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投資の神様、ウォーレン・バフェットが2021年に行ったこと

※本記事は、2021年12月29日に公開した記事の再掲です

ウォーレン・バフェット。

ウォーレン・バフェット。

Carlos Barria / Reuters

  • バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットCEOは2021年、2つの大規模な投資をしたことを明らかにし、過去の間違いを認め、投機家に対する不満を漏らした。
  • また、税金の支払いについて自らを擁護し、アップル株で大儲けをした。
  • ビリオネアの投資家、バフェットに関する2021年の8つのハイライトを紹介しよう。

著名な投資家でありバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)のCEOであるウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は、10億ドル規模の投資を2つ行ったことを明らかにし、いくつかの間違いを認め、2021年の市場で投機が横行していることを嘆いた。

また、税金問題を乗り越え、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の評議員を辞任し、チャーリー・マンガー(Charlie Munger)との数十年にわたる友情を振り返り、アップル(Apple)の投資額が急騰するのを目の当たりにした。

以下でバフェットに関する2021年のハイライトを8つ紹介しよう。

シェブロンとベライゾン

ウォーレン・バフェット2

CNBC

バフェットの2021年は、2月に第4四半期のポートフォリオを更新することで華々しくスタートした。ここ数カ月で密かに買っていた銘柄は何かと問われた彼は、シェブロン(Chevron)に41億ドル、ベライゾン(Verizon)に86億ドル出資していることを明らかにした。

バークシャーはまた、ポートフォリオで最大のポジションを占めるアップル株を6%減らした。さらにウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)の保有株を半減させ、2020年にポジションを減らしたJPモルガン(JPMorgan)PNCM&Tの各行から撤退した。

株主への手紙

ウォーレン・バフェット3

YouTube / University of Nebraska–Lincoln

バフェットは2月、株主への年次書簡を公開した。その中で、2016年にPrecision Castpartsを買収した際の価格は割高だったことを認めた。また、バークシャーの子会社の多くを誇らしく語った。さらに、同社の株を長期で保有する株主とミーム株や仮想通貨などの流行りの資産に群がる投機家たちを比較した。

バフェットの書簡からの優れた言葉はこちらから。

年次総会について

ウォーレン・バフェット4

アイスクリームを手に持ち、記者団と話すウォーレン・バフェット。2014年5月3日、ネブラスカ州オマハで行われたバークシャー・ハサウェイの年次総会で。

REUTERS/Rick Wilking

バフェットは5月に開催されたバークシャーの年次株主総会で、新人トレーダーに付け上がるなと警告し、市場に掘り出し物がないことを嘆き、インフレに警鐘を鳴らし、「それなり」の株を買っていることを認めた。

彼は、株式市場をカジノのように扱う人が急増していることにも苦言を呈した。またアップル株を減らしたこととコストコ株を売却したことは間違いだった可能性が高いと認めた。さらに、アメリカの「4大航空会社」の株式を2020年4月にすべて売却したことで、それらの救済を回避したことを示唆した。

バークシャーの年次総会での名言はこちらから。

税金騒動

ウォーレン・バフェット5

Getty Images

6月、ProPublicaがアメリカの富裕層の確定申告書を入手し、バフェットが2014年から2018年の間に連邦所得税を2500万ドルしか払っていないと報じたことから、バフェットは非難を浴びた。

それに対し、彼は純資産の99%以上を慈善事業に寄付することを公約しており、2006年以来、バークシャーのクラスA株の約半分をすでに寄付していると指摘し、自らを擁護した。

ゲイツ財団

ビル・ゲイツ(左)とバフェット

ビル・ゲイツ(左)とバフェット。

Paul Sakuma/AP Photo

バフェットは6月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の評議員を辞任し、財団の活動にはほとんど関与していなかったと説明した。また、自社を除く、すべての企業の役員も退任したと述べた。

さらに、ゲイツ財団を含む5つの慈善団体に、毎年合計41億ドルを寄付していることを強調した。

チャーリー・マンガーとの友情

チャーリー・マンガー(右)とバフェット。

チャーリー・マンガー(右)とバフェット。

SCOTT MORGAN/REUTERS

6月に放映されたCNBCのインタビューで、バフェットとビジネスパートナーのチャーリー・マンガーは、数十年にわたる友情について語り合った。

2人はロビンフッドを痛烈に批判した。マンガーはアルケゴス・キャピタル(Archegos Capital)がメルトダウンしたことから、デリバティブ取引に対する規制強化を訴えた。バフェットは、マンガーがバフェットの人生に与えた多大な貢献を強調した。

その際の言葉はこちらから。

買い戻し、現金化、株式売却について

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REUTERS/Rebecca Cook

バークシャーの第3四半期決算は、2021年がバフェットにとって、買い時の銘柄や事業を見つけるのがいかに困難であったかを浮き彫りにした。そのため、バフェットは現金を蓄え、自社株買いを活発化させている。

バークシャーは2021年9月30日までに70億ドル分の株式を売却し、2021年中に過去最高の250億ドル分の株式を買い戻す予定であることを明らかにし、その現金保有額は前例のない1490億ドルにまで拡大した。

アップルへの投資

ウォーレン・バフェット7

AP Images

バフェットの2021年最大の成功は、アップルへの投資かもしれない。

バフェットは2016年から2018年にかけて、アップルに360億ドルを投じた。アップルの株価は2021年も約30%上昇し、12月中旬の時点でバークシャーの持ち株の価値は1500億ドル以上になっている。

[原文:Warren Buffett revealed 2 big bets, defended his tax habits, and admitted several mistakes this year. Here are his 8 highlights of 2021.

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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