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【音源入手】「調査報道から撤退」米バズフィードの従業員総会は罵詈雑言の嵐だった。CEOは質疑応答前に退席

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米バズフィード(BuzzFeed)がニュース部門の組織改編と早期退職募集の開始を発表した。

Koshiro K/Shutterstock.com

米デジタルメディアのバズフィード(BuzzFeed)が、ニュース部門の扱う内容をネットカルチャーなどに特化させ、長期の調査報道からは撤退する方針を決定。人員削減のために早期退職を募集することを発表した。

3月22日にオンラインで開かれた従業員総会では、激怒したニュースルームのスタッフたちが経営陣に対して罵声を浴びせた。

Insiderが独自に入手した総会の録音によれば、バズフィードのジョナ・ペレッティ最高経営責任者(CEO)はスタッフらに対し、不採算のニュース部門立て直しに向けてビジネスサポート部門の強化を目指しており、そのためのコスト削減策として早期退職を募集することになったと説明した。

ペレッティは「人員削減はいずれにしてもきわめて困難で厄介な仕事だ。できることなら(早期退職の募集に応募してもらい)レイオフ(整理解雇)で首を切る形にはしたくない」と発言。

調査報道から撤退後の新たな戦略については、「その日最大のニュースとスクープ、インターネット、カルチャー、ライフ、ヘルス分野の徹底取材、よりスピード感のある調査」(ペレッティ)に重点を置くという。

ペレッティはニュース部門の維持継続を約束したうえで、「ただし、他部門の収益で(ニュース部門の)不採算を埋め合わせる考えはもうない。過去から脱却する必要がある。赤字補てんはもう何年も続いてきたことだが、いまこそニュースを持続可能なビジネスに変えなくてはならない」と語っている。

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