アメリカのバイデン大統領とケタンジ・ジャクソン判事(2022年4月7日、ホワイトハウス)。
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4月7日(現地時間)、アメリカ上院はバイデン大統領が連邦最高裁判事に指名したケタンジ・ブラウン・ジャクソン(Ketanji Brown Jackson)氏の就任を承認し、ジャクソン氏と大統領はホワイトハウスでこれを祝った。
バイデン大統領は2020年の大統領選の選挙運動で、黒人女性を最高裁判事人事で指名すると約束していた。スティーブン・ブライヤー(Stephen Breyer)判事が今夏、正式に退任すれば、ジャクソン氏が黒人女性として初の最高裁判事になる。
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ジャクソン氏は最高裁が223年前に設立されて以来、116人目の最高裁判事になる。
黒人の最高裁判事は故サーグッド・マーシャル(Thurgood Marshall)判事、クラレンス・トーマス(Clarence Thomas)判事に次いで3人目。アメリカ初の女性最高裁判事は、1981年にレーガン大統領に指名されたサンドラ・デイ・オコナー(Sandra Day O'Conner)判事だ。
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その後、女性最高裁判事としては、故ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)判事、ソニア・ソトマイヨール(Sonia Sotomayor)判事、エレナ・ケイガン(Elena Kagan)判事、エイミー・コニー・バレット(Amy Coney Barrett)判事が続いた。
上院の承認後、バイデン大統領は「ジャクソン判事の承認はこの国にとって歴史的な瞬間だった」とツイートした。
「最高裁にアメリカの多様性を反映させるために、わたしたちはさらなる一歩を進んだ。彼女は素晴らしい判事になるだろう。この瞬間を彼女と共有できたことを光栄に思う」
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ジャクソン氏はフロリダ州マイアミ育ちの51歳。両親は公立学校の元教師だ。ハーバード大学の法科大学院を卒業し、現在はワシントン連邦高等裁判所判事を務めている。
[原文:Biden celebrates with Ketanji Brown Jackson after her Supreme Court confirmation: photos]
(翻訳、編集:山口佳美)