占領したのはこれが初めて」と伝えた。メリトポリ市には15万人が住んでいるという。

Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。

ロシア軍、首都キーウなど複数都市に攻撃 ロイター報道

ロシア軍は2月26日、ウクライナの首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)など複数の都市に対してミサイルや砲撃による連携攻撃を開始した。軍当局者の話としてロイターが伝えた。キエフ中心部でも銃声や砲撃音の報告が相次いでいる。

首都だけでなくウクライナ各都市への攻撃が相次いでいると、ウクライナの英字紙「キーウインディペンデント」は伝えている。

キーウではアパートメントがミサイルかロケット弾による被害を受けたと見られ、壁や窓が破壊された。

▼キエフ市長のFacebookより。攻撃の瞬間が記録されている▼

アパート

2022年2月26日、ウクライナの首都キーウでミサイルかロケット弾の直撃を受けたとみられるアパートメント。

REUTERS/Gleb Garanich

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2022年2月26日、ウクライナの首都キーウでミサイルかロケット弾の直撃を受けたとみられるアパートメント。

REUTERS/Gleb Garanich

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2022年2月26日、ウクライナの首都キーウでミサイルかロケット弾の直撃を受けたとみられるアパートメント。

REUTERS/Gleb Garanich

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2022年2月26日、ウクライナの首都キーウでミサイルかロケット弾の直撃を受けたとみられるアパートメント。

REUTERS/Gleb Garanich

攻撃を受けたアパート

2022年2月26日、ウクライナの首都キーウでミサイルかロケット弾の直撃を受けたとみられるアパートメント。

REUTERS/Gleb Garanich


ウクライナ大統領「EUの一員になるべき」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月26日、「長年の議論をきっぱりと終わらせ、ウクライナのEU加盟を決定する正念場だ」と、EU加盟を望む意向をTwitterに投稿した。

ゼレンスキー氏は「(EU外相の)シャルル・ミシェル氏と、さらなる効果的な支援と自由な未来のためのウクライナ人の英雄的な戦いについて話し合った」

続くツイートでもEUについて言及。「EUもウクライナを選ぶと信じている」「ウクライナはEUの一員にならなければならない」とEU加盟を望む意向を記した。

「ウクライナは武器を手にとり、侵略者と戦い、自由とヨーロッパの未来を守っている」

「この英雄的な戦いにおいて、EUから我が国への効果的な支援について、(欧州委員会委員長の)フォンデアライエン氏と議論した。EUもウクライナを選ぶと信じている」


「これは、我々の国家の歴史における新しいページの始まりである。イタリアのマリオ・ドラギ首相が電話会談で、ロシアのSWIFTからの排除、国防支援の提供を支持した。 ウクライナはEUの一員にならなければならない」


「ロシア軍がクラスター弾で病院を攻撃」HRWが調査結果発表

国際人権団体HRW(ヒューマン・ライツ・ウオッチ)は2月25日、ウクライナ東部ドネツィク州の政府支配下の町、ヴフレダールの病院の病院付近をロシア軍が攻撃したとする調査結果を発表した。

この攻撃で民間人4人が死亡、10人(うち医療従事者が6人)が負傷し、病院や救急車、民間車両が損壊した。

HRW武器局のスティーブ・グース局長「ロシア軍はクラスター弾の使用をやめ、無差別に殺傷する武器による不法な攻撃をやめるべきだ」と述べている。

HRWによると、現場から送られてきた写真には「9N123クラスター弾」を備えた「9M79」シリーズのトーチカ弾道ミサイルの残骸が写っていた。これは2020年1月にロシアとシリア軍がシリアのイドリブ県のサルミンの町に使用したクラスター弾と同じ種類のものだとHRWのケネス・ロス代表は指摘した。


10万人のウクライナ避難民がポーランドへ

ポーランド

ウクライナから逃れてきた母親と双子の赤ちゃんが、駅への輸送を待っている(2022年2月25日、ポーランド・メディカ)。

REUTERS/Bryan Woolston

ポーランド内務副大臣によると、ロシア軍のウクライナ侵攻以来、10万人がウクライナからポーランドへ国境を越えたと述べた。AFP報道

世界各地でロシアのウクライナ侵攻に抗議デモ(写真)

デモ

(上段左から)クアラルンプール、トロント、ニューヨーク、イスタンブール、ブリュッセル。

REUTERS

デモ2

(上段左から)ロンドン、ワシントンD.C.、ベルリン、マドリード、パリ。

REUTERS

デモ3

(上段左から)ミュンヘン、ケープタウン、東京、ブエノスアイレス、ソウル。

REUTERS


ロシア大統領府「交渉のため攻撃停止命じたが、作戦再開した」と主張

ロシア大統領府のペスコフ報道官は2月26日、報道陣に対し「プーチン大統領は25日の午後、ウクライナ政府と予想される交渉に関連して進軍を停止するよう命じたが、事実上ウクライナ側が対話を拒否したため作戦を再開した」と発表したとロシア国営のタス通信が報じた。

ロシア大統領府は2月25日、ウクライナのゼレンスキー大統領の提案に応じ、停戦交渉のためにベラルーシのミンスクに代表団を送る用意があると発表していた。ラブロフ外相も交渉の用意があるとしたが、前提条件は武装解除だとしていた。事実上の最後通牒に近いものだと見られる。

一方、ゼレンスキー氏の報道官は2月26日、ウクライナがロシアとの停戦交渉の場所と時間について協議中であると明かしており、「ウクライナは停戦と平和について話す準備ができていたし、今もそうだ」と述べたとロイターが報じていた。ウクライナ政府はロシアの主張を否定している。

ロイターは2月25日、アメリカ国防総省高官の話として「ウクライナはロシアの想定を超えて抵抗していると我々は見ている」と、ロシア軍が想定より大きな抵抗を受けているとし、その勢いが一部失われているように見えるとの認識を伝えている。

ウクライナ側の死者198人、負傷115人

ウクライナ保健省は2月26日、ロシアの侵攻開始からこれまでのウクライナ側の死者は198人(うち子ども3人)、負傷115人(うち子供33人)だと発表した。2月26日10時現在。ウクライナの英字メディア「キーウインディペンデント」報道。

Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。犠牲者・負傷者数について、独立した検証は行われていない。

イギリス国防省「ロシア軍、依然として首都占領が主要軍事的目標」

イギリス国防省は2月26日付のロシア軍のウクライナ侵攻に関するのインテリジェンスレポートを公表。ロシアの進軍速度について「深刻な後方支援の困難さとウクライナ側の強い抵抗により一時的に鈍化している」と分析した。

一方で「首都キーウ(キエフ)の占領は、依然としてロシアの主要な軍事的目標」と評し、今後も首都への攻撃が続くと見ている。

内容は以下の通り。

  • ロシア軍の進軍速度は、深刻な後方支援の困難さとウクライナ側の果敢なる抵抗により、一時的に鈍化していると思われる。
  • ロシア軍はウクライナの主要な人口密集地を迂回し、包囲・孤立を企図する部隊を残している。
  • 夜間の首都キーウでの衝突は、事前に配置されたロシアの破壊工作集団が限定的に関与したものと思われる。
  • キーウ占領は、依然としてロシアの主要な軍事的目標。

ロシア国内でTwitterへのアクセス制限される

Twitterは2月26日、ロシア国内では「Twitterが一部の人々に対して制限されていることを認識している。

サービスを安全でアクセスしやすいものにするために取り組んでいる」と発表した。ロシア国内のSNSを巡っては、当局が2月25日にFacebookへのアクセスを制限する措置を講じたと発表している。

ロシア各地で反戦デモ拡大 逮捕者「3093人」と監視団体

ロシアの独立監視団体「OVD-Info」によると、ロシア全土でも反戦デモがあり、過去3日間で少なくとも3093人が逮捕された。2月24日夜の時点で、少なくとも1675人が拘束されたと報告している。

ロシア航空機に対し空域閉鎖、欧州諸国で広がる ロシアも対抗措置

ロシアのウクライナ侵攻を受けて、エストニア・ルーマニア・リトアニア・ラトビアは2月26日、ロシアの航空会社に領空への立ち入りを禁止した。CNN報道

イギリス、ポーランド、モルドバ、チェコ、ドイツ、べルギーもロシアの航空会社に対して全面的か部分的に空域を閉鎖。ロシア側も対抗し、領域の飛行を禁止。その影響でロシア上空を長時間飛行するアジアとヨーロッパを結ぶ航空便に影響が出ている。

アメリカ当局者「ロシア軍は首都まで30キロ北」「防空システムは健在」

アメリカ国防総省の高官は2月26日、過去24時間の状況について報道陣に報告した

概要は以下の通り。

  • ウクライナ軍はロシアの予想よりも強く抵抗。特にウクライナ北部で顕著で進軍が遅れている。ロシア側は不満を感じている。
  • 26日の時点で、ロシア軍がどの都市も支配していない。制空権もウクライナ側とみられる。
  • ウクライナの防空システムは機能している。・過去24時間で250回以上のミサイル攻撃が会った。大部分はSRBM。
  • ロシア側のミサイルで被害を受けた民間インフラや住宅地がある。意図的に標的にされたかどうか不明だが事実として被害を受けている。
  • 断続的にインターネットが接続できなくなっていた。・ポーランドとの国境にウクライナ避難民が多数。
  • ロシア軍は、ウクライナに対して準備したの約半分の兵力で進軍中
  • ハルキウ(ハリコフ、ウクライナ第二の都市)が激戦地。
  • ロシア軍は首都キーウの北約30キロの位置にいる。ウクライナ軍は強く抵抗している。

ドイツ、ウクライナに武器供与 外交政策の転換

ドイツのショルツ首相は2月26日、1000台の対戦車兵器と500発のスティンガーミサイルをウクライナに提供すると表明した。ドイツに対ロシア外交の大きな転換点となった。

ショルツ首相は「プーチンの侵略軍からウクライナを守るために、最大限の支援をすることが我々の義務」と記している。

ドイツはEU・NATOの中心的国の一つであるが、ウクライナ情勢にあたっては武器供与を拒否し続けてきた。ドイツはロシアからの天然ガス輸入量は全体55%を占めており、エネルギー価格のさらなる高騰を防ぐためロシアとの関係悪化を避けようとする姿勢が顕著で「弱腰」とも評されていた。

ところが、ロシアがウクライナ東部の武装勢力が実効支配する地域の「独立」を承認するとドイツは態度を硬化。ロシアと結ぶ新たな天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」の承認作業を停止していた。

ロシア軍の軍事侵攻が現実となり国際社会でロシアが孤立を深めたことで、ドイツもウクライナへの武器供与に踏み切った。NATO・EUの足並みが揃ったアピールにもなりそうだ。

今後の焦点は、EUが国際金融取引に使われる銀行間ネットワーク「SWIFT(スイフト)」からロシアを排除するかどうかが焦点となりそうだ。

イギリスはすでに排除を求めており、ロシア産の天然ガスに依存するイタリアやハンガリーも排除を支持。アメリカも排除を検討していると報道されている。

NATO高官「ロシア軍は燃料不足、士気も問題」

NATO軍高官は、ロシアがウクライナへの侵攻を遅らせているのは「交渉のための時間を確保するためだ」と話したとCNNが2月26日に伝えた。

報道によると、この高官は「彼らは問題を抱えている」「ディーゼル燃料が不足しており、進行が遅すぎるし、士気も明らかに問題だ」と述べたという。

ロシア側は「攻撃を一時停止していたが、ウクライナ政府が交渉を放棄したため攻撃再開を命じた」と主張しているが、ウクライナ側は、「ウクライナが交渉を拒否した」とするロシアの主張を否定している

YouTube、Facebook、Instagramがロシア国営メディアの収益化停止

プラットフォーム企業が対ロシアの制裁に乗り出す動きが拡がっている。

Meta社は2月26日、傘下のFacebookとInstagramで、ロシアの国営メディアが広告掲載やコンテンツの収益化を停止すると発表した

YouTubeも26日、ロシアの国営メディア「RT」の収益化を停止し、ウクライナからのアクセスを制限したとCNNの取材に語った。

米・欧など、ロシアのSWIFT排除で合意

米大統領、英首相、欧州委員長

バイデン米大統領、ジョンソン英首相、ショルツ独首相、フォンデアライエン欧州委員長。

REUTERS

アメリカやEUなど6カ国・地域は2月26日、ロシアへの第3の制裁措置として国際金融取引に使われる銀行間ネットワーク「SWIFT(スイフト)」から最大手銀行を含む特定の銀行を排除することで合意したと共同声明を発表した。

合意したのはアメリカ・欧州委員会・フランス・ドイツ・イタリア・イギリス・カナダ。

これまで米・欧は段階的に経済制裁を発動させてきたが、ロシア軍がウクライナの首都を含む都市に攻撃を激化させ、首都まで30キロほどまで迫る中、「最強のカード」と言われたSWIFTからの排除で合意したことになる。

SWIFTは全世界1万1000以上の金融機関や法人顧客を結ぶ金融ネットワークだ。排除されると、ロシアは他国との金融・商品取引が困難になる。

ロシアの企業はもちろん、ロシア企業と輸出入取引のある国内外の企業にも影響を与える。

特にドル建てで決済する企業には打撃となり、ロシアから天然ガスなどを輸入する際には大きな支障をきたす。

ロシアだけでなく自国の企業にも大きな影響が想定されることから、米・欧にとっては「最強の制裁カード」でありながら「諸刃の剣」とも言われ、SWIFT排除を巡っては西側のなかでも足並みが揃っていなかった。

今回の制裁には、アメリカ、フランス、カナダ、イタリア、イギリス、欧州委員会が合意した制裁措置には、ロシアの中央銀行が保有する外貨準備の約6300億ドル(約72兆円)の制限も含まれている。

これはロシアの通貨ルーブルが下落した際、買い支えを阻止するためだ。

これに先立ちドイツのショルツ首相は2月26日、1000台の対戦車兵器と500発のスティンガーミサイルをウクライナに提供すると表明している。

これまでロシアへの制裁に消極的とされたドイツをはじめ、米・欧がさらに強い制裁に踏み切ったことが顕著になった。

アメリカ、ウクライナに最大3億5000万ドル支援

ブリンケン国務長官は2月26日、ウクライナ支援のため最大3億5000万ドル(約400億円)の追加支援を実施すると発表した

ブリンケン氏の声明によると、ロシア軍の侵攻に対抗するために殺傷力のある防御兵器の供与も含まれるという。

イギリス国防省「ロシア軍、兵站面で苦戦」

イギリス国防省は2月26日深夜、ロシア軍のウクライナ侵攻に関するの最新インテリジェンスレポートを発表した。

これによると、ロシア軍の侵攻について「計画通りに進んでおらず、兵站で苦戦」と分析。「ロシア政府はウクライナ情勢に関する詳細を自国民に隠蔽しようとしているようだ」と見ている。

・ロシア軍は計画通りに進んでおらず、ウクライナ側の激しい抵抗による兵站面で苦戦している。

・ロシア軍は負傷し、多くの兵がウクライナ軍の捕虜となった。

・ロシア政府はウクライナ情勢に関する詳細を自国民に隠蔽しようとしているようだ。

ロシア政府は自国のメディアに対し「戦争」「侵攻」「宣戦布告」などの言葉を用いないよう指示。政府・軍の発表に基づかない報道は削除するよう要求している。違反した場合は罰金などを科すとしている。

ウクライナ避難民は15万人以上、半数がポーランドへ 状況さらに困難に

UNHCRの国連難民高等弁務官は2月27日、これまでに15万人以上のウクライナ避難民が近隣諸国に渡ったとTwitterで報告した。

その半数がポーランドに逃れ、ハンガリーにも多数。

この他にもモルドバ、ルーマニアなどにも渡っている。ウクライナ国内でも避難民が増えているが、軍事的な状況により避難民の数の推定や援助が困難な状況になりつつあるという。



【2月27日:ロシア軍の侵攻4日目】

2月27日

2022年2月27日、ウクライナ・キーウ地域のヴァシルキーウ空軍基地付近で、砲撃により焼失したとされる石油貯蔵所の様子。

REUTERS/Maksim Levin

戦況図。-1

イギリス国防省が2月27日に公開した戦況図。

Twitter/@DefenceHQ


イーロン・マスク氏、「スターリンク」のネット回線をウクライナに提供

マスク氏

イーロン・マスク氏(2015年)。

REUTERS/Rebecca Cook

宇宙開発ベンチャー「スペースX」のイーロン・マスクCEOが2月27日、衛星インターネット事業「スターリンク」のインターネット回線をウクライナで提供すると明らかにした。

ウクライナのフェドロフ副首相(兼デジタル転換相)は2月26日、Appleのティム・クックCEOなど大手IT企業に支援を要請。マスク氏には「スターリンク」の衛星によるインターネット回線の提供を呼びかけていた

これにマスク氏が応じ、「スターリンクのサービスがウクライナで使えるようになった。ターミナル(送受信端末)も送る」とTwitterで返信した。

現在、ウクライナでは大統領府など政府機関のサイトが閲覧できない状態が断続的に続いており、ゼレンスキー大統領や政府機関はTwitterやFacebookなどSNSで情報を発信している。

【※】ウクライナのフェドロフ副首相(兼デジタル転換相)は2月28日、スターリンクのアンテナが到着したとTwitterで明らかにした。イーロン・マスク氏は投稿に「どういたしまして」とリプライした。


楽天・三木谷氏、ウクライナへ10億円の寄付表明

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は2月27日、ウクライナに10億円を寄付することをTwitterで表明。「僕達にできることは本当に限られていますが、家族と相談し10億円をウクライナに寄付することにしました」とコメントした。

三木谷氏は、ゼレンスキー大統領に宛て、「ウクライナへの軍事攻撃のニュースに深い悲しみを覚える。私の思いは貴方とウクライナの人々とともにある」「私はウクライナの味方だ」と記した書簡をTwitterに投稿した。

三木谷氏は過去にウクライナを訪問し、ゼレンスキー氏とも面会経験があり、Twitterでツーショット写真を公開している。

また、キエフの風景写真とともに「日本の政府ももっと強い姿勢を見せて欲しい。民主主義への挑戦だ」とも投稿している。


ウクライナ国防省「ロシア側の死者は3000人」

ウクライナ国防省は27日午前、ロシアの侵攻3日目(26日)までの状況を報告した。

ロシア軍の侵攻3日目終了時点でロシア軍の死者は兵士3000人以上、捕虜は200人以上とし、航空機16機、ヘリコプター18機、戦車102両などにも被害を与えたと発表した。また、ロシア側は死者数を公表していない。

これら犠牲者・負傷者数について、独立した検証は行われていない。

国防省によると、ロシア軍はウクライナ軍の防衛で攻勢ペースを落としているが、いくつかの地域で作戦を成功させようとしているという。

一方で、燃料や弾薬の補給が間に合わっていないともしている。これはアメリカやイギリスの分析とも一致する。

ロシア軍の兵士は「大半が若い徴用兵士。これまでの軍事演習で疲弊し、道徳的・心理的状態が低く、入手可能な情報によれば、脱走や戦闘への参加拒否、捕虜になっている」とした。

ロシア軍はこれまでに小さな町・村を占領し、高速道路を移動しているが、大都市制圧の試みは「失敗している」と国防省は主張した。

首都キーウ(キエフ)も、なおウクライナ側のコントロール下にあるとした。発表よると、ロシア軍がヴァシルキーウの石油基地に被害を与え、ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)のガスパイプラインや住宅も破壊したという。

さらに、ロシア軍が「地元住民を威嚇するためにロシア語の知識が乏しいコーカサス系の軍部隊や分隊を投入している」との認識を示した。

ウクライナ国防省「首都の放射性廃棄物の貯蔵施設に砲撃」

ウクライナ国防省は2月27日、首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)にある放射性廃棄物の貯蔵施設に砲撃があったと伝えた。保安区域外での危険はないとしている。

第二の都市ハルキウで激しい戦闘

英字紙キーウインディペンデントによると、ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)(ロシア語表記:ハリコフ)では27日もロシア軍とウクライナ軍の激しい戦闘がおこなわれている。

同紙によると、市中心部にロシア軍が侵攻し市街戦に突入したという。BBCも地元当局者の話としてウクライナ軍がロシア軍との市街戦になっていると伝えた。

被害を受けた住宅

2022年2月26日、ウクライナのハルキウ。最近の砲撃で被害を受けた住宅を示す風景。

REUTERS/Vyacheslav Madiyevskyy

戦車

2022年2月26日、ウクライナのハルキウ。破壊された装甲兵員輸送車(APC)が道端に置かれている様子(2022年2月26日撮影)。

REUTERS/Vyacheslav Madiyevskyy

幼稚園 不発弾

2022年2月26日、ウクライナのハルキウ。幼稚園の運動場で発見されたグラッドロケットの不発弾(ビデオからの静止画像)。

Reuters TV via REUTERS


ロシア、停戦交渉にらみ代表団がベラルーシ入り ウクライナは拒否も他都市を提案

ゼレンスキー大統領 演説

演説するウクライナのゼレンスキー大統領。

Twitter/@DefenceU

ロシア国営RIAノーボスチ通信は2月27日、ウクライナとの停戦交渉のためロシア側の代表団がベラルーシのホメリに入ったと、ロシア大統領府のペスコフ報道官が発表したと伝えた。ロシア側は同地で交渉の準備があると主張している。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は27日の国民向けの演説の中で、ロシア軍がベラルーシから侵攻しているとし、ベラルーシ国内での停戦交渉を拒否。徹底抗戦の構えだ。

ただ、休戦交渉そのものには前向きであり、ワルシャワやブダペスト、イスタンブールなど他の国の都市であれば応じるとロシア側に提案しているとも述べた。

ウクライナとロシアの間では停戦交渉を模索する動きがあるが、両国の間で会談の条件をめぐり対立がある。

停戦交渉への端緒は、ゼレンスキー大統領は25日の演説だ。ロシアのプーチン大統領に対し、さらなる犠牲者を出さないため、停戦に向けた交渉のテーブルにつくように求めていた。

これに対し、ロシア側は「停戦交渉の前提はウクライナの武装解除と中立化」という強硬姿勢を示し、会談場所としてベラルーシのミンスクを提案武力を背景に自国に有利な交渉を展開したいという思惑のようだった。

一方でロシア国営RIAノーボスチ通信は25日、ペスコフ報道官が「ウクライナ側は会談場所としてミンスクを再考し、ワルシャワを提案してきた」と述べたと伝えた。

ウクライナのゼレンスキー大統領の報道官は2月26日、停戦交渉の場所と時間については協議中であると明かしていた。

ウクライナとしては、自国に侵攻して首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)陥落を狙うロシア軍の拠点がベラルーシであるため、同国を中立国とはみなせず、停戦交渉には応じられない状況だ。

ウクライナ外務省の報道官は27日、ベラルーシ領内からキーウに向けて発射された巡航ミサイルを空軍が撃墜したと発表している

ただ、その後ロシア側は26日、「プーチン大統領が予想される停戦交渉のため進軍を停止するよう命じたが、ウクライナ側が対話を拒否したため作戦を再開した」と主張した。

ただ、この主張をウクライナ側は否定。ゼレンスキー氏は徹底抗戦を表明。トルコなどが仲介役を申し出たとして歓迎の意向を示し、停戦交渉自体への意欲は見せている。

ゼレンスキー氏は27日のビデオ演説の中で「我々は平和を望み、会談し、戦争を終わらせたいと願っている」とした上で、ワルシャワ、(スロヴァキアの)ブラチスラヴァ、ブダペスト、イスタンブール、(アゼルバイジャンの)バクーなどを提案。「ミサイルが飛んでこない国の領土であれば」他の都市でも構わないと述べた。

いずれにしろロシア側は、ウクライナが要求に応じなかった場合は、さらなる大規模攻勢を正当化する口実にしたいとの思惑も透けて見える。

これに対し、ウクライナ側は徹底抗戦を続けながらも停戦交渉を模索したいと見られる。

トルコのエルドアン大統領「調停役を申し出た」 広報局長が発表

トルコ政府のファフレッティン・アルトゥン広報局長は2月27日、「我々は両国と強い関係を持っている」としてエルドアン大統領がロシアとウクライナの紛争の調停役を申し出たと発表した。

ドイツのショルツ首相、国防費の大幅増額を表明

ドイツのショルツ首相は2月27日に連邦議会(下院)で演説し、連邦軍の強化のため2022年に1000億ユーロ(約13兆円)を支出する方針を示した。

さらに2024年までに少なくともGDP比2%相当を毎年、国防費に充てると表明した。

NATOは毎年の国防費についてGDPの2%を目標としていたが、ガーディアンによると「ドイツは約1.5%だった。NATOの同盟国、特にアメリカから何年にもわたって量を増やすよう圧力をかけられていた」と説明。

前日にはウクライナに対戦車砲1000門と携行式地対空ミサイル500発の供与も発表している。

紛争当事者への殺傷兵器の供与は、イラクのクルド自治政府に過激派組織「イスラム国」対策のために供与した2014年以来となる。

ヨーロッパとって第二次世界大戦以来ともされる大軍をロシアが展開させたことで、ナチス・ドイツという負の歴史を持ち、国防費の増加に抵抗してきたドイツも防衛方針を転換せざるを得ない状況になったとみられる。

イギリス国防省「ロシア軍、首都包囲と孤立化を強化」

イギリス国防省は2月27日、ロシア軍のウクライナ侵攻に関するの最新インテリジェンスレポートを発表した。首都キーウ(キエフ)市内を防衛するウクライナ軍について、ロシアの非正規軍と2夜連続で交戦したが「戦闘強度は前夜より低くなっている」と評価。

第二の都市ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)では、夜間にロケット砲が飛び交い激しい戦闘が発生したという。

内容は以下の通り。

  • ウクライナ軍はキーウ市内でロシア非正規軍と2夜連続で交戦したが、戦闘強度は前夜より低くなっている。
  • 北部チェルニヒウで強い抵抗を受けたロシア軍は、キーウの包囲と孤立を強化するため、この地域を迂回するようになった。
  • ハルキウでは、夜間にロケット砲が激しく交錯した後、ロシア軍とウクライナ軍の間で激しい戦闘が発生した。
  • ロシア軍は複数の軸からウクライナへの進出を続けているが、ウクライナ軍の激しい抵抗にさらされている。

首都キーウで銃撃、6歳男児が死亡 CNN報道

CNNは2月26日夕方、首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)で西部地区で激しい銃撃があり、地元の病院によると6歳の男児が死亡、数人が負傷したと伝えた。医師によると負傷者には10代が2人、成人が3人含まれるという。

国際柔道連盟、プーチン大統領の地位停止

国際柔道連盟は2月27日、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて、プーチン大統領の国際柔道連盟名誉会長および大使としての地位を停止すると発表した。

ウクライナ大統領「外国人軍団」を立ち上げ 義勇兵を募集

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月27日、海外の外国人からなる「ウクライナ領土防衛部隊外国人軍団」(駐日ウクライナ大使館の訳)を立ち上げるとし、参加を呼びかけた

対象は「ヨーロッパと世界の安全保障を守るために参加したい人は誰でも」としている。BBCによると、ウクライナでは外国人が防衛に参加することは合法だという。

ウクライナ、国際司法裁判所にロシアを提訴

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月27日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所にロシアを提訴したとTwitterで明らかにした。

ゼレンスキー氏は「侵略を正当化するため大量虐殺の概念を操作した責任を、ロシア問われなければならない」「我々は、ロシアに今すぐ軍事活動を停止するよう命じる緊急決定を要請する」とつづった。

日本もロシアをSWIFTから排除へ 岸田首相が表明

岸田文雄首相は2月27日、米・欧がロシアの特定の銀行を国際金融取引に使われる銀行間ネットワーク「SWIFT(スイフト)」から排除すると合意したことを受けて、日本も同様の制裁措置をとる方針だと述べた

岸田首相はロシアのウクライナ侵攻を「侵略」とし、「暴挙には高い代償がつくことを示す」「国際社会はロシアとの関係をこれまで通りにしていくことはもはやできない」と述べた。

また、プーチン大統領らロシア政府の関係者の資産凍結などの措置もとる。ウクライナには緊急人道支援として1億ドルを支援することも表明した。

ウクライナ避難民は36万8000人 増加の一途

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は2月27日、各国当局が公表したデータに基づき、現在のウクライナ避難民の総数が36万8000人で、増加の一途をたどっているとTwitterで報告した。

避難民の多くはポーランドやハンガリーに渡り、この他にもモルドバ、ルーマニアなどにも逃れている。ポーランド国境は大渋滞になっており、国境を渡るために避難民たちは60時間以上待たされているとCNNは伝えている。

ウクライナ、ロシアとベラルーシ国境での対話に合意とAFP報道

ウクライナ大統領府は2月27日、ロシアとの対話の機会をベラルーシ国境で設けることに合意した。AFP通信が報道。

プーチン大統領、核抑止力を念頭に「警戒態勢」命令

ロシアのプーチン大統領は2月27日、核兵器による抑止力を念頭に「警戒態勢」をとるよう軍に命じた。ロシア国営RIAノーボスチ通信などが伝えた。

NATOが即応部隊を編成したことや、米・欧が厳しい経済制裁を発動することへの対抗措置とみられる。

ロイターによると、プーチン氏は国営テレビで警戒態勢を布く理由について「西側諸国はわが国に対し、経済分野で非友好的な手段を取るだけでなく、NATO主要国の首脳らはわが国について攻撃的な声明を出した」などと語った。

ウクライナ大統領、ロシアとの協議は「前提条件なし」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月27日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談したとテレグラムで発表した。会談の結果、ウクライナの代表団がプリピャチ川地域のベラルーシ国境で、前提条件なしにロシアの代表団と協議することで合意したと明かした。

ゼレンスキー氏の投稿によると、ウクライナの代表団が協議のために訪問してから帰還するまで、ルカシェンコ氏はベラルーシ領土から航空機、ヘリコプター、ロケットなどで攻撃しないと保証するという。

当初ロシア側は協議について「ウクライナの武装解除が前提」という強硬姿勢を示し、会談場所にベラルーシのミンスクを提示していた。武力を背景に自国に有利な交渉を展開したいという思惑が伺えたが、アメリカやイギリスはロシアの軍事侵攻が士気の低さや兵站の困難さ、ウクライナ軍の強い抵抗で想定通りに進んでいないと分析している。

世界最大の航空機「破壊された」ウクライナ外相

世界に一つしかない、世界最大の航空機「アントノフ225 ムリーヤ」が破壊されたとウクライナ外相が2月27日にツイートした。

同機は1980年代、旧ソ連で設計・製造された宇宙船運搬用の巨大航空機。首都近郊の空港に駐機していたとされ、同地はロシア軍からの攻撃を受けていたとされる。

全幅88.74m、全長84m、全高18.1m。BBCは「ライト兄弟の初飛行の距離と同じ長さの貨物室がある」と表現している。


EU、対ロシア制裁を強化 ウクライナに武器供与のため4億5000万ユーロ拠出

「EU史上初」

フォンデアライエン欧州委員会委員長は2月27日、ロシアの航空機がEU空域を飛行することを禁止すると発表した。

さらに、ロシアの国営メディア「RT」「スプートニク」について禁止措置をとる「プーチンの戦争を正当化するための嘘を広めることは、もはやできなくなる」とした。

ベラルーシのルカシェンコ政権に対しても経済制裁を加えるとした。

また、EUはウクライナへの支援も強化し、武器供与のため4億5000万ユーロ(約580億円)の拠出を決めた。フォンデアライエン氏は攻撃を受けている国に武器や資材の購入資金を提供するの「EU史上初めて」と表明した

フォンデアライエン欧州委員長、ウクライナのEU加盟を支持

EUのフォンデアライエン欧州委員長は27日、ユーロニュースのインタビューで「我々の仲間であり、EUに加わってほしい」と述べ、ウクライナのEU加盟を支持すると明言した。

インタビューは、EUがウクライナへの武器・資金提供、ロシアへの制裁強化方針を表明した後に実施された。


世界中で平和的な反戦デモ ベルリンで「10万人以上」英紙・ガーディアン

ドイツ反戦デモ

反戦デモに参加するデモ隊。旗とプラカードを持っている(2022年2月27日、ドイツ・ベルリンにて)。

REUTERS/Fabrizio Bensch



国連、「平和のための結集」決議に基づく総会緊急特別会合を開催へ

国連安全保障理事会では2月27日、ウクライナ侵攻をめぐり総会緊急特別会合の開催決議案が審議された。安保理は11カ国の賛成多数で開催を決議案を採択した。

規定により24時間以内に開かれるため、28日にも開催される。

国連総会緊急特別会合とは、「国際平和への脅威・平和の破壊および侵略行為」が存在すると思われるにも関わらず、国連安全保障理事会(安保理)が常任理事国の5大国の拒否権の行使によって機能しない場合、安保理に代わって行動するために国連総会が開く会合だ。

開催には「国際社会の平和と安全の維持」が困難になったとき、安保理の決議による要請か国連加盟国の半数の要請が必要。ただし、緊急特別会合の要請手続きに関する採決では、安保理常任理事国の5大国も拒否権を行使できない。この手続きを定めた総会決議は「平和のための結集」決議と呼ばれ、1950年11月に採択された。

当時は旧ソ連が北朝鮮を援護するため安保理で拒否権を多数発動。安保理が機能不全に陥ったことが背景にあった。初の総会緊急特別会合は、第二次中東戦争(スエズ戦争、1956〜57)のときで、国連PKO(平和維持活動)である第一次国連緊急軍(UNEF 1)が初めて作られた。

「平和の破壊あるいは侵略行為」が発生した場合には「国際の平和と安全を維持または回復するために必要」とみなせば、総会は2/3の多数決で武力行使も含む集団安全保障措置を加盟国に勧告することも可能だ。

ただし、安保理決議と違い総会決議に法的拘束力はない。あくまで国連としての意思を示す意味合いが強い。安保理の要請による総会緊急特別会合は、1982年のイスラエルによる「レバノン侵攻」以来となる。

「首都とハルキウでロシア軍が戦術的撤退」ウクライナ側が主張

インタファクス-ウクライナ通信は2月27日、大統領府顧問の話として「敵の一部が敗北」し、首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)とハルキウ(ハリコフ)で「ロシア軍が戦術的に撤退した」と述べた。

NHKによると、ハルキウの地元州知事は27日、自身のFacebookに「完全に私たちがコントロールしている」などと投稿し、ロシア軍を退けたと主張している。

SNSにはハルキウの市街戦の模様が投稿されており、なおも激しい戦闘下にあるとみられる。

スイス、ロシアへの経済制裁発動の可能性「非常に高い」

スイスのカシス大統領は2月27日、ロシアへの経済制裁を発動し、国内のロシア資産を凍結する「可能性が非常に高い」と述べたとロイター通信が伝えた。

スイスは永世中立国だが、ロシアのウクライナ侵攻をうけて、アメリカやEUと共同歩調をとって制裁に加わることになる。

ウクライナ内務省「352人の民間人が死亡」

CNNはウクライナの内務省の発表として、ウクライナで352人の民間人が死亡し、うち少なくとも14人は子どもだったと伝えた。Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。この数字について、独立した検証は行われていない。

イギリス石油大手BP、ロシアから事実上撤退へ

イギリスの石油大手「BP」は2月27日、同社が保有するロシアの石油大手「ロスネフチ」の全株式(19.75%)を売却すると発表した。「状況が根本的に変わった」として、ロスネフチとの合弁事業も終了。ロシアから事実上撤退する。

ヘルゲ・ルンド会長は以下のメッセージを寄せた。

ウクライナで起きている事態に心を痛め、私は深い衝撃を受けています。被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げます。

このような事態に際し、ロスネフチに対するBPの立場を根本的に見直すことになりました。

取締役会として下した決断は、正しいということだけでなく、BPの長期的な利益にもつながると確信しています。


ウクライナのゼレンスキー大統領「今後24時間が正念場」

イギリス首相官邸は2月27日、ジョンソン首相がウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、その内容を発表した

ゼレンスキー氏は「今後24時間がウクライナにとっての正念場」との考えを示したという。内容は以下の通り。

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首相は今夜、ウクライナのゼレンスキー大統領と再び会談した。

首相は、ロシアの侵攻を受けたウクライナ国民の勇気を称賛し、このような逆境に直面したゼレンスキー大統領の指導力を讃えた。

ウクライナ国民の抵抗は英雄的であったと、首相は付け加えた。

ゼレンスキー大統領は、今後24時間がウクライナにとっての正念場であるとの考えを示し、首相はイギリスや同盟国からの防衛援助がウクライナに届くよう、できる限り支援すると述べた。

両首脳は、今後も緊密に連絡を取り合うことで合意し、首相は、英国がウクライナの主権を断固として支持することを改めて表明した。-

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【2月28日:ロシア軍の侵攻5日目】

被害を受けた集合住宅

ウクライナのハルキウ。最近の砲撃で被害を受けた集合住宅。2022年2月27日

REUTERS/Vitaliy Gnidyi

戦況図

イギリス国防省が2月28日に公開した戦況図。

Twitter/@DefenceHQ


ロシア軍、死者の発生を認める

ロシア国営タス通信は2月28日、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は27日の記者会見で「ウクライナの1067の軍事施設・インフラを攻撃した」と発表したと伝えた。

一方でコナシェンコフ氏はロシア軍に死者と負傷者が出ていることを認めた。これまでロシア側は被害について積極的に公表してこなかったが、ウクライナ国防省が3500人を殺害したと発表していた。

実際の犠牲者・負傷者数について、独立した検証は行われていない。


国連人権高等弁務官「少なくとも民間人102人が殺害された」

国連人権高等弁務官のミチェル・バチェレ氏は2月28日、ロシア軍のウクライナ侵攻でこれまでに少なくとも民間人102人が殺害され、304人が負傷したと述べた。ロイター通信が伝えた。

ウクライナとロシアの協議「28日午前中に始まる」 タス通信報道

ロシア国営タス通信は2月28日、ウクライナ代表団とロシア代表団の協議について、「28日午前中に始まる」と関係者の話として伝えた。

両国はプリピャチ川地域のベラルーシ国境で「前提条件なし」に協議することで合意している。

ゼレンスキー氏のテレグラムへの投稿によると、ウクライナの代表団が協議のために訪問してから帰還するまで、ルカシェンコ氏はベラルーシ領土から航空機、ヘリコプター、ロケットなどで攻撃しないと保証したという。

当初ロシア側は協議について「ウクライナの武装解除が前提」という強硬姿勢を示し、会談場所にベラルーシのミンスクを提示していた。

武力を背景に自国に有利な交渉を展開したいという思惑が伺えたが、アメリカやイギリスはロシアの軍事侵攻が士気の低さや兵站の困難さ、ウクライナ軍の強い抵抗で想定通りに進んでいないと分析している。

アエロフロート・ロシア航空、全ての欧州便の運航停止へ

ロシアのアエロフロート・ロシア航空は2月28日からヨーロッパへの全フライトの運航を停止する。国営タス通信が伝えた。EUは27日、ロシアの航空機の飛行を禁止すると発表した。

ベラルーシの憲法改正案「中立国」条文削除を国民投票で承認 ロシアの核配備容認へ

ベラルーシでは2月27日、自国領を非核地帯とし、中立国を目指すとする条文を削除した憲法改正案への賛否を問う国民投票が実施され、賛成多数(65.16%)で可決されたとロシア国営RIAノーボスチ通信などが伝えた。

これにより、ロシアがベラルーシに核兵器を配備できることになる。

アメリカ軍高官「ロシア軍、ハルキウへの侵攻で兵站不足」

アメリカ国防総省の高官は2月27日、戦況分析について報道陣に報告した。仮にロシアがウクライナを核攻撃した場合について問われたが「仮定の話はできない」とした。概要は以下の通り。

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  • ロシア軍は勢いが鈍り、ウクライナ軍の厳しい抵抗に直面し続けている。
  • ロシア軍は燃料などの補給・兵站不足にも見舞われていることが引き続き確認されている。特にハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)攻撃において顕著。
  • ロシア軍は首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)への北方でも同様に兵站上の難題に直面していると思われる。
  • 27日朝の時点でロシア軍がどこかの都市を制圧した形跡はないが攻撃は続くと見ている。
  • キーウにいるロシア軍の偵察部隊の一部がウクライナ側の制服を着て、行動を偽装しようとしているとの疑う余地のない報告があった。
  • ロシア軍はキーウの中心部、市街地からまだ約30キロメートル離れていると思われる。
  • ロシア軍マリウポリ中心部から約50キロメートル圏内にいるが、マリウポリは防衛されている。
  • 制空権をめぐる戦いは続いている。ウクライナ側の航空機と防空・ミサイル防衛システムは機能している。
  • プーチン大統領は、ウクライナ侵攻のために展開した戦力の約3分の2をウクライナ国内に投入した。
  • 27日朝の時点でロシア軍は320発以上のミサイルが発射したと推定される。その大半は短距離弾道ミサイル
  • チェルニーヒウ市周辺でロシア軍が包囲戦術を採用している兆候がある。包囲攻撃では民間人への被害が懸念される。
  • チェルニーヒウはキーウ北東に位置する。つまり、ロシア軍はキーウの北西からも北東からも侵攻している。
  • ロシア軍は兵站とその維持に欠点があるにもかかわらず、作戦上多くの優位性を持っている。
  • ゼレンスキー政権はまだ国を統治し、存続し、活動している。また、ゼレンスキー大統領は軍隊を指揮・統制している。
  • ロシアがすでに編成していた120以上のBTG(大隊戦術集団)を追加する兆候はないと思う。

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米ファースト・レディー、市民のメンタルヘルスへの懸念を表明「助けを求めてもいいのです」

アメリカのファースト・レディー、ジル・バイデン氏が2月28日にTwitterで、ウクライナ情勢をめぐり「簡単な答えがなく、それが不安な気持ちにさせるのかもしれない」と、報道などで情報に接した人々のメンタルヘルスを慮。「助けを求めてもいいのです」とし、相談できる公的機関や軍の機関を紹介した。

「親たちは、子どもと一緒にテレビの前に座り、何千キロも離れたところからの報道を説明しています」

「教師は教壇に立ち、“なぜ”“次に何が起こるのか”という質問に答えています」

「私たちの軍人の家族は、ヨーロッパで起きている出来事が、軍服を着る大切な人たちの将来に波及する可能性があることを痛感しています」

「この困難な時期には簡単な答えがなく、それが不安な気持ちにさせるのかもしれません」

「助けを求めてもいいのです」

「ジョーと私はウクライナの勇敢で誇り高い人々のために祈り続けています」

「私たちの心は、同盟国との連帯を示すためにヨーロッパ中に駐留している兵士を含む、軍隊と軍隊の家族とともにある。私たちは、皆さんの奉仕に深く感謝しています」

「ベラルーシが28日にも派兵か」米WP報道

ロシアのウクライナ侵攻を支援するため、ロシアの同盟国・ベラルーシが早ければ28日にもウクライナに派兵する可能性があると、ワシントンポストが28日、匿名の米高官からのコメントをもとに報じた。

「ベラルーシ政府がロシア大統領府の延長であることは明らかだ」と、この高官は匿名を条件に語ったと伝えた。

ベラルーシはロシアの同盟国で、直近までロシア軍と共同で軍事演習を実施。27日には非核地帯・中立条項を削除した憲法改正案が国民投票で承認された。

ベラルーシ国境では28日、ロシアのウクライナ侵攻開始以来初となるウクライナとロシアの代表者による会談が予定されている。

当初ロシア側はベラルーシのミンスクでの会談を提案していたが、ウクライナ側は侵攻軍がベラルーシから侵攻しているとし、ベラルーシ国内での会談は拒否していた。

ロシア・ルーブル、経済制裁で急落 一時は最安値に

ロイター通信は28日、ロシアの通貨ルーブルがアジア市場の取引時間で一時最安値の1ドル=119.50ルーブルを付け、先週末から30%急落したと伝えた。ウクライナ侵攻に対抗して米・欧がロシアに対する追加の厳しい制裁で合意。ロシア最大手の銀行を含む特定の銀行をSWIFTから排除や、ロシア中央銀行によるルーブルの買い支えを阻止するため外貨準備の使用制限が含まれている。

ウクライナ軍参謀本部「首都はウクライナ軍のコントロール下にある」

ウクライナ軍参謀本部は2月28日、首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)はウクライナ軍のコントロール下にあり「ロシア軍の試みは全て失敗に終わっている」「招かれざる客から自分の家を守ることができることを示した」と発表した。Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。


スウェーデンがウクライナに武器供与へ「1939年以来」

スウェーデンのアンデション首相は2月27日、ウクライナに戦車弾やヘルメットなどの兵器を供与すると表明した。インタファクス・ウクライナなどが伝えた。AFPによるとアンデション首相は、スウェーデンが紛争発生国に殺傷兵器を提供するのは、1939年に旧ソ連の侵攻を受けたフィンランドに提供して以来だと述べた。


イギリス国防省「ロシアの進撃は挫折を続けている」

イギリス国防省は2月28日、ロシア軍のウクライナ侵攻に関する最新インテリジェンスレポートを発表した。

ロシア軍については「兵站の失敗とウクライナの頑強な抵抗により、ロシアの侵攻は挫折を続けている」と分析。これは27日にアメリカ国防総省高官が発表したものとほぼ同様だ。

首都侵攻を狙うロシア軍については「大部分はキエフの北30km」にとどまっており、ウクライナ軍が交戦し、侵攻を阻止しているとした。

また、ロシア軍が国民に戦闘の詳細を隠す試みは続いているが、ウクライナ側がロシア軍の犠牲者数を発表したこともある、「初めて犠牲者が出ていることを認めざるを得なくなった」と分析した。内容は以下の通り。

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  • プーチン大統領の地上軍の大部分はキエフの北30kmにとどまっており、侵攻初日の重要な目標であったホストメル飛行場を守るウクライナ軍によって進軍が阻まれている。
  • チェルニーヒウとハルキウ周辺では激しい戦闘が続いているが、両都市は依然としてウクライナの支配下にある。
  • 兵站の失敗とウクライナの頑強な抵抗により、ロシアの進軍は挫折を続けている。
  • ロシアが自国民に戦闘の詳細を隠す試みは続いているが、ロシア軍は初めて犠牲者が出ていることを認めざるを得なくなった。

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ウクライナとロシアの代表団の会談は「日本時間午後6時開始を見込む」 ロイター報道

ロイター通信は2月28日、ウクライナとロシアの代表団による会談について「ロシア協議担当者、ウクライナとの交渉は9:00GMT(日本時間午後6時)開始を見込む」と伝えた。

ウクライナ大統領「EUに即時加盟を」

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月28日、演説の中で、「特別な手続きの下」でウクライナを即時EUに加盟するように訴えた。ウクライナ大統領府がテレグラムで紹介した。

EUのフォンデアライエン欧州委員長は27日、ユーロニュースのインタビューで「我々の仲間であり、EUに加わってほしい」と述べ、ウクライナのEU加盟を支持すると明言している。

「ウクライナとロシアの交渉はじまる」インタファクス通信

ベラルーシのゴメリ州で会談するロシアとウクライナの代表団

ベラルーシのゴメリ州で会談するロシアとウクライナの代表団

Sergei Kholodilin/BelTA/Handout via REUTERS

ロシアのインタファクス通信は2月28日、ウクライナとロシアの代表団の交渉が始まったとベラルーシのテレビ「ONT」を引用して伝えた。

ウクライナ側は「前提条件なし」での交渉とする一方、ロシア側は「ウクライナの武装解除・中立化」が交渉の条件と主張しており、交渉が停戦の端緒になるかは見通せない。

むしろロシア側が「交渉決裂」をさらなる軍事侵攻の正当化に用いる可能性もある。

岸田首相、ウクライナ大統領と電話会談 1億ドルの緊急人道援助へ

ウクライナのゼレンスキー大統領と日本の岸田文雄首相が2月28日、電話会談した。岸田首相は15日の電話会談で1億円の借款による支援意向を伝えているが、岸田首相はさらに緊急人道援助として追加で1億ドルの支援を表明した。

また、ロシア中央銀行との取引制限やベラルーシのルカシェンコ大統領への制裁を発動する追加措置をとる方針を伝えた。ゼレンスキー氏は「ロシアに対する厳しい制裁を全面的に支持する。ありがとう!真にグローバルな反戦連合が機能する」とツイートし、謝意を表した。


東京都庁がウクライナ国旗カラーに


ロシア軍、ハルキウで激しい砲撃 参謀本部「住宅地に一斉砲撃、数十人の民間人が死亡」

ウクライナ軍参謀本部は2月28日、ウクライナ東部の都市ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)で「ロシア軍が住宅地に一斉に砲撃し、民間人が数十人の死亡、数百人が負傷した」と発表した。ウクライナ内相の顧問を務めるアントン・ゲラシチェンコ氏も「ハルキウが大規模に砲撃された。数十人が殺され、数百人が負傷した」とFacebookで明らかにした。

Business Insider はこれらの情報の真偽について現時点では確認できていない。犠牲者・負傷者数について、独立した検証は行われていない。ロシア軍とウクライナ軍はハルキウで激しく交戦し、市街戦となっている。

ウクライナとロシアの初交渉は“協議継続”で合意も先行き不透明

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プーチン大統領、終戦条件をフランス大統領に提示

ロシアのプーチン大統領は2月28日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、ウクライナ侵攻を終結させる条件を提示したとAFPが伝えた。

AFPはロシア大統領府からの情報として、プーチン氏が提示した条件は

・ウクライナの「非軍事化と非ナチ化」

・クリミア半島でのロシアの主権承認

だったという。

これはロシアがウクライナ軍の武装解除と解体、NATO非加盟の保証、さらにウクライナ国民が選挙で選んだゼレンスキー大統領を打倒し、ロシアが違法に占領しているクリミア半島の領有権などを正式に認めるように迫っているものと考えられる。

なお、AFPは会談は「長時間」だったと伝えている。

ウクライナの国連大使は「戦死したロシア兵と母の会話」とされるメッセージを読み上げた。

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ウクライナのゼレンスキー大統領がEU加盟申請書に署名、SNSで写真を公表

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ウクライナでの戦争犯罪捜査、ロシア軍侵攻後も対象

カリム・カーン主任検察官は2月28日、ウクライナにおける「戦争犯罪と人道に対する罪」でロシアを捜査する承認を求めていると発表した。

カーン氏は声明の中で「私は、戦争犯罪と人道に対する罪の両方がウクライナで行われたと信じるに足る妥当な根拠があると確信している」と述べている。

プーチン大統領、ウクライナ侵攻で攻撃強化の可能性 軍への不満増大か

米国の情報機関は、ロシアのプーチン大統領が現在進行中のウクライナへの侵攻を強化する可能性があると述べていると、当局者と元当局者の情報としてNBCニュースが報じた。

情報筋はNBCニュースに、プーチン大統領は苦戦するロシアの軍隊にますます不満を募らせ、下っ端に暴言を吐いていると語った。

上院情報委員会委員長のマーク・ウォーナー上院議員はMSNBCに「これは明らかにウクライナのレジスタンスの規模に不意を突かれた人物だ」と述べた。ロシア軍はウクライナ軍の激しい抵抗に直面しており、専門家はクレムリンが侵攻方法を再考し、攻撃を強化する可能性があると述べている。

ウクライナ大統領、初回交渉で「得たい結果は得られていない」

ウクライナのゼレンスキー大統領は、「今のところ、我々が得たいと思っているような結果は得られていない」と、2月28日のロシア代表団との交渉の結果は不調だったと述べた

一方で「我々はいくつかのシグナルを受け取った。代表団がキエフに戻ったら、聞いたことを分析し、次回の交渉にどう進むかを決める」と付け加えた。

さらにゼレンスキー氏は、会談の間もウクライナ領土への「爆撃と砲撃」がまだ続いていたことを指摘した。

「砲撃と交渉が同時進行していることは明らかだ。ロシアは、このような原始的な方法で圧力をかけようとしているのだと思う」

「時間を無駄にしないでくれ。我々はそのような戦術を受け入れない」

ウクライナ警備隊員13人「全員死亡」→実は生存していた

先週、ロシア艦に反抗的な態度を示した後、死亡したと思われていた離島を警備していたウクライナの警備隊員13人が、実は生存していたとウクライナ海軍が発表した

ロシア国会議員3人、ウクライナ侵攻を批判 NYT報道

ロシア共産党所属の国会議員3人が、プーチン大統領によるウクライナ侵攻を批判したとニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

フィンランド首相「NATO加盟の可能性も議論」

ポリティコによると、フィンランド国会は3月1日にロシアのウクライナ攻撃とヨーロッパの新しいパワーバランスにおけるフィンランドの役割について議論する。

フィンランドのマリン首相は2月28日、NATO加盟の可能性も議題にのぼると述べたとポリティコが伝えた。フィンランドはロシアと1300キロにおよぶ長い国境で接している。ヨーロッパ諸国の中では最長規模だ。

EUには加盟しているが、歴史的な経緯から軍事同盟であるNATOには加盟していない。今回のロシアの軍事侵攻をうけて、フィンランドはウクライナに武器を供与すること決めた。マリン首相はこれを「歴史的」だとしている。

ロシアのウクライナ侵攻はフィンランドの防衛政策を大転換させる契機になる可能性がある。フィンランド国営放送「YLE」の委託調査によるとフィンランド国民のうち、NATO加盟を望むと回答した人の割合が初めて過半数となったと分かったと、ロイターが伝えた。

調査はロシアによるウクライナ侵攻前日に当たる2月23日に始めたという。


【3月1日:ロシア軍の侵攻6日目】

イギリス国防省が3月1日に公開した戦況図

イギリス国防省が3月1日に公開した戦況図。

Twitter/@DefenceHQ

欧米の経済制裁でロシアの富裕層に打撃

欧米諸国がウクライナ侵攻後のロシアに制裁を科し、市場が大きく下落する中、ロシアの富裕層の財産が打撃を受けている。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、ロシアの富豪21人は今年、合わせて840億ドルの損失を出している。彼らの経済的損失はロシアのウクライナ侵攻が始まって以来2倍以上になっている。ウクライナ侵攻後、たった1日で合計390億ドルを失った。

小児病院も地下に移動 医療にも影響

ロシアによる首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)包囲が続く中、ウクライナ最大規模の小児病院オクマットディト小児病院のスタッフは患者を建物の地下に移動させることを余儀なくされている。

ロイター通信によると、同病院は通常時600人の患者を扱っていると、外科医長は述べた。

しかし、ロシアの侵攻によ患者数は約200人にまで減少しているという。

ロシア軍、夜間作戦に移行か イギリス国防省

イギリス国防省は3月1日、最新のインテリジェンスレポートを公表した。ロシア軍のキーウ(ロシア語表記:キエフ)への進撃は「この24時間、ほとんど進展していない。

おそらく兵站上の困難が続いているためであろう」とした。

一方で、ロシア軍が一部地域で大砲の使用を増やしたことを警告。「人口密度の高い都市部での重砲の使用は、民間人の犠牲のリスクを大幅に増加させる 」とした。

また、ロシア軍がウクライナの制空権を得ることに「"失敗した」"とし、」損失を減らすために夜間作戦への移行しそうだ」としている。

首都近郊で40マイル(64キロ)に及ぶロシア軍の車列

Maxar Technologies社提供の新しい衛星画像によると、ウクライナの首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)の北で、40マイル(64キロメートル)に及ぶロシア軍の車列と道路に沿って燃える家屋やビルが写っていた。

この高解像度画像はキーウ近郊の車列を、最も近い地点で撮影したものである。Maxar Technologies社は、この写真はロシアの地上軍がキエフに近づいていることを示唆していると述べた。

ウクライナ議会「ベラルーシ軍が進駐」

ウクライナ議会は1日、ベラルーシ軍がウクライナ北部チェルニーヒウ地方(ベラルーシとの国境付近)に進駐したと発表した。

この情報は、ウクライナ北部方面防衛軍のヴィタリー・キリーロフ報道官によって確認されたとしている。

Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。

ウクライナ議会の発表は、ベラルーシのルカシェンコ大統領が、自国の軍隊はロシアの作戦に参加していないと国営メディアに語った数時間後の出来事だったとInsider USは伝えた。

林外相、ウクライナ義勇兵に参加しないよう呼びかけ

林芳正外相は3月1日の記者会見で、在日ウクライナ大使館がロシア軍と戦う義勇兵を募集していることについて、「承知をしている」とした上で「外務省としてウクライナ全土に退避勧告を発している。

目的のいかんを問わず、同国への渡航を止めていただきたい」と述べ、義勇軍に参加しないように呼びかけた。

ウクライナのゼレンスキー大統領はゼレンスキー大統領は2月27日、「ウクライナ領土防衛部隊外国人軍団」を創設すると表明。

これを受けて在日ウクライナ大使館は「ボランティアとして」ロシア軍と戦う人材を募集。自衛隊などで専門的な訓練を受けた経験を条件としていた。

イギリス国防省「ハルキウ、ヘルソーン、マリウポリは包囲されている可能性高」

イギリス国防省は2月28日、ロシア軍のウクライナ侵攻に関する最新インテリジェンスレポートを発表した。

内容は以下の通り。

  • ロシア軍の隊列は首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)に向かって、ゆっくりと前進を続けている。隊列は戦闘車両と兵站車両の混成部隊。部隊の大部分は市中心部から約30km離れた場所に留まっている。
  • 過去48時間でロシア軍の空爆と砲撃がウクライナ全土の人口密集都市部に対して増加している。
  • ウクライナ軍は(東部の)ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)、(南部の)ヘルソーン、(東部の)マリウーポリの3都市を維持し続けているが、3都市ともロシア軍に包囲されている可能性が高い。


フルシチョフの孫娘、プーチン大統領を批判

旧ソ連のフルシチョフ書記長の孫、ニーナ・フルシチョワ氏が英インディペンデントのインタビューに答えている。

「祖父なら、とんでもなく卑劣であり、あり得ないと思うだろう」「(プーチンは)戦争を防ごうとしていると主張しているが、実際にはロシアと兄弟国だと言っている国に戦争を仕掛けている。信じられない」

ロシア大統領府報道官、制裁を一蹴「ロシアの考えを変えさせることはない」

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、西側諸国による制裁について「ロシアの考えを変えさせることはない」と記者団に語ったとロイターが伝えた。

「彼らは我々に立場を変えさせようと考えている。これは問題外だ」


ロシア「ガスプロム」が中国向け天然ガスパイプラインの建設推進を発表

ロシアのエネルギー大手「ガスプロム」は、モンゴル政府とソユーズ・ボストーク・ガスパイプラインの建設の一環として、設計・調査業務契約を締結したと発表した。

ガスプロムによると、パイプラインはモンゴル経由で中国に毎年最大500億立方メートルのロシアの天然ガスを供給する予定。

プーチン大統領、進撃の遅れにいら立ちか

西側の当局者は、ロシアのプーチン大統領がウクライナにおけるロシア軍の進撃速度にいら立ち、より攻撃的な攻撃を開始するかもしれないと考えていると複数のメディアが報じている。

ある西側政府関係者は28日、Insider USに「ロシア軍の進撃の遅れによって、結果として生じるリスクがある」「ロシア軍が地上作戦でうまくいかないことで、より無差別な攻撃につながり、結果として民間人の犠牲者が増えることを懸念している」と語った。

CNNによるとアメリカ国防総省の国防高官は、28日に記者団にこう語った。「彼らはキエフでの進展の遅れにいら立ちを感じている。その結果、戦術が見直され、首都への攻撃がよりあからさまになる可能性がある」

第二の都市ハリコフの広場に「ミサイル攻撃」 ウクライナ大統領「悲劇的」

ウクライナ第二の都市ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)にロシア軍がミサイル攻撃を実施し、市の自由広場が直撃を受けたという。

ウクライナの大統領は、欧州議会でのオンライン演説で、ヨーロッパで最も大きいとされるこの広場に、2発のミサイルが命中したことを明らかにした。

「2発の巡航ミサイルが、ロシア連邦との国境に位置する都市ハルキウを襲った」

「とても悲劇的な出来事でした」

BBCによると少なくとも子どもを含む20人が負傷、インド人留学生1人の死亡が確認された。

ゼレンスキー氏は、この街には常に多くのロシア人がいたとも語った。

ウクライナ大統領「我々と共にあることを証明してほしい」

欧州議会は3月1日の欧州議会でウクライナのゼレンスキー大統領はオンライン演説し、「我々と共にあることを証明してほしい」とEUへの加盟を強く要請した。

この演説は、ゼレンスキー氏がウクライナのEU加盟を申請した翌日のことだった。

「EUは我々と一緒ならもっと強くなる」

「EUなしではウクライナは孤立する」

「最低限、我々は自分たちの強みを証明し、皆さんと全く同じであることを証明した。我々とともにあることを証明してほしい。我々を見捨てないと証明してほしい。そうすれば、生は死に打ち勝ち、光は闇に打ち勝つだろう」

ゼレンスキー氏はウクライナ人は 「自由 」のために戦っているとも述べた。

「誰も私たちを壊すことはできない」

欧州議会はゼレンスキー氏にスタンディングオベーションを送った。

EUのフォンデアライエン欧州委員長は「EUとウクライナの関係はかつてなく深まっている」「勇敢に戦う彼らのことを、一員でないとは誰も思わないだろう」と述べ、改めてウクライナのEU加盟を支持する考えを表明した。

ロシア外相の演説、西側の外交官数十人がボイコット

ロシアのラブロフ外相が3月1日、国連人権理事会で演説した際、数十人の外交官が退席し、ボイコットした。

ロイター通信によるとラブロフ氏はオンラインで演説したがが、EU加盟国、アメリカ、イギリスの外交官らが退席したという。

ウクライナ大統領「ロシアはテロ国家だ」ミサイル攻撃を批判

ウクライナのゼレンスキー大統領は3月1日、ロシア軍によるハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)中心部への巡航ミサイル攻撃を「戦争犯罪」「国家によるテロだ」と非難した。

「この攻撃は戦争犯罪だ。これはロシア連邦による国家テロだ」「ロシアは明らかにテロ国家である」ゼレンスキー氏は、ハルキウ市内の自由広場に巡航ミサイルによる攻撃がある「数十人の犠牲者」が出たと述べた。

ウクライナ首都のテレビ塔に攻撃、隣接のホロコースト追悼施設「言語道断」と非難

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アメリカ、スティンガー対空ミサイルをウクライナに供与

バイデン大統領は、ロシア軍ヘリを撃墜できるスティンガー対空ミサイルを初めてウクライナに送る。アーミー・タイムズ紙が1日に報じたところによると、スティンガーミサイルの直接送付は、アメリカが先週承認した軍事援助パッケージの一部であるという。

ロシア経済は「4月にも不況に陥る可能性」

ロシアの経済学者によると、アメリカ、イギリス、EUからの制裁の影響で、早ければ4月にも不況に陥る可能性があるという。

すでに、ロシアの一部の銀行は主要な国際金融通信システムであるSWIFTから締め出されている。アメリカとEU、ヨーロッパの国々はロシアの資産を凍結し、プーチン大統領などの政府や富裕層にも制裁を課している。

ロシアの通貨「ルーブル」は史上最低水準まで下落し、金利はすでに2倍以上になっている。これらの制裁の中には、目に見える影響を与えるのにまだ数カ月かかるものもあるが、すでに国中に波紋を広げているものもある。Insider US報道。

バイデン大統領、一般教書演説「オリガルヒの罪を追及する」「ウクライナ派兵はしない」

バイデン大統領

Shawn Thew/Pool via REUTERS

アメリカのバイデン大統領は3月1日夜(日本時間2日午前)、上下両院合同会議で政権の基本方針を示す一般教書演説に臨んだ。

冒頭のおよそ12分間でロシアのウクライナ侵略に言及。「(プーチン大統領は)ウクライナに乗り込めば世界が転がり込むと考えていた」「しかし想像を絶する強さに直面した。ウクライナの人々だ」と、ロシア軍と戦うウクライナ国民を称賛した。

また、司法省で専任チームをつくり、プーチン氏に近い新興財閥(オリガルヒ)や実業家が不正な利益を得ているとし、その罪を追及すると表明した。

ウクライナへの精神的・経済的な支援を強調する一方、ウクライナへの派兵は改めて否定。東欧への米軍派兵はウクライナで戦うためではなくNATO同盟国を守るためだと述べた。

バイデン氏はロシアが演習名目でウクライナとの国境付近に軍を集結させていた段階から、ウクライナがNATOの同盟国でないことから、一貫して同国への派兵は否定している。

バイデン氏は2月26日に公開されたインタビューで「選択肢は2つ。ロシアとの第三次世界大戦に突入するか、ロシアに国際法違反の代償を払わせるか。そのどちらかだ」と語っている。

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ゼレンスキー大統領「象徴は私ではなく、ウクライナだ」

ゼレンスキー大統領がCNNロイターの独占取材に対応した。

コメディアンから戦時のリーダーになってことについて「映画じゃないからとても真剣だ。私が象徴的だと言うけど、そうではなくウクライナが象徴的なのだと思う」と答えた。

ロシアが侵攻を続ける中、ウクライナとロシア間の協議は「時間の無駄」かと尋ねられると「そのうち分かる」と答えた。

「まず話さなければならない。誰もが戦いを止め、5〜6日前に始まった地点に戻らなければならない」

「人々を爆撃するのを止めることが重要で、そうすれば前に進み、交渉のテーブルにつくことができる」

疲れからストレスを感じているように見えたが、取材に友好的だったが「3日も家族と会っていない」とも語ったとCNNは伝えている。

ハルキウの女性「私は震えて泣いています」 地下シェルターに母・息子と避難

避難した家族

Insider/Marina Shut

第二の都市ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)では、あるウクライナ人女性が爆弾が爆発する音を聞きながら震えている。上空を飛ぶ飛行機の音を聞きながら、アパートの地下に隠れているという。

35歳の母親であるマリーナは、母親と6歳の息子、そして近所の人たちと一緒に避難しているとInsiderに語った。火曜日の現地時間午後10時、1時間のうちに少なくとも4機の飛行機が通り過ぎたと、彼女はInsiderに語った。

「死ぬほど怖いです」「私は震えて泣いています」と彼女は言った。Insider US報道。

米エクソン「サハリン1」から撤退

米石油大手エクソンモービルは1日、極東ロシアの資源ベンチャー事業「サハリン1」から撤退すると発表した。今後、ロシアでの新たな開発にも投資しないとしている。

「エクソンモービルは、ウクライナの人々が自分たちの自由を守り、国家としての将来を決定しようとしていることを支持します」

「我々は、ウクライナの領土保全を侵害し、国民を危険にさらすロシアの軍事行動を嘆きます」

「罪のない人々の命が失われたことに深い悲しみを感じるとともに、強力な国際的対応を支持します。私たちはすべての制裁措置を完全に遵守しています」


元トランプ政権の高官「彼がプーチンの邪魔をしたとは思えない」

アメリカのトランプ政権で国家安全保障顧問を努めたジョン・ボルトン氏は3月1日「vice」のインタビューで、ドナルド・トランプ前大統領の在任中にロシアのウクライナ侵攻が起こった場合、プーチンの邪魔をしなかっただろうと述べた。Insider US報道。

「トランプ大統領の場合は分からない。時期にもよるだろうし、その時々の自分の政治的利益をどう考えるかにもよる。最終的に彼がプーチンの邪魔をしたとは思えない」

国際スケート連盟、ロシアとベラルーシのスケーターを全大会から追放

国際スケート連盟(ISU)は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアとベラルーシのスケーターを全大会から追放した。ISUが1日、声明で発表した。

「ISU理事会は、ウクライナの紛争の影響を受けているすべての人々と連帯することを改めて表明し、我々の思いはウクライナのすべての人々と国とともにある」

適用は即時。追って通知があるまで、ロシアとベラルーシのスケーターは国際アイススケート競技会に招待されず、出場も許されない。

ウクライナのテニス選手、賞金をウクライナ軍に寄付

ウクライナのテニス選手エリナ・スビトリーナは、2日にメキシコで開催されたモンテレイ・オープンで、賞金をウクライナ軍に寄付すると誓った。

CNNによると、スビトリーナは観客から喝采を浴びたオープニングラウンドの試合後、コート上のインタビューで「私は祖国のために使命を果たしていた」と語った。

ロシア軍からの鹵獲品、申告の必要なし ウクライナ当局

ウクライナ当局は、鹵獲したロシアの戦車や装備を個人所得として申告する必要はないと発表した。インタファクス・ウクライナ通信はウクライナ国家汚職防止局(NACP)の声明を伝えた。

「ロシアの戦車や装甲兵員輸送車を鹵獲し、その申告方法についてお悩みではありませんか?落ち着いて、祖国を守り続けてください!」

ゼレンスキー大統領の暗殺計画を阻止 ウクライナ当局

ウクライナの安全保障と防衛の責任者は1日、ウクライナ軍がゼレンスキー大統領に対する暗殺計画を阻止したと述べた。当局のSNSの投稿によると、カディロフ派として知られるチェチェン特殊部隊が「我々の大統領を排除する」ためにロシアから派遣されたが「直接破壊された」。Axiosが報じた



【3月2日:ロシア軍の侵攻7日目】

行政庁舎の風景

2022年3月1日、ウクライナのハルキウ(ハリコフ)中心部。市当局がミサイルの被害を受けたと発表した地方政府の行政庁舎の風景。

REUTERS/Vyacheslav Madiyevskyy

イギリス国防省が3月2日に公開した戦況図

イギリス国防省が3月2日に公開した戦況図。

Twitter/@DefenceHQ


Google、アップルがロシアメディア規制 製品販売も停止

ウクライナ危機をめぐりテクノロジー大手各社が対応を迫られるなか、Googleとアップルは、アプリストアでのロシアの国営系メディアの配信を制限するなど、自社のプラットフォーム上でのロシアメディアの抑制に動いている。

Metaやその他のテクノロジー企業と同様に、GoogleとAppleには議員や欧州政府からの圧力も背景にある。アップルは自社製品のロシアでの販売停止も決定した。

ロシア軍「南部の都市ヘルソーン掌握」発表 国営通信が報道

ロシア国防省は2日、ロシア軍が南部の港湾都市ヘルソーンを掌握したと発表した。国営RIAノーボスチ通信が伝えた。Business Insider はこの情報の真偽について現時点では確認できていない。

ウクライナ国防省の報道官は、ウクライナはまだこの都市の一部を支配していると述べたとCNNは報じている。

根室沖でヘリが領空侵犯、ロシア機か

ロシア機とみられるヘリコプターが3月2日午前、北海道・根室半島南東沖の上空で日本の領空を侵犯した。北方領土周辺から南下してきたという。防衛省が発表した。

これを受けて航空自衛隊の戦闘機がスクランブル発進し、無線で警告。ヘリコプターは領空を出たという。侵犯は数十秒間だった。

松野博一官房長官は2日の記者会見で「領空侵犯は極めて遺憾。ロシア政府に外交ルートで厳重に抗議するとともに、再発防止を強く求めた」と述べた。

防衛省は、ロシア軍について「2月以降、ウクライナ周辺における軍の動きと呼応する形で、オホーツク海等での演習等を通じ、東西に渡って活動し得る能力を誇示」しているとした。

その上で「今般の領空侵犯を含め、現下の情勢下において、我が国周辺海空域におけるロシアの活動の活発化は懸念すべきものであり、警戒監視に万全を期してまいります」と発表した。

岸田首相、ウクライナの避難民「日本への受け入れすすめる」

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、岸田文雄首相は3月2日夜、国外に避難したウクライナ国民を、日本が受け入れることをポーランドのモラビエツキ首相と電話協議で表明した。


ロシア外相「第三次世界大戦は核で破壊的なものになる」

ロシアのラブロフ外相は3月2日、カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」のインタビューに応じ、「第三次世界大戦は核による(兵器で)破壊的なものになるだろう」と発言した。

ロシア国営のRIAノーボスチ通信が伝えた。アメリカのバイデン大統領によるロシアに対する制裁についてコメントへの反応だという。

ラブロフ氏はインタビューの中で、ウクライナへの侵攻はウクライナを武装解除させ、核兵器開発させないためだと強調。侵略行為を正当化した。

ハルキウにロシア軍空挺部隊 ウクライナ当局発表

ハルキウに侵攻

mvs.gov.ua

ウクライナ当局によると、ロシア軍の空挺部隊がウクライナ第二の都市ハルキウ(ロシア語表記:ハリコフ)に侵攻したとガーディアンなどが伝えた。ウクライナの非常事態は2日朝、「敵の砲撃」を受けてハルキウの治安当局の建物の屋根に火がついている映像を公開した。病院も攻撃されたと伝えられている。ハルキウでは1日にミサイル攻撃を受け、複数人が死亡している。

ゼレンスキー大統領「ホロコーストの犠牲者を2回殺すのか」 追悼施設に被害と非難

ゼレンスキー大統領

Facebook/president.gov.ua

ゼレンスキー大統領は3月2日朝の演説動画で、首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)のテレビ塔がロシア軍によるものとされる攻撃を受けた際に、隣接地にあるホロコースト追悼地「バビ・ヤール」にも被害が出たとして、ロシアを非難した。

「彼らはキーウについて、私たちの歴史について、何一つ知らない。しかし、彼らは皆、我々の歴史を消し、我々の国を消し、我々全てを消し去るように命令しているのだ」

「ホロコーストの犠牲者を2回殺すのか」

自身もユダヤ系であるゼレンスキー氏は「全世界のユダヤ人に向けて」としてこう語った。

「何が起きているのかわからないだろうか。世界中の何百万人ものユダヤ人が今、声をあげることが非常に重要だ。ナチズムは沈黙のうちに生まれる。だからこそ、一般市民への殺戮について叫べ。ウクライナ人への殺戮について叫べ」


ゼレンスキー大統領「この6日間の戦争で6000人のロシア軍が死んだ」

ゼレンスキー大統領は3月2日のビデオ演説で「ロシアの母親たちは異国の地で我が子を失っている。この数字を考えてみてください。6日間の戦争で約6000人のロシア人、ロシア軍が死んだのです」と述べた。

Business Insider はこの情報の真偽について現時点で確認できていない。

この数字には、1日夜の死者は含まれていないという。

ただ、ロシア軍は戦死者数を公表しておらず、ウクライナ軍の死者数についても正確な数字不明。

両国の犠牲者・負傷者数について、独立した検証は行われていない。


ロシアのシンクタンク「ショックだった」 ウクライナ侵攻、理解できず

ロシア・モスクワのシンクタンク「国際問題評議会」のアンドレイ・コルトゥノフ氏は、プーチン大統領のウクライナ侵攻について、不意を突かれて理解できないと英スカイニュースに語った。

「現在の現地の状況を考えると、私のアドバイスは、停戦を最優先事項にすることです」「紛争を止めなければならない」

「まずはウクライナだけでなく、欧米との交渉のテーブルにもつくことだ」

「現在彼が持っている論理、彼の行った行動を正当化する彼自身の根拠が理解できない」

「彼の思考に入り込むことは難しい、彼がこの決断をした時、何を考えていたのか」

「我々は、最も大事なことは『発展すること』だと考えがちだが、プーチン氏の周りには最も大事なことは『生存すること』だと考えている人もいるのだと想像できる」

ロシア当局、侵略正当化する放送を小学生に視聴させる計画

ロシア教育省は3月2日、ウクライナでの「解放作戦」の「必要性」についての放送を3月3日、児童に視聴させるという通達を出した。

西側諸国がウクライナ侵攻でロシアを非難する中、ロシア当局はウクライナ侵攻を正当化する政府の放送を小学生に強制的に見せようと計画しているようだ。

通達によると、ロシアがNATOを危険視している理由やロシアがウクライナ東部でロシアを後ろ盾とする武装勢力が実効支配する地域に介入する必要がある理由について、子どもたちが学ばされることになるという。

バイデン大統領、ロシア産石油の輸入禁止に前向き

バイデン大統領は3月2日、ロシアへの制裁としてロシアからの石油輸入を禁止に前向きであることを明らかにした。

バイデン氏は記者団に対し、世界最大の産油国の一つであるロシアからの輸入禁止を検討するかどうか問われた際に「どんな制裁案もテーブルからどかしていない」と語った。

獄中のロシア野党指導者、戦争への抗議呼びかけ

ロシアで収監中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は3月2日、「これ以上待つことはできない」と国際社会に対して、ロシアのウクライナ侵攻に抗議するようにSNSで訴えた

「ロシア、ベラルーシ、地球の反対側のどこにいても、平日は毎日、週末と祝日は午後2時に、あなたの街の主要な広場に行ってください」

ロシア軍「自軍498人死亡」と発表 「極めて懐疑的」との見方も

ロシア軍は3月2日、これまでに自軍の498人が死亡し、1597人が負傷したと発表した。国営RIAノーボスチ通信が伝えた。この犠牲者・負傷者数について、独立した検証は行われていない。

ロイターのイドリース・アリ記者は、米国防省の高官が水曜日に記者団に対し、ロシアの死傷者数について「極めて懐疑的」であるべきだと述べたと報じている

ゼレンスキー大統領側近がNYTに寄稿、この戦争は「大虐殺へのプロローグとなり得る」

ウクライナのゼレンスキー大統領の側近が3月2日、大統領とともに地下壕で書いたとする論説をニューヨーク・タイムズに寄稿した。

ウクライナ大統領府長官のイェルマク氏は、ロシアとウクライナの戦争は「ヨーロッパにおけるより大きな、あるいは世界における大虐殺へのプロローグとなり得る」と警告した。

「我々は国を守るために、最後の瞬間まで戦う」イェルマク氏は首都キーウ(ロシア語表記:キエフ)の地下壕の中で、「私の横で」ゼレンスキー氏とともに記したと言った。

ロシアの富豪「チェルシーFC」売却発表 慈善財団を設立し寄付と表明

サッカーのイングランド・プレミアリーグの「チェルシーFC」のオーナーでロシア人実業家のアブラモビッチ氏は声明を発表し、クラブを売却すると発表した。

慈善財団を設立し、売却益をウクライナ戦争の被害者救済に充てるという。

「私は売却益をすべて寄付する慈善財団を設立するよう指示した。この財団は、ウクライナ戦争のすべての犠牲者のためのものとなる」

「クラブとの別れがこのような形になるのは心苦しいが、これがクラブにとって最善だと信じる」

アブラモビッチ氏はロシアのプーチン大統領に近いとされ、制裁を求める声があがっていた。

アメリカ国連大使「戦争犯罪を犯さないで」ロシア軍兵士に呼びかけ

アメリカのリンダ・トーマス=グリーンフィールド国連大使は3月2日、国連総会緊急特別会合でウクライナへの攻撃で戦争犯罪を犯さないようロシア兵に訴えた。

「あなた方の指導者は嘘をついている。戦争犯罪を犯さず、武器を置いてウクライナから去るためにできることなら何でもしてください」

国連総会のロシア非難決議、反対は5カ国のみ。賛成141カ国で採決 議場から拍手、その時ロシア大使は…

国連総会緊急特別会合

YouTube/UN

国連総会緊急特別会合は3月2日(日本時間3日未明)、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議を賛成多数で採択した。193カ国中、賛成は141カ国。反対はロシア、ベラルーシ、シリア、エリトリア、北朝鮮の5カ国、棄権は中国やインドなど35カ国だった。

投票結果が会場のモニターに表示されると、議場からは拍手が沸き起こった。

▼詳細はこちら▼


NYT「ロシア軍、主要都市を初占領」報道

ウクライナ南部の黒海沿いの都市ヘルソーンは、ロシア軍が陥落させた最初の主要都市となったとニューヨーク・タイムズが伝えた。

ニューヨーク・タイムズは、人口30万人近いこの都市が1週間近いウクライナの抵抗の後、ロシア軍に占領されたと伝えた。「ここにはウクライナ軍はいない」「街は包囲されている」と市長はニューヨーク・タイムズに語った。

ウクライナ側は陥落を否定している。

ウクライナ軍「ロシア軍の戦闘計画を入手した」と主張

ロシアの秘密の戦闘計画

Ministry of Defense of Ukraine

ウクライナ国防省は3月2日、ロシア軍兵士が残した「秘密の戦闘計画」を押収したと発表した。

この計画では、戦争が15日間続くことを示唆しているという。

押収したとする「機密」文書は、ウクライナ国防省がFacebookに投稿したもの。

文書の中にはウクライナ国防省によると、侵攻地図、コールサイン表、人員リストが含まれていたという。Business Insider はこの情報の真偽について現時点で確認できていない。

ルーブル記録的安値、ロシア富裕層が高級宝飾品を購入 ブルガリCEO「短期的にはビジネス後押し」

ロシアのウクライナ侵攻後、欧米による徹底的な制裁でルーブルが記録的な安値で推移する中、ロシアの富裕層が高級宝飾品や時計を購入しているという。

LVMH傘下のブランド「ブルガリ」では、ここ数日売り上げが伸びていると、ジャン・クリストフ・ババンCEOは「短期的にはおそらくビジネスを後押ししている」とブルームバーグに語った。

ドイツ当局、ロシア大富豪のヨット押収

Forbesが複数の無名情報源を引用して報じたところによると、ドイツ当局が3月2日、ロシアの大富豪アリッシャー・ウスマノフ氏のヨットを押収した。

ウスマノフ氏のヨットは改装のためにドイツ・ハンブルクに数カ月間停泊していたが、ロシアによるウクライナ攻撃が2月24日に始まって以来、初めて押収されたもの。

ヨットは全長512フィート、重さ1万5917トン。ドイツの船舶メーカー「リュルッセン」によると「総トン数で世界最大のモーターヨット」だという。


UNHCR「ウクライナ避難民100万人」EUは亡命申請の要件免除

国連難民高等弁務官のフィリッポ・グランディ氏によるとロシアの侵攻が始まって以来、100万人がウクライナから逃れてきたという。

「さらに多くの人々が、命を救うための人道的支援を提供できるよう、ウクライナ国内での銃声を静めるときが来た」

今週初め、EU諸国は全会一致でウクライナ避難民を最大3年間受け入れ、亡命申請の要件も免除することで合意した。

ガーディアンによると、この動きにより避難民たちは受け入れ先のEU諸国で生活し、働くことができるようになるという。


中国「オリンピック終了まで侵攻延期を」要請か NYTなど報道

中国高官がロシア側に対し、北京冬季オリンピックが終わるまでウクライナ侵攻を延期するよう要請していたと、複数の報道機関がバイデン政権を含む西側の情報機関の高官の情報を引用して報じた

ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。欧米の情報機関の報告書は、2月上旬に交わされたとされる中国とロシアの高官のやりとりを詳細に伝えている。

ウクライナ侵攻に伴う「ロシアの猫禁止令」に中国のSNSユーザーが騒然

ロシアのウクライナ侵攻に世界が注目する中、中国のソーシャルメディアのユーザーの間ではロシアの猫が話題になっている。

中国のSNS「Weibo」では、3月2日に「ロシアの猫は禁止されている」という検索ワードが24時間で1億1800万回以上閲覧された。世界猫連盟がロシアの猫を国際的なキャットショーに参加させないという決定を下したことが背景だと思われる。Insider US報道。


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