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アムネスティがウクライナ人の証言に基づく報告書を発表…「ロシア兵はタバコはあるかと聞いた後に夫を撃った」

ブチャで殺害された民間人の写真を掲げてロシアの侵攻に抗議する人々。2022年4月6日にドイツのベルリンで。

ブチャで殺害された民間人の写真を掲げてロシアの侵攻に抗議する人々。2022年4月6日にドイツのベルリンで。

Sean Gallup/Getty Images

  • アムネスティの最新の報告書は、ロシアがウクライナで民間人を処刑していると述べている。
  • 報告書は、目撃者を含む20人以上へのインタビューに基づいている。
  • ある女性は、ロシア兵が夫にタバコはあるかと尋ねた後に撃ち殺したと語った。

キーウ近郊の村や町の20人以上へのインタビューに基づいたアムネスティ・インターナショナルの最新の報告書は、ロシア兵がウクライナで民間人を処刑したと断罪している。証言者には「ロシア軍による恐ろしい暴力を直接目撃した人々も含まれている」という。

アムネスティ・インターナショナルのアニエス・カラマール(Agnès Callamard)事務局長は、「我々はロシア軍が処刑その他の不法な殺人を行ったという証拠を集めており、これは戦争犯罪の可能性が高く、調査されなければならない」と述べた。

「ウクライナの非武装の市民が、言いようのない残酷さと衝撃的な残虐行為によって、自宅や路上で殺されているという証言がある」とカラマールは付け加えた。

「民間人の意図的な殺害は、人権侵害であり、戦争犯罪だ。これらの死は徹底的に調査されなければならず、指揮官を含めて訴追されなければならない」

ボフダニフカ村に住む46歳の女性(安全上の理由から報告書では名前を伏せている)によると、3月9日の夜、彼女とその家族(夫と10歳の娘、義母)は階下で銃声を聞いた。彼らはロシア軍に対して、自分たちは非武装の市民だと叫んだという。階下に降りると、家の中に入ってきた2人のロシア兵が、彼らをボイラー室に押し込んだという。

「彼らは私たちを無理矢理中に入れ、ドアをバタンと閉めたのです。そのすぐ後に、彼らはドアを開け、夫にタバコを持っているかどうかを尋ねました。彼が『いや、ここ2週間は吸っていない』と答えると彼らは夫の右腕を撃ちました。もう一人が『とどめを刺せ』と言って、頭を撃ちました」と彼女は言った。

「夫はすぐには死にませんでした。午後9時半から午前4時まで、意識はなかったが、まだ息はしていました。私の声が聞こえるなら指を動かして、と言っても彼は指を動かさしませんでした。私は彼の手を私の膝の上に置き、握りました。血が流れ出ていました。彼が息を引き取ったとき、私は娘に向かって『パパが死んでしまった』と言いました」

隣人はこの話を裏付けるように、ロシア軍が彼女の家に侵入し、夫の遺体が「ボイラー室の隅にある」のを見たとアムネスティに語ったという。女性と娘は村を出ることができたが、81歳の義理の母は移動が難しかったため、逃げることができなかったという。

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