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イーロン・マスクのTwitter取締役就任、ウォール街アナリストたちはこう見る。「新CEOと衝突の可能性も」

イーロン・マスク

REUTERS/Rebecca Cook

イーロン・マスク(Elon Musk)はTwitter社の筆頭株主として同社の戦略に関与するようになり、新CEOパラグ・アグラワル(Parag Agrawal)との衝突もありうる——ウォール街のアナリストらはそう予想している。

マスクは長年にわたるTwitterのヘビーユーザーで、ここ数カ月はTwitter社とその決定についてもツイートしている。つい先日も、Twitterが「言論の自由」の原則を守っているかどうかを問う投票を投稿したばかりだ。

昨年12月、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)の後任としてアグラワルがTwitter社のCEOに就任した直後には、ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)と旧ソ連高官ニコライ・イェジョフ(Nikolai Yezhov)の加工画像(アグラワルの頭をスターリンに、ドーシーの頭をイェジョフに加工したもの)を投稿した。プロパガンダのためにイェジョフを画像から消したという「ジョーク」だ。

モーニングスター(Morningstar)のアナリストであるアリ・モガラビ(Ali Mogharabi)は、このようなツイートは、マスクが、新たに9.2%の株式を取得したことでTwitter社に影響を与え、変化を促そうという意欲の表れだと見ており、次のように言う。

「Twitter社とその株主、そして2億1700万人にのぼるTwitterのデイリーアクティブユーザーに対してマスクがどうコミュニケーションをとるかが、Twitter社の長期戦略に影響するでしょう」

株式取得が公表された4月4日深夜(現地時間)の時点では、マスクはすでにTwitterユーザーに編集ボタンが欲しいかどうかを尋ねるという形で同社の方針に関わっていたことになる。アグラワルはこれをリツイートし、このアンケートの結果は「重要なものになる」ので「慎重に投票」してほしいと述べている。

ちなみにこの言葉は、Twitter上での「言論の自由」に関してマスクが以前のアンケートの説明に使ったのと同じ言葉だ。

マスクの「口出し」には前例が

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