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インフレはプーチンのせいだけではない…最大の原因はアメリカの政策にある

ロシアがウクライナを侵略する前から、アメリカはインフレに苦しんでいた。

ロシアがウクライナを侵略する前から、アメリカはインフレに苦しんでいた。

Photo by Stefani Reynolds/Getty Images

  • ガソリンや食料品の価格高騰をプーチンだけのせいにしてはいけないとあるエコノミストは述べた。
  • ウィル・ルガーは、ウクライナ戦争はアメリカ経済が直面している問題の「言い訳」として使われていると話している。
  • 「インフレの問題の最大の原因は、我々自身の政策にある」と彼は言った。

ガソリンや食料品の価格高騰について、アメリカ人はプーチンだけを責めることはできないと、あるエコノミストが述べている。

リバタリアン寄りのシンクタンク、アメリカ経済研究所のウィル・ルガー(Will Ruger)所長は、Insiderに「インフレ問題の最大の原因は、目先のことだけでなく、ここ数年の我々自身の政策にある」と語った。

ABCニュースが最近行った世論調査で、アメリカ人の5人に4人が、ガソリンスタンドや食料品店で彼らが直面している経済的課題についてロシアの大統領に責任を押し付けていることが分かった。

「アメリカの消費者が、食料品店やその他の場所でのコスト増をロシアのせいにしているとしたら、実際に起こっていることを理解していないということだ」とルガーは述べている。

ロシアがウクライナに侵攻するずっと前から、アメリカ経済は高いインフレ率に悩まされていた、と彼は話す。

「我々はすでに問題を抱えていた。たとえ明日平和になったとしても、この先、いくつかの問題を抱え続けるはずだ」とルガーは言う。

「その大きな要因は、金融政策と財政政策がしばらくの間、軌道に乗っていなかったことだ」

ロシアがウクライナに侵攻し、アメリカ、イギリス、欧州連合(EU)など欧米諸国がロシアに大規模な制裁措置を講じたことで、ガソリン、食料、自動車などの主要な商品価格はさらに上昇した。アメリカはロシアの石油、天然ガス、石炭の輸入を禁止している

アメリカエネルギー情報局のデータによると、3月上旬のガソリン価格は過去最高を記録し、1ガロン(約3.8リットル)あたり4.20ドル(約513円)近くにまで上がった。

ジョー・バイデン大統領は、ロシアのエネルギー利用禁止は燃料価格の上昇、「プーチンの値上げ」につながると警告した。バイデン大統領は、高騰するインフレをプーチン大統領のせいにしようとしているのだ。

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